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9.真実へ向かう為に
『更新』
小淋のろっこん『神様の手帳』が発動する。それは自動筆記される未来である。
『4番目にすれ違う女性から手がかりを得る』
と、彼女のスケッチブックに書かれる。
「地下のことやこの世界のことを聞けたりするのかしらね」
それを覗きこんだ優華が訊ねる。
『わかりません。ですが、脱出の糸口かもしれませんから』
慎重な返事を返す小淋。
「1人、2人、3人……。おそらく彼女だな」
周囲を警戒しつつ刀がすれ違った人間をカウントする。該当する女性は深いスリットの入ったチャイナドレスの女性であった。
「私が聞いてくるわ。刀は浅山さんをお願い」
優華はそう言って女性に近づく。
「こんばんは。ちょっと宜しいですか?」
と、丁寧に挨拶をする優華。
「はい、何でしょう。こんな夜更けにナンパかしら、うふふ……」
色気たっぷりに女性は返事をする。雰囲気からして娼婦のようだった。
「ナンパじゃないです。ええっと、ここ、九龍についてお聞きしたいのですが」
きっちりと優華は否定し、質問を開始する。
「そんなに私も詳しくはないんだけどね」
九龍の人間にしては珍しく柔和に微笑む女性。
『いい人そうですね』
少し距離を置いて、小淋は刀に尋ねる。
「部長がそう思うのならそうかもしれないな。俺はそういう機微は分からん」
と、刀。
「……」
「……」
小淋と刀が会話している間にも優華と女性の対話は進んでいく。
談笑でもしているような穏やかな雰囲気で数分間の対話は終了した。
「どうだった?」
刀が質問する。
「上々よ。逆巻さんのところに戻ってから整理しましょう」
満足そうに頷く優華。
『帰り道も何事もないとよいですけど』
少し心配そうな表情を浮かべる小淋だった。
一方のブリジットたち。
「やっぱり地下が気になる」
円が歩きながら疑問を言葉にする。
「そうね。出口が門と屋上だけなら地下にも出口が在ってもいいはずね」
ブリジットが同意して頷く。彼女が工面した金銭での情報収集の傍ら、こういった推理を2人は行っていた。
「……ガス臭くないかしら?」
蛇那伊が2人の会話に割り込むように口にする。彼は護衛に徹して、周囲の警戒を一手に引き受けていたので誰よりも早く異変に気付いたようだった。
「ガス漏れ?」
と、円は首を傾げる。
「早めに切り上げて、天野のところで情報を纏めて動いたほうがいいかもしれないわね」
起こりうる可能性を踏まえてブリジットは冷静に判断する。
ガタガタガタ。
立て付けが悪いのか天野が作った拠点の扉を開けようとして揺らされる。
「ん……」
扉下部の床まで含んだ魔方陣に立ち、天野がろっこん発動の為に構える。
バンッ。
扉が開け放たれ、誰かが入ろうとしたのを目視したその瞬間、彼の『裏切りテリトリー』が発動する。
「方向の反転ってね」
天野は侵入者の移動方向を反転させる。
「……なんだ、むっつりか」
侵入者は帰還しようとしていた刀だった。それを確認して天野はろっこんを解除する。
「むっつり言うな。お前、わざとやっただろ」
と、刀。
「気のせいだよ」
僕は知らないよ、と言わんばかりに肩を竦める天野。
「はいはい。じゃれあうのはいいから、全員戻ってきたら相談を始めるわよ」
優華が続けて拠点に入る。その後ろに小淋が続く。
「あら、だいたい一緒くらいかしら」
ブリジットたち3人も刀たちの帰還からほとんど間を置かずに戻ってくる。
「時間もないからね」
天野が携帯で時間を確認しつつ呟く。
『始めましょう』
小淋がスケッチブックで会議の開始を宣言した。
「住人の認識は九龍城砦で間違いないわ」
と、椅子に座りながらブリジットが断言する。
「ええ。それはこちらでも確認済み」
ブリジットの言葉を受けて壁に背を預けた優華が頷く。
「次に、九龍の地形把握は難しいね。みんな生活圏内のことは知ってるみたいだけど、全体の見取り図なんかは地図を作って売るような人じゃないと難しいみたい」
続いて円が口を開く。彼女の横では蛇那伊が静かに立っている。
「そうだな。故売屋で地図を売っていたかもしれない」
木刀を支えにするように床に突き立てた刀が率直に言葉にする。
「……でも、今から買いに行くには時間が勿体ないわ」
少しバツが悪そうにブリジットが答える。換金とともに情報を買う手もあった、と。
「そうだね。時刻は2時。地下の情報は何かないかな?」
魔方陣の中に立ったまま天野が訊ねる。
「地下は知らないって言う人間ばかりだったな」
と、刀が答え、ブリジットと円が頷く。
『優華さんが訊ねた人は地下の行き方教えてくれたんでしたっけ?』
小淋が優華に話を振る。
「ええ。彼女も地下は知らないと言っていたわ。行き方は知っていたのに」
腑に落ちない表情の優華。
「商売相手に教えてもらったという可能性もあるよね。彼女は娼婦っぽかったんだろう?」
天野が可能性を指摘する。
「なんというか話し方が意図的だったというか、そこだけ『制限されている』ような印象だったのよね。禁忌に触れるようなっていう表現でいいのかわからないけど」
優華は否定するように首を横に振る。
「やっぱり地下が怪しいよ」
主張するのは円。
「作為に人為的なものがあるとすれば、誰かのろっこんと考えるのが妥当な線かしらね」
椅子に座ったまま腕組みをしてブリジットは思考する。
「誰かのろっこんによる夢の中か、もしくは思い出の中かもしれない。もしそうだとしたら記憶が関連する、興味深いね」
と、天野が続く。
「……危険かもしれないが地下へ向かって真相を解明する。で、いいか?」
刀が意見を纏めてそう告げる。
反対するものはいなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
深城和哉
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月14日
参加申し込みの期限
2013年07月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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