this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
三不管ノスタルジア
1
2
3
4
5
…
24
つぎへ >>
1.三不管へようこそ
決して上品と言えないデザインの赤いネオン灯が不規則に明滅を繰り返す。その周囲を羽虫や蛾が飛び交い、時には感電するのか熱にやられるのか地面へと墜落していく。
地面は舗装された部分、建物の屋根となった部分、舗装されずに盛り土だけで高さを維持している部分など様々だが、その多くは生活排水などで湿り気を帯びるか小さな水溜りを作っている。
「ふぅ……」
と、息を吐くのは灰色の髪とお揃いのレインコートと長靴を履いた女子。切れ長の瞳を伏せるようにすれば、どこか憂いを帯びた蟲惑的な雰囲気を漂わせている。
彼女は
エレノア・エインズワース
。深夜の雨の中、コンビニへ行く最中に異世界へと放り込まれたのだった。
「空気が重いですね」
そう言うと彼女は周囲を見渡す。
低い天井、狭い通路の圧迫感。建物同士が折り重なるようにして、スペースを埋め、互いの入り口や窓などを閉塞しあっている。その結果、自然な対流が起きず空気が澱のように停滞しているようだった。
それだけではない。この世界の住人の持つ退廃的な雰囲気なども含めて相乗的に彼女のような異邦人に違和感を与えている。
「時刻は23時過ぎ……。何としてでも脱出しなくてはいけません」
腕時計を確認した彼女はレインコートのフードを目深に被り、屋上へ向かう為に歩き始めた。
上層から漏れ出るようにして滴り落ちる汚水はひび割れたコンクリートに独特のシルエットを描いている。わずかな傾斜が水の流れを作りさらに階下へとより濃縮された汚水として零れていく。
「まったく、汚らわしいところね。ドレスが傷んでしまうわ」
足元に広がる泥水を避けるように歩くのは
ブリジット・アーチャー
。星ヶ丘のレストランへ行く途中だったらしく、蒼色のナイトドレスに上品な丸傘といった装いである。その佇まいはとても典雅でブリジットの西洋人の外見も含めて九龍ではとても目を惹く存在となっていた。
カツカツとパンプスを鳴らしながら、彼女は思考を巡らせる。
(九龍……かつてイギリス領だったわね。まずは状況確認と情報収集を優先すべき)
自身の方針を定めながら、彼女は立ち止まる。
なぜなら目の前には2つの見知った顔があったからだ。
「やっほー」
と、笑顔を見せるのは
桜庭 円
。普段着のゴシックロリータもまた人目につきそうである。
「やぁ」
円の隣で軽く手を上げるのは
御剣 刀
、ジャージにTシャツといったシンプルな格好に加え、手には木刀が握られている。
「……」
三者三様、顔を見合わせる。
「なんて格好でこんな場所に来たのかしら」
ブリジットは腰に手を当てて、呆れたように。
「それがお互い様じゃないかなー」
背の低い円は2人を見上げるようにして。
「木刀を持ってこれたのは幸運だった」
と、鈍感な刀は2人の言葉の真意を量り損ねる。
「ともかく、まずは状況の確認と情報収集すべきね」
ブリジットはそう宣言する。
「この調子だと巻き込まれた人はけっこういるんじゃない? 合流したほうがいいかも?」
と、円がブリジットの言葉に頷きながら提案する。
「桜庭、アーチャー。ここじゃ目立つ。合流するにしても拠点を作って腰を据えて動こう」
2人の格好を交互に見ながら刀はそう言った。
木刀持ったTシャツ男というのもそれはそれで目立つということには気づいていないようだった。
「あ、あれ……? あわわ!? ここはどこですか~?」
両手にドラッグストアのビニール袋をぶら下げたまま九龍へと迷い込んだのは
添木 牡丹
。ぼさぼさの髪の下の瞳は不安と卑屈さを帯びている。
「誰か居ませんですか~?」
と、牡丹は周囲を臆病に警戒をしながら歩く。
とはいえ彼女のことである。
「あうう、こんな場所1人じゃ……ああっ!」
まずは、地面にむき出しにされたパイプに躓く。
派手に転びながら両手のビニール袋の中の薬品やら包帯やらガーゼやらピンセットやらをぶちまける。
転んだ先には当然のように汚水。
「あうう……私ってほんとどじですぅ……」
水を吸ってしまった制服の不快さに耐えながら彼女はばらまいてしまった医薬品たちを拾い集める。
その多くは不運にも水の中に没していたり、壊れてしまっていたりしたのだが。そんな隙だらけの彼女の背後に不穏な気配が1つ。
彼女の不運はまだまだ始まったばかりであった。
1
2
3
4
5
…
24
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
三不管ノスタルジア
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
深城和哉
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月14日
参加申し込みの期限
2013年07月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!