this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
三不管ノスタルジア
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
…
24
つぎへ >>
8.迷い鳥とヒーロー、そしてワースト
「鳥さんがいませんね……」
鳥を頼りに行動をしようと考えていたのは鳥が好きな女子学生
御巫 時子
。鳥と会話できるろっこんも持っている。
だが、九龍城砦の中層という場所柄、鳥が飛来しにくい場所であり、通行人に聞いてみても焼き鳥屋を知っていると返事が来る状態にあった。
「困りましたね……」
携帯で時刻を確認すれば午前1時。時間だけは無情にも過ぎていく。
ただ、若い女子であり制服という目立つ姿の彼女が今まで襲われていないのは僥倖と呼んでも差し支えないだろう。
「せめて空が見えるような場所に行ければ……」
時子はそう言って見上げる。圧迫するように低い天井の隙間から見える空間はやはりさらに上の階層の建物やら、よく分からない配管などによって視界が遮られている。
夜行性の鳥というものも少なく、特にこういった都市部を夜間に飛来する鳥はさらに限られる。
「ともあれ屋上を目指しましょう……」
ポケットの中のクッキーに少し触れて彼女は歩き出す。クッキーを与えることができるような鳥さんに出会えますようにと願いながら。
「よっと、1人かい?」
寝子島高校の制服はさすがに目立つのか、仲間を探していたと思しきツンツン頭の男子
風雲児 轟
が無邪気な笑顔で時子に話しかけてきた。
九龍城砦の悪意ある住民を警戒してか、轟は堂々と立っていた。
「はい……」
と、時子は頷く。
「俺も1人でね。こうやって1人で行動してるやつのこと放っておけなくてな。おっと、ナンパじゃないんだ」
轟はまっすぐな気持ちで正直に話し、さらに言葉を続ける。
「屋上へ向かっているんだ、一緒にどうだ?」
と、轟は天井を指差しながら訊ねる。
「そうですね……。何のお役にも立てないかもしれませんがご一緒しましょう」
時子は再び頷いた。
一方で、屋上へ向かう経路を先行しているグループがあった。
それはワーストの3人、龍八、ジニー、ヨハンである。彼ら3人は地図を入手したこともありスムーズに屋上へと歩を進めていた。
「あの店主の地図がこんなに役に立つとはねぇ」
ジニーが煙草を咥えたまま呟く。細い足場の通路には彼のろっこん『蜘蛛の糸(スパイダー・チェイン)』で一時的に補強していく。店主の地図は九龍の全体図は無かったが、局地的に仔細に書き込まれており、注釈まで加えられていた。
「使えるものは使う。限定的だが配管まで書き込んであるのは俺も驚いたがな……」
そう言いながら龍八は彼の真横を通っている管を確認する。それはガス管だった。
「ジニー、暫く禁煙だ。ヨハン、発砲の際には風上か確認を怠るな」
龍八はそう宣言すると、近くにあった鉄棒でガス管を叩く。一回、二回、三回……。
空気が抜けるような音とともにガス管にわずかな切れ目ができる。
「ま、後で吸えるなら我慢するけどさ。俺のろっこんも発動できなくなるぜ?」
仕方ないといった素振りで吸いかけの煙草を投げ捨てるジニー。
「……」
ヨハンは沈黙したまま頷く。
「屋上に向かいながら数箇所に仕込んでいく。次へ行くぞ……」
と、龍八。鉄棒は適当に捨てていく。
「何やってんだ、てめぇ?」
ガス管を叩く音を聞きつけたのかチンピラらしき男たちが数名、彼らの行く手を塞ぐ。
「【クラリック】、頼むわ」
頭の後ろで腕組みをしてジニーはヨハンに指示をする。龍八は男たちを路肩のゴミを見るような目で見ている。
「……」
ヨハンは頷いて利き腕に拳銃を、逆の手にはエアガンを持ち、横に構える。武器の差はあれど二挺拳銃である。
「ガキがホンモノ持ってるわけねーよな! ギャハハハハ!」
と、笑い出すチンピラ。
「……」
視線だけでヨハンは龍八に確認を取る。
(……殺してもよいか)
という問いに対して。
(邪魔をするものには慈悲はない)
龍八は躊躇いなく頷く。
バンッ。パンッ。
乾いた2発の発射音が狭い通路に響く。
「うぐっ……」
チンピラの1人は胸元に赤い花が咲き。
「いて!」
エアガンで撃たれたほうは短い悲鳴を上げる。
ヨハンの拳銃を持った腕は反動で後ろに持っていかれているが、エアガンのほうはそのままの姿勢を保っている。
「片方ホンモノじゃねーか! ざけんな……!」
撃たれたチンピラが事切れていることに焦りながらチンピラたちは罵声を上げつつも引き下がる。
「追う必要はない。早めにこの場から離れるぞ」
まるで何事もなかったようにワーストは死んだチンピラに目もくれず先を急ぐ。
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
…
24
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
三不管ノスタルジア
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
深城和哉
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月14日
参加申し込みの期限
2013年07月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!