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10.迷子たち
「先輩、大丈夫かなぁ……」
老朽化した階段を一足飛びに下りつつ萌は心配そうに呟く。先ほど、萌を逃がす為に囮になったセルゲイの身を案じたのだ。
「とは言っても、もう後戻りできないし。っていうか、臭いし、気持ち悪いし、何か足元もなんかぐんにょりしてるし!」
どうにも九龍の空間に馴染めない萌は思わず目を瞑り、嗅覚を遮断する。彼女のろっこん『五根無我』の発動である。
「ふぅ、とりあえずマシか。匂いなんて分からなくても多分大丈夫。多分」
と、自分に言い聞かせつつ移動をする。
「とりあえず、一定の方向へ向かえば着くよな?」
階段を見つけたらとりあえず下りて、ある程度下層まで辿り着いた彼女は一定方角へと直進しようとする。
もちろんまっすぐ進める場所もあれば迂回せざるを得ない場合もあり、結果的に彼女は一定方角へ向かっているつもりになっていた。
「うう、ヘタに人と接触すればロクなことにならない気がするし、何処までいけば出口あるんだよ……」
歩けど歩けど、景色は何処か影のある禍々しさ。嗅覚を遮断していることによって異臭や悪臭の苦痛は減ったが、薄暗さによる視界の狭さや人が住んでいるのか分からない建物などを目にするのは彼女を精神的に追い立てていく。
「あー、もうだめだ! 足元も気持ち悪いし、何かに触れるのも不安だ!」
彼女はさらに触覚も遮断する。湿った地面の不快感や移動に伴って朽ちた建材に触れたりするのが耐えられなくなったようだ。
「……あー」
そして彼女は自身の失策に気付くのは混乱の果てにさらに時間が経ってからだった。
触覚を遮断するということは歩いている感覚を失うということである。
その結果は……。
鏡箕 萌
:【脱出失敗】
「あううう……」
派手にすっ転んだ牡丹は気が付けば豚のように肥え太った男に迫られていた。
「がわい゛い゛女の子だ。げひひ……」
滑舌の悪い声で豚男が声をかける。
「え、いや……! まさか、乱暴する気ですか!?」
おそらく何日も風呂に入っていないだろう体を押し付けるようにしてくる男。必死に距離を取ろうとする牡丹。とはいえ転んだばかりで立ち上がってもいないので、濡れた制服が体に張り付いて思うほど距離は取れていない。
「い゛い゛匂い゛ずるだぁ!」
思わず覆いかぶさろうとする豚男。
「やめて! 同人誌みたいに乱暴するんでしょう! オークに捕らえられた姫騎士みたいに屈辱を与える気なんでしょう!?」
と、牡丹は両手を前に出して迫る豚男から抵抗しようとする。
「ぶひぃぃぃぃ!」
飛び掛る豚男。逃げようとする牡丹。そして牡丹の動いた先にあるのは硬そうな鉄の板。
ゴツン。
「……あ」
あっさりと鉄板に頭をぶつけた牡丹の意識は途切れる。
「気絶してい゛る間に゛お持ち帰りするだぁ!」
豚男は喜んで抱きかかえようとする。男の脂ぎった腕が牡丹の手や足に触れようとする。
が。
「キャハ♪ こんばんは、卑しい豚さん♪」
牡丹の気絶とともに彼女の裏人格である『のばら』が目覚める。瞳は爛々と輝き、口元には邪な笑み。
「起ぎだ!? でも、もう僕のもんだぁ!」
豚男は立ち上がった彼女の豹変に気付かず抱きしめようとする。
「お触りは禁止ですよ?」
近づいた豚男の鼻先に『のばら』はメスを突きつける。
「うひぃ!」
豚男が驚き急停止したところに『のばら』は背中からの体当たりを行う。それは言わば鉄山靠と呼ばれる技であった。
ドンッ。
彼女の2倍くらいの体重はあろうかという豚男はあっさりと尻餅をつく。水溜りの汚水が派手な飛沫を上げ、豚男と『のばら』を濡らす。
「おっほおおお、女の子の体柔らかい゛い゛い゛」
しかし喜びを見せる豚男。異常性癖なのか薬物依存なのかそういった類の様相にも見える。
「とりあえず、死んでくださいます? それとも、のばらちゃんを楽しませてくれます?」
顔に包帯を巻きながら『のばら』は豚男の股間を踏みつける。その動作は地面に落ちた煙草の吸殻を靴で踏み潰し消火するときのようなものだった。
当然……痛い。
「うひょおひぎぃぃぃぃ!」
苦痛と快感が混ざり合った気持ちの悪い声を上げる豚男は目を見開き、鼻水、そして唾液を垂れ流す。
「豚ちゃんのお味はどんな味♪ 切って開いて、柘榴の果実にしちゃいましょう」
彼女のメスが怪しく煌く。
サク。
豚男の腹部に浅くメスを刺し入れる。
「うひぃぃぃぃ!」
男の分厚い脂肪に阻まれ、挿入感はあれど痛みを感じていないようだった。
『のばら』は男の上げる悲鳴にゾクゾクした何かを感じつつ、時折自身を抱きしめるようにして恍惚の表情を浮かべる。
「オペをはじめまァス!」
メス、鑷子に鉗子……手術に用いられる器具を彼女は取り出し始める。
「すぐに死んだらダメですからねェ?」
『のばら』式無麻酔手術の開始だった……。
添木 牡丹
:【脱出失敗】
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
深城和哉
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月14日
参加申し込みの期限
2013年07月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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