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岡瀬 靖久
は星ヶ丘でダンス教室を営んでいた。生徒達と共に軽やかに踊る。時に厳しい指摘を入れた。模範となる踊りは静と動を体現して一同の目を釘付けにした。
「昼の休憩に入る」
靖久の声で生徒達は床にしゃがみ込んだ。項垂れた姿で荒い息を整えていく。
「ちゃんと休んでしっかり食べるように」
靖久は生徒達に労いの声を掛ける。軽快な足取りで逸早く教室を後にした。
自宅に繋がる道を靖久は歩いていた。とても遅く、途上で足を止めた。
――いつもは自宅で昼を食べるのだが、今日は用事で家に誰もいない。一人で侘しい昼食は気が進まないな。
方向を変えた。洒落た店が建ち並ぶ通りに入っていった。
香ばしい匂いが鼻腔を擽る。ステーキハウスであった。靖久は素通りした。
――食欲はある。でも、肉ではない。この気持ちはなんだろう。
甘いタレの匂いが濃くなる。鰻を扱う店は見るだけにとどめた。焦燥感に駆られた足が速度を上げる。
靖久は一方を向いた。足が突然に止まった。表情は困惑している。眼鏡の奥の目が少し泳いでいた。
――カフェに見える。可愛らしいポップによると、パフェに自信があるらしい。
「この僕がパフェ……」
呟いた瞬間、身体が震えた。口元が緩んでいる。一歩、踏み出して顔を左右に振った。
店内は若い女性客で賑わっていた。窓際に座っていた少女は黄色いシロップが掛かったパフェを美味しそうに食べている。
――この僕が入れる店ではない。トレーナー姿だし、でも、パフェが気になる。
靖久は思い悩む。一歩の勇気が踏み出せない。
突然、手を握られた。
「パパ、早くパフェを食べにいくの」
「パパって。メリーさんだよね?」
おかっぱ頭の女の子は黒い艶やかな瞳を向けてきた。水色の着物に愛らしい金魚が描かれていた。
「パフェを食べたくないの?」
「食べたくない、ことはないけど」
「お化け屋敷に入りたいの?」
「それは絶対にない!」
過去
のことを思い出し、靖久は全力で否定した。女の子は口元で微かに笑った。握っていた手を振ると、先に歩き出す。
半ば連れ込まれるようにして店に入っていった。
二人は窓際の席に案内された。周囲からは親子連れと認識されているようで注目を浴びることはなかった。
向かい合って座ると靖久はテーブルに置かれたメニューを押し出した。
「メリーさん、今日は僕が奢るよ。好きなのを選んでね」
「これにするの」
メニューを倒して一つを指差す。
「トロピカルパフェのデラックスね。量が多そうだけど、だいじょうぶ?」
「平気なの。パパの奢りだから別次元腹なの」
「それは凄そうだ」
通り掛かったウェイトレスを靖久が呼び止めて注文した。自分用には『いたずらコグマのスィートパフェ』を選んだ。
程なくして二人の前にパフェが運ばれてきた。
「いただきますなの」
女の子は備えられたスプーンを手にした。
靖久は相手の白い頂を驚きの表情で見ていた。
――僕の頼んだパフェよりも量が多いんだけど。
「パパ、早く食べないと溶けるの」
「そ、そうだね。食べるとしよう」
いつの間にか、パフェの横から女の子がこちらを覗いていた。靖久はスプーンを手にしてパフェを食べ始めた。
「甘いんだけど、口に長く残らない。いくらでも食べられそうだ」
スプーンの動きが早くなる。靖久は渋い顔でこめかみを中指で押さえた。
「これをくださいなの」
前からの声であった。靖久は驚いて目を見開く。ウェイトレスに空の器が運ばれていった。
女の子は何事もなかったかのように座っている。
「……食べるのが早いね」
「普通なの」
「は、はは、僕が遅いのかな」
靖久は自分のパフェを掻っ込む。食べ終わる前に新たなパフェが運ばれてきた。
「こちらがパーティー用のパフェ、『みんなのハッピーパフェ』になります」
「こ、これは何人用になるのですか」
震える声で靖久が聞くとウェイトレスはにこやかに、十人用です、と返してきた。
「いただきますなの」
女の子は立ち上がった。白い尖端をスプーンで掬って口に含む。
「美味しいの。次はこれにするの」
食べながらメニューの一品を指差した。
目にした靖久は小刻みに震える身体で、ははは、と乾いた笑い声を上げた。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月11日
参加申し込みの期限
2018年09月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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