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黒い指先 ――三つ目の願い――
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●廃墟と月光
ねこったーの情報のみで、何を準備する事もなく真っ直ぐ現場へ向かった
蛇沼 風弥
、続いて
青物 といき
、そして初動の早かった
如月 庚
、
御剣 刀
、
御風 不二夫
は他の者よりも、先に廃ビルに到着していた。
不二夫も、といきや刀と共に、九夜山の変死体事件の顛末を見届けた仲だ。
月明かりが照らすのみの不気味な暗さの中、白く浮いたルクスの体が小さな点として、すぐに彼等の目に留まった。といきは幽霊達に躊躇したが、幽霊を認識する事が出来ず、また以前ルクスを目にした事がある風弥は、すぐにそれがルクスで、傍に未央が居るのだと気付いた。バイクを停めると、ルクスの見える方へ急ぐ。
「おい、突っ込むと危ねえぞ!」
庚の忠告には耳を貸さず、どんどん先を行く風弥。その背中は、すぐに小さくなった。
「きっぷのいい姉さんだな……」
そう言う不二夫にも、幽霊は見えない。飛び交う物質を、視認しているのみだ。
「何が起こってんだ、一体?」
列を成す幽霊に、庚は状況を飲み込もうと見回した。
庚は
変質者・もれいび狩り事件
の双方に関わり、ただの変態だと思っていたゴローのしていた事が、ろっこんを行使する為の算段と知った。
下らない欲望を満たすためだけに、何の罪もない一家の幸せを踏みにじった、快楽殺人犯。考えただけで、腸が煮える。
だが両親を殺され、誰よりも復讐したいと思っているのは、さとみだろう。
だから自分の手を怒りのままに振り下ろす事はせず、さとみの生きる目的を模索し、ゴローに裁きが下る道を模索するつもりだった。その方法は……彼自身が実行させるのに、ためらいがあったけれど。
「な、なにか変なものが蠢いてるのにゃ……」
ぼうっと見える、蒼白の顔に といきが思わず身震いする。
「この廃墟のどこかに、さとみが居るのか。まずは、それを探さねぇとな」
呟いた庚の肩を、刀が咄嗟に掴んだ。
「さとみ……? さとみがここに来ているのか!?」
「あぁ? 何だよ、知ってて来たんじゃねえのか? ねこったーに救援要請が、あったろうが」
不二夫に突っ込まれて、刀は慌てて携帯を操作する。
「本当だ……両親の仇? 誰があの事故を、人為的な物だと教えたんだ?」
「状況的に、どうやら犬飼って言ったか? もれいび狩りのヤローに連れ出されたらしいぜ」
「なん、だって……?」
「逆巻から、メール着たんじゃないのか?」
「……読んだけど、気づかなかった」
焦って、読み飛ばしてしまっていたらしい。
愕然と立ちすくむ刀の横で、不二夫が憤る。
「……何が復讐だ。
あの子はそんなもんと関係なしに、これからの人生 生きていくはずだったんじゃねーのか?
古傷を抉るような真似しやがって……」
「どうやら奴に近づく程、飛び交ってる物の密度が濃くなるみてぇだな」
目を細めて凝視する庚は、いち早くそれに気付いて様子を伺う。
離れていれば、巻き込まれる事もあるまい。建造物の陰に身を隠して、再び携帯を取り出せば、こちらにも以前一緒に行動した
逆巻 天野
から、事の顛末がメールで届いていた。
「やれやれ……こいつは厄介だぜ」
といきも庚に習って、点滅を繰り返す携帯を取り出した。
急ぎメールに目を走らせ、いつになく深い息を吐く。
「くだらないこと考えて、ごくろうだにゃ。偶々拾った力に頼るなんて、あほらしいにゃ」
といきは近辺にいくつか建つ、廃ビルを見上げる。
きょろきょろと見回せば、ストロベリーゴールドのエクステが頬をくすぐる。
そしてビルの一棟からのみ、幽霊がすり抜けてくるのに気付いた。
「見て、全部あそこから出てくるにゃ。さとみちゃん、あのビルかにゃ……?」
「ああ、ナイス着眼点。幽霊は犬飼に気を取られてるみてぇだし、この隙に突っ切るか?」
庚が残るメンバーに振り返る。今なら横切っても平気だろう、多分。
「ちょっと怖いのにゃ……でも、行くのにゃ」
頷き合い思い切って陰から飛び出せば、思ったとおり幽霊は付いてこない。
「うん、さとみちゃんを見つけて連れ帰るだけなら、きっと出来るのにゃ」
身を屈めて駆け出す といきを、庚が追う。
「心配すんな、何かあったら俺がどうにかする。これでも腕っ節には自信がある」
庚の言葉は、実力に裏打ちされている。
「俺も盾になれるぜ」
不二夫も併走した。
顔の前で腕を交差させれば、ろっこん【ダーティー・アストロアーム】の力で、不二夫の両腕は体のサイズには不釣合いな程 大きい機械仕掛けの腕に変貌する。
味方として これ程心強い男達は、そういないだろう。といきも安堵した。
「頼もしいにゃ」
「御剣、来ないのか?」
付いてこない刀に、庚が問う。
「ああ、さとみの事は頼んだ。俺は、犬飼を止める」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
前回シナリオ
黒い指先 ――透明な檻――
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月07日
参加申し込みの期限
2013年09月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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