その日。
弓弦原 譲の元に、あの妹という名のストーカーから、またしても大量のお手紙が舞い込んだ。
譲のろっこんは、妹から届いた手紙で発動してしまう。
「全く。あいつのブラコンにも、困ったものだな」
譲は仕方なく
『不幸の手紙』で子供化した姿のまま往来を歩いていたのだが。
そんな譲に、談笑していた街のお年寄りが声を掛けてきた。
「坊や、一人かい? 最近は寝子島も危ないから、あんまり一人で出歩いちゃあいけないよ」
「遅くなる前に、うちにお帰り」
また子ども扱いか。辟易しつつも、不思議なもので。
声を掛けてくれたお年寄り達に、悪い気はしない。
軽く会釈をし、通り過ぎようとした時、彼らの噂話が耳に入った。
「回覧板でも、
一人の子供を狙って声を掛ける変質者が出るから注意しろって話だなぁ」
「そうよ。うちの嫁さんも心配して、子供が出かける時ぁ、必ず付き添ってんだ」
「そう言やあ、ちょっと前にも九夜山で、
夫婦の変死体が見つかったとか」
「ああ、車ごと海に突っ込んで、行方不明になっていた死体がどうとかって話だろ?」
「こないだもシーサードタウンで
傷害事件があったとよ」
「おっかないなぁ……」
「……」
「…………物騒な世の中になったもんだ」
後日、譲は同級生の
飯田 幸から、別の噂を耳にした。
「譲君は、聞いたことある? 私も偶然、道に迷って一人でシーサイドタウンにいた時に、歳の近い男の子に聞いた話なんだけど。最近、
夜のシーサイドタウンで一人で居るもれいびばかりが、襲われる事件が起こってるんだって。気をつけなよって、注意されちゃった。……何だか怖いね」
「そうか。何のために、そんなことをしているのかは知らんが、勘のいいもれいびは、もれいびがわかるという話だからな。狙い撃ちも、有り得ない話じゃない」
「うん。ホラ、ねこったーにもそういう話が出てるよ?」
覗き込めば。
なるほど、同じような内容の話が踊っている。
――夜のシーサイドタウンで、誰かが一人で居るもれいびばかりを襲っているみたい
――え、マジ? またもれいび狩り?
――ホントだよ、しかもそいつは「自分を怪人セブンだ」って名乗ってるんだって
メシータです。
お手数ですが、起こっている事件がどちらも探索系なため、アクションが【変質者事件】に関わる内容なのか、【もれいび狩り】に関わる内容なのか明記してください。どちらにも関わらない行動は、【その他】でお願いします。
ガイドに出ているねこったーの書き込みは焼きスルメマスター著の怪人セブンの断罪で扱われた、メールマガジンの外部で行われています。
【場所】
変質者事件
旧市街・シーサイドタウンが中心になります。
一人で居る小さな子供ばかりを狙って、変質者が声を掛けているようです。
学校・回覧板などでも注意が呼びかけられています。
もれいび狩り
夜のシーサイドタウンを中心に起こっているようで、ねこったーでも噂になっています。
月が出ています。
●NPC
NO DATA……
*飯田 幸からも、話を聞くことが出来ます。
寝子島高校の1年生で、彼女も もれいびです。
今回は情報が少ないですが、よろしければご参加くださいませ。