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携帯戦記カプセルギア 第四話「侵略のユグドラシル!!」
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■シーン9:だれかのフツウを守るため
洋子や雪人たちが動き出していること、それに同調した寝子島のギアマスターたちが結束し始めていること。
ユグドラシルの何者かは、一足遅れつつもそれに気づいていました。
そんな彼らのやるべきことは、ギアマスターたちを足止めしてバラバラに倒すこと。
元々結束力の強い寝子島の子供たちと、命令系統がハッキリしているユグドラシルのプロゲーマーたちとの情報戦は激しい火花を散らしましたが、個々の機動力で勝ったのはユグドラシルのほうでした。
「「ここから先へはいかせないよ」」
シンメトリーな服装をした双子の少年たちが道を塞ぎます。
足を止められた
環 的子
と
瀬名 由枝
は身構えましたが、双子が取り出したアシンメトリーな二つのカプセルギアを見て相手の狙いを察しました。
ここは寝子島の中でも人通りの多い商店街。
なじみのある眼鏡屋さんや八百屋さんが何事かと顔を出しますが、それだけです。
子供たちがオモチャを取持って裏路地に入り、端末を取り出したならそこは子供たちの世界。大人たちから隔絶された別世界なのです。
「「まさか逃げたりしないよね」」
「逃げない。けど……」
的子は取り出したカプセルギア『N.E.O.M.U』を地面に起きました。
「私たちが勝ったら、知ってることを教えて」
的子の言葉に、由枝は少しだけ顔を曇らせました。
彼と同じことを双子たちも考えたのでしょう。口の端を釣り上げて言いました。
「「その約束なら、後から破ることだってできるんだけど?」」
それでも、的子は小さく頭をさげました。
「よろしくお願いします」
バトルのための挨拶です。嫌味っぽく言ったのに挨拶で返された双子たちは、少しだけ表情を歪めました。
何に由来する歪みなのか。それは的子にも由枝にも分かりません。
けれどそれを引き出すことができるのは、言葉でも暴力でもないことを、心のどこかで知っていました。
「その案、乗った!」
由枝は魔法使い型カプセルギア『ポラリス』を設置して、端末を翳しました。
双子たちも同じように端末を翳します。
バトル承認。
四つのカプセルギアに、魂のような光が宿ります。
「「ギアバトル――ゴー!」」
空を飛んで高所をとったポラリスは、スピーディーに旋回飛行しながら魔法の矢を降らせます。
対する双子のカプセルギア『ジェミニα』『ジェミニβ』は複雑なコンビネーション機動でポラリスの矢を次々と避けていきました。
双方が双方の動きを捕捉して攪乱しあう不思議な戦い方に、ポラリスの狙いが大きくブレているのです。
「そうことなら――行け、ポラリス!」
由枝の命令を受けてポラリスは急降下。
杖を構えて打撃の姿勢をとります。
その隙を突くように、壁から三角飛びしたN.E.O.M.Uが手のひらからプラズマカノンを発射。
逃げ道を塞いでいきます。
ジェミニたちは一箇所に追い詰められ、背中をあわせてくっつきます。
けれど、そこからでした。
「「ジェミニ、合体だ」」
双子が同時に叫ぶと、ジェミニたちはパーツを一度バラバラに分解して変形。等身が倍ほどある大きなカプセルギアへと合体してしまいました。
大きな銃と剣をつなぎ合わせた巨大なジェミニソードを振りかざしてN.E.O.M.Uのプラズマカノンを防御。ガンモードに切り替えて迎撃しはじめます。
「危ない……ッ!」
危機を察した由枝はポラリスに命じてN.E.O.M.Uを空中で回収。銃撃を回避させました。
ポラリスの足につかまったN.E.O.M.Uは手首や首をぐるぐると回転させながら照準をあわせ、マシンガンを撃ち続けます。
「「無駄だよ。ひとつになったジェミニにそんな飛び道具は通用しない」」
「分かってる」
N.E.O.M.Uがポラリスから離れ、ジェミニへと飛びかかります。
剣の攻撃が直撃して腕が破壊されても、N.E.O.M.Uは構うこと無くジェミニの腕にしがみつきました。ヘッドパーツの大きな口を開き、噛みついて固定。プラズマカノンを至近距離で打ち続けます。
パワーも連携精度も相手の方が上。けれど――。
「墜ちろ、ミーティア!」
ポラリスが魔法の光を纏って突っ込みました。
強烈なキックが迫ります。
飛び退いて回避しようとするジェミニでしたが、がくんと身体が止まりました。
地面から伸びた木の枝をN.E.O.M.Uの足がしっかりとキャッチしていたために動作が大きく遅れたのです。
「「しまった――!」」
咄嗟に剣を繰り出すジェミニ。
流星のように飛び込むポラリス。
その二つが激突して、激しい光を放ちました。
半壊したN.E.O.M.Uとポラリス。
一方で、ジェミニは体力を失ってバラバラにパーツ分解されていました。
合体したことで体力を共有していたのでしょう。
「「まさか、壊されることを承知で突っ込んでくるなんて……」」
双子はパーツを拾い上げてため息をつきました。
振り返ると、的子が傷ついたN.E.O.M.Uを拾い上げてぎゅっと胸に抱いていました。
「壊すなんて……それはもう、楽しい玩具でも、友達でも相棒でもない。ただの兵器だよ」
「そんな、悲しいこと、よくない」
由枝の重ねた言葉に、双子は目を伏せました。
「「僕らだって、好きでこんなことしてるんじゃない……」」
はたと顔を上げる的子に、双子はシンメトリーにそっぽを向きました。
「「や、約束だから話すだけだからね。君たちのためじゃないんだから」」
少しの沈黙のあと、双子たちはため息をつきました。
深い深い、諦観のため息でした。
「「僕らは天才だったんだ。テレビゲームもボードゲームも、こういう大戦オモチャだって負け無しだった。大企業からプロの誘いが来るのだって当然だったんだ。けれど……プロになってわかったよ。プロゲーマーは、企業の人形だってこと」」
「人形……?」
「「カプセルギアと同じさ。僕らは命令されて戦う。負けろと言われれば負けるし、壊せと言われれば壊す。今日の仕事だってそうさ。命令されて、壊してまわっただけ。バトルの楽しさなんて……」」
「そんなことない」
由枝がそっと、ジェミニのパーツを握る手に手を翳しました。
「カプセルギアは……ポラリスはオレの友達だ。だから全力で遊ぶ。マトコちゃんも……」
N.E.O.M.Uを優しく抱いていた的子も立ち上がり、深く頷きました。
「もしカプセルギアとギアマスターみたいな関係なんだったら……気持ちを伝えることが、できるはずだよ」
「「…………」」
双子は的子たちに背を向けました。
「「ありがとう。僕らが知ってることは少ないし、話せることも少ないけど……ユグドラシルの本当の狙いはカプセルギアの市場なんかじゃない。もっとドロドロとした陰謀なんだ」」
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携帯戦記カプセルギア 第四話「侵略のユグドラシル!!」
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シルバーシナリオ(150)
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3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
ゲーム
定員
30人
参加キャラクター数
29人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年07月21日
参加申し込みの期限
2018年07月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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