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【中間テスト】4日目のラクガキ革命
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「サンマさんの落書きが答えを食べに来てる! おもしろーい! 何か描いてみよーっと」
佐々 寿美礼
は落書きが動くなら、落書きでサンマさんを追い払おうと、パンダとウサギとコアラを描いた。
3匹とも2足歩行のゆるキャラ。それぞれ手にはハリセン、頭にはなぜか安全第一のヘルメット。
「さあ進めっ! サンマさんをやっつけろー!」
『パンダー』
『ウサギー』
『コアラー』
3匹はサンマさんの前に立ちはだかった。
『なんだこいつら? どんなのが来るかと思ったら、随分頼りなさそうなのが来たな』
サンマさんが笑った瞬間、3匹はゆるーい表情を浮かべたまま、ハリセンでボッコボコに叩きのめした。
『どわっ! いでででっ! な、何すんだよっ!!』
『パンダー』
『ウサギー』
『コアラー』
表情を変えずにまたしてもボッコボコに。
『いでででっ! なんで半笑いで襲ってくんだよ! こえーよ!』
サンマさんは涙目でぴゅーっと逃げ出した。
「サンマさんを逃がすなーっ!」
寿美礼は、3匹のためにバイクを描く。“打倒サンマさん”と書かれた旗のたなびく、これまたデフォルメされてゆるーいバイクだ。
3匹の乗るバイクは、可愛らしい外見に反して、ブロロロロロロッ!! と激しく嘶いて爆走していった。
「頑張ってねー」
「事前にしっかりと勉強してありますし、テストは問題なく終わりそう……だったのに!」
珍妙な落書きの登場により、
稲場 舞
のテスト計画はピンチに陥った。
「正解を食べてしまうってなんなんですか! せっかく書いた正解を食べるだなんて許しません!」
そう言えば、さっき犬の落書きがサンマさんを追い回してるのを見たのを思い出し、舞も犬の絵を描く。
ただ彼女、美術は大の苦手なのである。
「……よし、かわいいわんちゃんが描けました!」
彼女のわんちゃんは、どちらかと言えば犬を主食にしてる恐るべきクリーチャーだった。
「……でも、犬って目玉が一つで脚は三本……でしたっけ?」
「ぎゃおおおおおおおおおおおおおーーーっ!!」
「きゃああああっ!」
恐怖の怪異“イヌクズレ”は生まれながらにして制御不能だった。
サンマさんに噛み付いて引きずり回したかと思うと、フンを答案中に撒き散らしたり、むしろサンマさんより迷惑な存在だった。
「ちょ、ちょっとーっ!!」
とその時、ブロロロロロロッ!! とバイクに乗ったパンダ、ウサギ、コアラの動物暴走族が現れた。
暴れるイヌクズレにハリセン一発! 更に取り囲んでハリセンで袋だたきにした。
『ぎゃ、ぎゃおんっ!?』
分けも分からずボコボコにされた怪物は、涙目で暴走族を睨むと、彼らを追って答案から飛び出して行った。
「な、なんです今の……?」
(よし、見直し終わった)
ロベルト・エメリヤノフ
は小さく伸びをして答案を伏せた。
(日本史はけっこう時間が余って暇なんだよね、せっかくだし落書きしようかな……)
描くのはもちろん美少年。今回はちょっとファンタジーに剣士っぽいツンデレ美少年だ。
(あとは去年みたいに先生に問題用紙を覗き込まれなければいいんだけど……隠したり消したりするの大変なんだよな……ん?)
答案を見れば、サンマさんが。
「サンマさん!?」
しかもこのサンマさん、解答を食べるや、今度は剣士に絡み出した。
『なんだお前、そんな剣持って、まさかこの俺とやろうってのか? ああん?』
『べ、別に……』
『すっとぼけるんじゃねぇぜ!』
サンマさんは、剣士のシャツを剥ぎ取ると、白い胸を尾びれでぴちっぴちっと叩き始めた。
剣士の頬が高揚し、桃色に染まった。
『あ、ああ……っ!』
ロベルトはふんすーっ! と鼻息荒くそれを見ていた。
(サンマに襲われる美少年か……これはいける。エロイ意味でもリョナ的な意味でも!)
ロベルトはペンをとった。
(独りだとかわいそうだし他に何人か犠牲になる美少年量産しなきゃ! さすが! こういうときは筆が速い僕の身体さすが!)
羽根のように軽く、ペンは紙の上を踊る。
(もう一人は大人しくて……魔法使い……あっクーデレ! クーデレいい! 採用! このイメージで描いてみようっと……)
そうして描き上がった魔法使いだが、その時。ブロロロロロッ! と動物暴走族の乗ったバイクが来た。
『……何?』
魔法使いが涼しげな顔でそっちを見た瞬間、スパコーン! と暴走族のハリセンが走った。
この暴走族、サンマさんだろうが、厄介なクリーチャーだろうが、まだ何もしてない魔法使いだろうが、おかまい無しにドツイてまわってる。
『い、今、な、何が……?』
ボコボコにされて目を回す魔法使い。と、そこに今度は先ほどのイヌクズレがやってきた。
イヌクズレは邪魔なサンマさんを食い散らかしながら、こちらに迫ったかと思うと、魔法使いにも攻撃を仕掛けてくる。
『こ、これ以上好きにさせるか……!』
魔法使いが手をかざした途端、イヌクズレは爆発した。
しかし、これしきでくたばる怪物ではない。もくもくと舞う煙から飛び出すと、背中から触手を伸ばし、魔法使いを締め上げた。
『あ、うう……!』
ぬるぬるとした触手が、魔法使いのしなやかな肢体を舐め回すように……。
(ごちそうさまです!!)
ロベルトは目を輝かせ、答案の上で行われる最高のショーに釘付けとなった。
「まぁ暗記モノは余裕だよな……かなり時間余ってヒマーッてナニコノサンマ!」
志波 武道
は目の前の落書きに目を丸くした。
答案から答えを食べるサンマさんをまじまじと観察する。
「答えを食べる、なぁ……とりあえず答えの周りに黒い溝や柵書いて防衛しつつ対応考えるか」
それから、食われた答案の見直しだ。
「……あ、ここ避けたって事はミスか。二択で悩んだんだよなァ、サンマさんのおかげってやつか!」
サンマさんの食べなかったところを書き直しておく。
「……これ、たー坊も被害受けてるな。暗記苦手で頑張ってるのに、サンマさんが馬鹿にしてなけりゃいいけど……」
残念ながら既にされてる。
「とりあえずサンマさんをどうにかしなくちゃな」
そこで考えたのが、簡単な問題と答えの書かれたスケッチブックを持った棒人間。答えに喰いつくなら、これでもサンマさんは反応するはず。
「これでゴミ箱にでも行ってサンマさん引き寄せてこいよー☆」
棒人間を追いかけてサンマさんは答案から飛び出していった。
向こうはあれでよし、ということで、今度は溝に引っかかったサンマさんのほうに取りかかる。
その中の一匹を拾い上げると、その背中に時限爆弾を描き込んだ。
『な、なんだよっ! くすぐってぇじゃねぇか!』
「10分後くらいでいいか……』
『へ?』
「いやー、こっちの話。悪かったね、サンマさん。溝なんかに落としちゃってさ。ほら、もう大丈夫。好きなとこに行きな」
『え? マジで言ってんの?』
サンマさんはきょとんとしたが、すぐにぴゅーっと走り去った。
武道は一人ほくそ笑む。
「ふふふっ……誰かの答案ではじけたら食べた答えがあふれ出るかもなー、さーてラッキーナノハダレカナー」
マウル・赤城・スティック
は途方に暮れていた。
何せ、四月に日本に来たばかりで、日本史なんか分かりっこないのだ。そのためサンマさんはまったく答案に寄ってこなかった。
とりあえず書けそうなのは、マルバツ問題ぐらいなので全部マルにしてみる。
するとどうだろう。サンマさんが来て、マルを食べ始めた。
(……もしかしてこれ)
食べられたところは正解、ということは食べられなかったところはバツだ。同じ要領で記号問題もクリア出来た。
(サンマさんが答え合わせをしてくれる……なんて良い奴なんだサンマさん!)
あとは記述問題だけだが、こちらは流石にサンマさんでは無理……。
と思ったところに一匹のサンマさんがやってきた。
『へへっ。捕まえておきながらみすみす逃がすなんて甘い野郎だぜ』
サンマさんの背中には時限爆弾があった。
『……ん? なんだお前、マルバツと記号問題しか解いてねぇじゃねぇか』
「まだ日本のことわからなくて……」
『わからなくてじゃねぇよ。言い訳してるとロクな大人に……』
次の瞬間、
ドッカーーーーン!!
とサンマさんが吹き飛んだ。
別に爆発したら答えが出てくる……というルールはない。ただ、爆発して答えがばらまかれたら、と思って描かれたものなのでそうなった。
答えは、マウルの記述問題に収まり、奇跡的に答案が完成した。
「こ、答えが!」
天の采配に感激するマウル。
「となれば、あとは……!」
答案を壁で囲み、そしてブーメランを描いた。
答案のまわりを回るブーメラン。答案に近付くサンマさんには、ろっこん『救いの手』で手を生やし、むんずと捕まえて近付けさせない。
「ありがとうサンマさん、君の事は忘れないよ!」
マウルは心の底から喜んだ。
けど、よく考えてほしいことがある。解答を撒き散らしたサンマさんは武道のところから来た、ということだ。
埋まった記述問題が全部“2年生”の日本史の解答であることを、日本史をよく知らないマウルはまだ知らない。
「赤点は数学と生物だけで充分なのだ、赤点3つで部活停止の強制補習参加は嫌なのだー!」
後木 真央
は頭を掻きむしった。
数学と生物の赤点は覚悟の上、だが、だがしかし、まさか日本史の赤点は想定してなかった。
「それもこれもあいつのせいなのだ!」
真央が睨むと、サンマさんは尾びれを振って小馬鹿にしてくる。
サンマさんがうろうろしてる限り、答えを書いても食べられる。どうにかしてやっつけるか、追っ払うかしなくては……。
「はっ、そう言えば普通の人にはろっこん見えないのだ! なら、見えないろっこんは見えないイラストを追っかけられるかもしれないのだ!」
半ばパニックの真央がよくわからないことを口走ると、何を思ったか、
「にゃにゃにゃがおー! がおー、サンマさんのイラストからみんなの正解を守るのだ!」
試験中なのに、たくさん人がいるのに、三毛猫の“がおー”を召喚してしまった。
試験中にいきなり猫が現れたら、どうなるか? そら大変なことになる。
「うわっ! 猫だぞ!」
「なんでこんなところに猫が!?」
「にゃーご!」
「あっ! そっちに行ったぞ! 捕まえろ!」
机の上を走るがおーに、講堂は半ばパニックになった。
そして、真央も自分で自分に燃料投下してますますパニックになった。
「あわわわわ! 何でもないのだ! みんな、静かにするのだーっ!」
(……驚いたけど、この状況は利用出来そうな気もするね)
佐藤 英二
は思った。
食べられた箇所は正解、無視された箇所は不正解、これで答え合わせが出来ている。
理系科目と地理が苦手な英二としては、文系科目ではきっちり点をとっておきたい。
食べられたところの答えはわかってるのでひとまずそのままに。食べられなかったところは何度も書き直して、サンマさんの様子を窺う。
(……おっ。ここは“大化の改新”であってるのか。大化の改新大化の改新……)
当たったところは頭に留めておく。
(残り20分か……。最後に答えを書き込む時間は5分もあれば大丈夫かな)
逆算して作業時間を考える。
それから長方形を描いた。一見するとなんだかわからないが、自動的に解答を守る自走式の壁なのだ。
「5分前になったら、サンマさんが来ないように閉じ込めておいてね。お願いだよ」
命令を与え、ふと顔を上げた時、そこにがおーが寝そべっていた。
「にゃーご」
「……ね、ね、猫!?」
ビックリして椅子から落ちそうになった。
「テスト中なのにどこから……」
抱きかかえようとしたその時、ぽんっと音がして、がおーは煙のように消えた。
「え? え? ど、どこに消えた?」
真央はぜぇぜぇと息を荒げる。
「パニックになって、大分やらかしてしまったのだ……」
ようやく正気を取り戻した真央は別の作戦で答案を守ることにした。
「こっちのおネコさまに頼るのだ、ホワイトキャッツレスキューなのだ!」
10分ほど集中して白猫をたくさん描く。模様を描く暇はないので、みんな仲良く白猫だ。
描き上がった猫軍団は、にゃーにゃー鳴きながら、答案のまわりをパトロールする。これならサンマさんも迂闊に近寄って来ないだろう。
「あ、そうなのだ」
猫軍団から3匹ほど見繕って別の命令をする。
「……頭のいい修ちゃんや円ちゃん、天野ちゃんはサンマにたかられて大変かもなのだ。普段とってもお世話になってるから、助けるのだ」
3匹はそれぞれ3人のところに向かった。
「修ちゃん、円ちゃん、天野ちゃん、受け取れなのだー!」
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なし
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日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
74人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月04日
参加申し込みの期限
2013年07月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月11日 11時00分
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