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【中間テスト】4日目のラクガキ革命
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「今日まで頑張ってきたみんなの成果を奪うなんて俺が許さん!」
俺のテストはいつだって悪い意味でクライマックスだから、今は他の奴らを助けることを優先だ!
風雲児 轟
は気合いとともに、ヒーローを描き始めた。
デフォルメキャラを書くコツは線は少なめにして細かいところは簡略化。最低限そのキャラってわかる特徴さえあればOK。
「これが中二の頃からしょっちゅうヒーロー描いてた俺が学んだ事だ!」
歴代の戦隊ヒーローに、バイクに乗った仮面のヒーロー、地方の守護者ローカルヒーロー、轟の愛するヒーロー達が答案の上に集結した。
「困ってるみんなを助けるんだ。ただし静かに行動するんだぞ、テスト中だからな」
『任せたまえ。なんたって、我々ヒーローは正体を秘密にすることには慣れている』
「ははっ、言われてみればそっか。よーし頼んだぜ、みんな!」
『おおっ!!』
世のため人のため、ヒーロー達は答案を飛び出していった。
それから轟は、答案とにらめっこを始める。
「ヒーローも送り出したし、俺もテストしなきゃな……。サンマさんが来ないって、相当やばいかもなー……はははっ」
「正解を食べるだって? 冗談じゃない!」
成績が落ちたりしたら……両親に何を言われるか……折角の星ヶ丘寮での快適ライフが実家に戻される事になるかもしれん……。
「絶対に否だ! 俺は断固として、答案を守るッ!!」
市橋 誉
はサンマさんから答案を守るため、ペンを握りしめた。
さぁサンマさんに対抗するために何を描く? むむむ……と悩んだ誉の目に、ふと消しゴムが目に留まった。
子ども向けアニメ『お面パンダー』のキャラクター消しゴムだ。
未来からダメダメな男の子を助けに来たところ、悪の組織に拉致監禁されたあげく、改造パンダにされてしまった悲劇のヒーロー。
変身ベルト……の横に付いたウエストポーチから毎回、ヤバイ道具を出して近所のイジメっ子をこらしめたり、怪人をやっつけたりしてる。
「お面パンダーなら力になってくれるかもしれない……!」
消しゴムのお手本を見ながら、ぱんだゆうを書き上げる。
「よし、出来た!」
『おめーーーーーんパンダーーーッ!!』
ポーズを決めたお面パンダー。それからパンダーは、ウエストポーチからパンダーバールのようなものを取り出し、サンマさんを小突き回す。
「行け、俺のお面パンダー!!」
轟のヒーロー達も駆け付ける。パンダーと協力して、目の前の敵をちぎっては投げ、ちぎっては投げ……。
「どこの誰だかわからないが、援軍恩に着る。その想いに報いるためにも……」
誉はテストに向き合った。
「このテスト。赤点だけは絶対に阻止する……!」
パンダーやヒーロー達と同じように瞳の中に炎を燃やし、渾身の解答を叩き込む。
「火事場のバカ力を見せてやるぞ!」
「ま、順調に終わりそうかな……」
遅刻・居眠り・サボりの常習犯だが、補習はめんどくさいと意外とテスト勉強はしてる
笹暮 真秋
。
今日も今日とて『そうめんかぼちゃ』と書かれた変文字Tシャツを着て、テストに臨んでいる。
そんな彼のところにもサンマさんは現れた。
始めは食べられても書き直して、無視していたのだが、サンマさんは例によって放っておくと際限なく調子に乗るタイプなのだ。
「……………………」
無言で書き直す。
『ああ、うめぇ……むしゃむしゃ』
「……………………」
無言で書き直す。
『ああ、うめぇ……むしゃむしゃ』
「……………………」
無言で書き直す。
『ああ、うめ……』
「いい加減にしなよ!!!」
珍しく真秋がキレた。
大きな網を描き、サンマさんに放り投げる。
サンマさんは慌てて逃げて、網はぎりぎりのところでサンマさんに躱されてしまった。
「避けるなよ!!」
『いや、避けるだろ。絶対』
「ねぇ、自分の欲求のためだけに人に迷惑をかけるの恥ずかしくないの? ねぇ?」
『バーカ。恥ずかしかったら、こんなことしてねぇよ』
「待ちなよ、まだ話は終わってないんだけど? ねぇ?」
サンマさん達は鼻で笑って逃げようとする。しかし……。
『我等、ヒーロー連合がいる限り、悪のサンマに逃げ場なし! 逃がさんぞ!!』
現れたヒーロー達はそれぞれの必殺パンチ、キック、チョップを怒濤の如く繰り出し、サンマさんをボッコボコに。
縄でぐるぐる巻きにされて、再び真秋の元に連れてこられた。
「ねぇ? なんで今、勝手に行こうとしたの? まだ話は終わってないって言ったよね? 聞こえなかったの? 本当に? ねぇ?」
『うるせぇな。お前と話すことなんてねぇーんだよ』
「そういう身勝手な態度が許されると思ったら大間違いだよね? そういうの社会じゃ通用しないの知ってるよね? ねぇ?」
『だ、だからぁ……』
「てか、まずごめんなさいだよね? 悪いことしたんだから。ねぇ? なんで謝らないの? どういう教育されてんの? ねぇ?」
『…………』
「なに黙ってんの? 黙ったらこっちも黙ると思った? そんなわけないよね? 自分のしたこと考えたら? ねぇ? どうなの? ねぇ?」
怒濤の責めにサンマさんはグッタリ……。
しかし、真秋の説教はオクラより粘っこく留まることを知らなかった。
「君が食べた答えを覚えるのにどのくらい時間かかったか知ってる? ねぇ?」
「ほほう。正解を喰う魚とな……」
大田原 いいな
は、聞こえてくる話し声や叫び声から、サンマさんのことを知った。
すると、机の裏からちょこんと顔を出す、サンマさんが見えた。あれが噂の……と見てると、次々とサンマさんが姿を見せる。
「これが……? むむむ、儂のカエルが役に立てば良いが。頼んだぞ、お主等」
数匹のカエルを描くと、目覚めるなり彼らはサンマさんを囲んだ。
『なんだお前ら……?』
『ケロ!(出てけ!)』
『ゲロッ!(邪魔!)』
『けぇろ!(帰れ)』
『けろ?(みんな怖いよぉ)』
4匹のカエルは口々にサンマさんを怒鳴った。
「……ちょっと待ったお前ら。声が大きすぎる、もっと静かにできんのか?」
『ゲロロ!(だってコイツ悪者!)』
『ケロケロ!(そーだそーだ!)』
『けぇろけぇろ!(いい答え食べるの悪者、オレ知ってる!)』
『けろ、けろけろ?(でも、けんかしちゃだめだよ)』
『ゲロ!ゲロロ、ゲロ!(じゃ、お前はいいなの答え喰われていいと思ってるのか?)』
『けろろ、けろ〜?(思ってないけど……)』
『ケロケロ、ケロッ!(だったら一緒に追い返すんだ!)』
『けぇろ、けぇろけろ!(争いダメ、でも、悪い事もっとダメ!)』
『う、うるせぇ……』
「お主等静かに……」
先生の視線が向き始めてるのに気付き、いいなは抑えるよう注意する、がしかし、こいつらは全然聞いてなかった。
『ゲロ! ゲロゲロロ、ゲロロ!(じゃ、いいな、俺たち囲んだコイツ消せ!)』
『ケロケロ!(やってくれ!)』
『けぇろ……けぇろろ!(オレ、消える構わない!)』
『けろろ〜?(何でみんなヤケなの〜?)』
「……最初っからそのつもりじゃし」
カエルごとサンマさんを消しゴムでゴシゴシ。
すると他のカエル達から歓声が上がった。
『ゲロロ!(勝利の凱旋歌だ!)』
ここは寝子島 マジで良い島 セーイ?
寝子島高校 我は親孝行イェー!
全てのものに感謝 特にかーちゃんマジ感謝! YO!
今日も外では猫のさかり声
おおフリーダム おおフリーダム
今日も外では猫のさかり声
(サンマさんもがんばってるよー!)
寝子高 寝子高 寝子高 寝子島高校
「光があれば必ず影ができるよね?」
ソレは考えない 考えない 考えない 考えない
綺麗事しか考えない Ah Ah
今日も外では猫のさかり声
らっかみさまのご加護ありにゃにゃにゃにゃーん
にゃにゃにゃにゃーん
「……一匹倒したぐらいで大騒ぎじゃな」
とその時、ドドドドドド……と熊先生が凄まじい勢いで向かってくるのが見えた。
とてつもなく嫌な予感がいいなに走る。
「……まずいぞ」
「うるさぁーーーいっ!! このバカタコがぁ!!」
「寝子暦元年は7世紀……大化の改新の前くらい? 役小角や一言主がいた頃かな。落神様と友達だったりして♪」
普堂 しおり
は日本史のことを考えてる間に、気が付けば寝子島の歴史のことを考えていた。
「テオもいたのかな? 何歳だろう? 日本史教えて欲しいな〜」
問題用紙の裏に、目付きの悪い猫を描く。
「今年は1369年……半端だね。1400年記念なら分かるけどあと31年いるつもりとか?」
それからアホ毛の女の子を描く。
「……野々さん進路どうするのかな……ていうかテスト大丈夫かな」
遠くの席に座るののこを見つめながら、
「勉強会を思い出して! サンマさんも応援してるよー!」
小声でエールを送ってみた。
答案の上では、猫とアホ毛の子が仲良く追いかけっこをしている。
微笑ましく見ながら、ふとその横を見るとサンマさんが答えを食べていた。
「へぇ。よく食べるねー意外と正解多くて嬉し……なんて喜んでる場合じゃないっ」
しおりはサンマさんに荒らされた答案から顔を上げると、牧羊犬を描く。
「サンマさんを駆逐する!」
追い込みをかける牧羊犬に合わせて、消しゴムで攻撃。前に人の漫画書きを手伝ったこともあるので消しゴムかけならお手の物だ。
「……でも正解が分かるって頭いいね、このサンマさん。優等生か先生が描いたのかな?」
けど、今は何してるんだろ?
「もしかして、サンマさんが暴れてることに気付いてない? 寝ちゃったのかな? なら、起こしたほうがいいよね?」
問題用紙を上端から下端まで使って、手にお玉とフライパンを持った背の高いサンマさんを描く。
題して「朝起こしに来る超大型おかんサンマさん」だ。
「描き主を起こしてきてね」
そう言った途端、おかんサンマさんはお玉とフライパンを叩き始めた。
『おきなさーい! チコクするわよー!!』
尋常じゃない喧しさに、生徒も先生もぐるんと首を回して一斉にこっちを見た。
「ちょ、ちょっと! 描き主のとこに行ってからやってよ!」
『そんなこと言ったって、誰が描いたかなんてわからないわよ。だったらこうして全員を起こすしかないでしょおきなさーーーーいっ!!』
ガンガンガンガン!!
「コラァーーーっ!! 何を騒いどるんだぁ! このバカタコがぁ!!」
「わっ! 熊先生がこっちに来る!?」
天馬 ひびき
は長机に突っ伏している。
答えをたぐり寄せようとしても、答えはモヤの中に。手を突っ込んでも見つかりそうにもない。
「……あ、サンマさんの落書きかわいい」
さっきから近所をサンマさんは闊歩してる。けれど、サンマさんは誰一人ひびきの答案には来なかった。
『オイ見ろよ、あれ』
『わ、この答案クソバカだ』
「いいもーん」
ひびきはほっぺを膨らませた。
机の隅に金平糖のようなお星様をたくさん描く。
そして真ん中にペガサスを。何頭も描き、一番大きなものに自分とお揃いのヘアピンを付けて、“はやぶさ”と名付けてあげた。
楽しくなって小声でキラキラ星を歌ったら(テスト中だけど!)お星様も一緒に歌ってくれた。
はやぶさ達も合唱しながら飛ぶ。
『諦めずに頑張って』
『僕達が守るから』
「……ありがとう、はやぶさ!」
はやぶさは嘶くと、サンマさんの発生源を探しに行くと言って飛んで行った。
ひびきはその不思議な光景をぽーっと見ていた。
大人達は信じないけど小さい頃ペガサスにも妖精にも会った事があるの。
連れてって貰って宇宙から地球を見た事もあるよ。
地球はミント飴みたくキラキラしていたっけ。
「……気持ちが楽になったかも。お勉強した事ちゃんと思い出そう」
答案をもう一度見直す。
「……あ、この人は菅原道真だ。世渡り下手な勉強大好き君。ふふっ、可愛いの」
なんだろう、ちょっと頭が冴えた気がする。いつもより正解に期待出来そうだ、とひびきは思った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
74人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月04日
参加申し込みの期限
2013年07月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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