this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
パンツ作ろうぜ!
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
8
つぎへ >>
【パンツは勘違いなんだよ】
「今回も賑やかねぇ……」
尾鎌 蛇那伊
は隣の教室から、まるで鯉のぼりのように横懸垂をしながら窓にしがみついて家庭科室の動向を探っていた。
何故わざわざこんな手法で諜報行為をしているかだって?
全ては鍛え抜かれた筋肉の躍動がそうさせるのさ。
「アタシは作らないけど、興味はあるのよねぇ」
気付かれそうになったら身体を伸ばし、自身の顔を隠す尾鎌。
何だかデジャヴュを感じる光景である。
というか、素直に中に入って見学すればいいのに……!
吉祥寺に続き、素材選びを行う面々とワンテンポ遅刻して
後木 真央
が家庭科室へ乱入!
「もう作り始めてるのだ? 真央ちゃんも早速いっぱい作るのだー!」
ドサドサッと鞄からぶちまけられた真紅の生地と紐の束。
まさか、真っ赤なヒモパン!?
キャラじゃねーなー、と一同が意外そうに目を丸くしていると、後木は首を傾げてしまう。
「どうしたのだ? 真央ちゃんのふんどしの材料がそんなに気になるのだ?」
えっ?
「今……、何て言った?」
堂島が青ざめた顔で問い返した。
すると後木は自信たっぷりに告げた。
「
赤褌
を作るのだ!」
ど う し て こ う な っ た ?
目眩を訴える堂島をPEC隊員たちが心配そうに介抱する。
この様子に後木は不思議そうな顔のまま、何故赤褌なのかを説明しだした。
「真央ちゃんは真央ちゃんの叔父貴に聞いたのだ。『高校の夏の水泳合宿はな、男子は赤褌で強制参加なんだ。しかもこれが大学になってもあるんだぞ!? 真央は女でよかったな』って。だから真央ちゃん、普段のお礼を兼ねて水泳用の褌を作ろうと思うのだ! そしたらみんな、準備に困らないと思うのだ!」
「え、寝子高ってそんな行事あったのか? 俺は女だったから知らなかったぜ」
最高学年の吉祥寺が「意外だ」と腕を組んだ。
これに後木は首を横に振る。
「ううん、真央ちゃんの叔父貴は寝子高生じゃないのだ。でも海が近くの高校だったのだ。だから島なうちの高校もきっとあるのだ」
「それって単なる思い込みだよねー……?」
初島は苦笑せざるを得ない。
「まぁ、いいんじゃないか? 後木の感謝の気持ちなわけだし、一生懸命作ればいいと思う」
御剣がうんうんと頷いてみせれば、後木の顔がぱっと明るくなった。
「そうなのだ! 感謝の印なのだ! 真央ちゃんいーっぱい赤褌作って、まずは猫鳴館のみんなに使ってもらうのだー!」
勘違いはしているものの、後木の猫鳴館ラブな気持ちに変わりはない。
彼女の思いやりの精神が、家庭科室の参加者の胸を打つ。
それにふんどしも下着のうちだしね。
「はっ、そうか! 女性がふんどし姿で水泳する姿って、斬新な上に喰い込みがエロいかもしれないぞ!?」
突然、堂島は妙なことを口走ると、後木に「構わない! ふんどしを許可する!」とゴーサインを出した。
「ふんどし、か……」
逆巻がボソッと口にすると、家庭科室にいる猫鳴館寮生全員が一斉に振り返った。
「――何故、僕を見るんだ?」
真顔で尋ねる逆巻。
以前、
逆巻がエロテロ被害にあった際に、彼のふんどしが盗まれた事を知っているから
なのだが、猫鳴館寮生はただ黙ってニンマリと口元を緩めるだけだ。
参加者がそれぞれ制作に取り掛かろうかと準備していた頃、怒声を背に家庭科室へ飛び込んでくる
魂行 凪
の姿が。
そこへ
浅山 小淋
がスケッチブックでスカートを抑えつつ追い付き、魂行へ迫る!
モブの女子生徒たちも「パンツ返せ!」と非難轟々だ!
『スカートの中が落ち着きません……! 早く返して下さい!』
浅山の筆談の字も、心なしか切羽詰っている様子。
だが、魂行は首をしきりに横に振ってそれを拒む。
「駄目……、まだ……返せない……」
魂行の眉が若干八の字に下がった。
「パンツ……作る……。プレゼント……するから……」
この言葉で、ようやく魂行が誰かへの贈答用にパンツを作りたいという意図が発覚する。
浅山は苦笑いをしながら筆談を開始。
『事情は分かりました。魂行さんのお気持ちはとても素敵なものです。……恥ずかしいですが、支援部部長としては応援したい気持ちです』
こういう時こそ、支援部部長の心の広さが試される。
誰かに想いを込めたパンツを送るなら、ちょっとの間くらい我慢してもいいだろうと判断した上での発言だ。
『でも、無理やり奪って行くのは、感心しませんね……」
「小淋……ごめんなさい……」
しゅん、としょげる魂行。
と、そこへ見知った顔が声掛けてきた。
御剣と初島の2人だ。
「あれ? 部長、何故ここにっ? て、ああ、堂島の放送を聞いたからだよな……。つまり、あいつらが作ったパンツを穿くのか」
御剣は盛大な勘違いを浅山にぶつけてきた。
「流石は学生支援部の部長、変態とはいえ寝子高生へその身を捧げる自己犠牲の精神、俺の心は感動で震えているよ……」
その言葉とは裏腹に、彼の口調は抑揚がなく、目は死んだ魚のような目で浅山を見詰めていた。
驚いたのは浅山だ。
まさか、よく見知った男子がこの場にいるとは思っていなかったのだから。
【私がパンツ履いてないことを悟られないようにしないと……!!】
心の中で呟くと、咄嗟に浅山はスケッチブックでスカートを押さえつけた。
これによって、彼女の会話手段は一時的に途絶えてしまう。
「ぶ、部長……、本当に穿いてくれるのー? 身体張ってるねー!」
初島の内なる桃色の魂がさらに煌めきだす!
(まさか本人直々に来てくれるなんてねー! みなぎってきたー!)
浅山へパンツ送る予定だった初島、俄然モチベーションが上がっていく。
この状況に浅山はただただ困惑するばかり。
顔を赤らめて電動歯ブラシのように首を横に振り続けていた。
「……違う? ああ、うん、そうだよね、ごめんごめん」
御剣は「そりゃそうだ」と1人で納得しながら、浅山の頭をぽふぽふと優しく撫でた。
「つまり部長は、支援部の部長として、騒動が起きないように見張りに来たクチだろ? だったら俺も更に気を引き締めて見張っていかないと」
部長は偉いな、とまた浅山の頭をぽふぽふと優しく撫でた。
浅山は更に顔を赤くして目を泳がせてしまう。
……なんという天然ジゴロ。
いつか御剣に女難の災禍が降りかからないことを祈るばかりである。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
8
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
パンツ作ろうぜ!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
井之上
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月24日
参加申し込みの期限
2013年07月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!