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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
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【星幽塔】第一階層 ツインズ・ノット・デッド
一方、交戦は激化していた。
指揮官竜牙兵の槍の一突きが志波の足元を抉る！
「あっぶなっ！？ 意外と機動力があるな！」
「志波、後ろに注意だ」
「へ？ ってうおおおっ！？」
志波が横へ跳躍して緊急回避！
直後、竜牙兵に火炎弾が直撃！！
だが突撃槍を盾代わりに扱われて損傷は軽微だ！
「防御行動を採るとはね。それにその鎧、なかなか頑丈そうだ。魔法耐性もありそうだね」
「冷静だな、月詠ちゃん！？ はやく次を！！」
志波はトンファーで敵の一撃をパリング！
しかし２体同時に相手する劣勢をなかなか覆せないでいた。
「私は見ての通り魔法で攻撃するほかない。接近されたらアウトだ。星の力も無限ではない。むやみやたらに撃てないからこそ、志波が前衛で耐えてもらわねば困る」
「デスヨネー！ まさにＲＰＧの鉄板って感じだな！」
志波は再度槍をパリングすると、数歩下がって旅鴉の前に立ちはだかる。
「んじゃ、ご要望にお応えして、耐え抜いてみせるぜぃ！」
「任せた、志波……！」
闘士の光を宿した志波のトンファーが輝く！
指揮官竜牙兵２体が同時に突撃を開始！
志波の心臓を目掛けて槍の切先を突き出してくる！
「うおおおおーっ！」
志波、左右のトンファーをクロス！
そしてエックスの軌道で迫りくる槍を払い除けた！
２人の真横を２頭の死霊馬が通過！
「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ、という故事成語があるが……」
旅鴉の短剣の先に炎が宿る。
「ナイフで解体しても同じことが言えるのだろうか？」
左を走り去る死霊馬に刃を通せば、紅蓮の閃光を描きながら指揮官ごと燃やし尽くしてゆく！
焼き崩れる竜牙兵を指差す旅鴉は志波に問うた。
「どう思うか？ 志波？」
「えーと、解体というか荼毘に付したというか？？ てか月詠ちゃん、ナイフを使うんだったら接近戦の方が使いやすいと思うんだケドなー？」
「ナイフはリーチが短い。あの突撃槍に真正面から向かうのは愚策だぞ」
だが、と旅鴉は言葉を付け足す。
「アレは私が作った炊き出しの卵粥を地面にぶちまけた。その償いはさせねばな？」
すると旅鴉はナイフをしまい、スケッチブックを開く。
白紙の状態から鉛筆を走らせ、素早く絵を描く！
「志波、頼んだ」
彼女の言葉に、志波は全て察する。
これから旅鴉は自身のろっこん『絵空事』を発動させるためにスケッチブックに鉛筆を走らせる必要がある。
だがその間、完全に無防備となる！
「……どれくらい必要だ？ あんまり長いと持ち堪えられるかどうか……！」
「馬鹿にしてもらっては困る。ジャスト１分。それまで死んでも私を守ってくれ」
「オーキードーキー、やるっきゃないなこれは……！」
覚悟を決めた志波はトンファーを握り直す。
竜牙兵は突撃態勢を完了させ、死霊馬の腹を蹴った。
「来るぞ！」
「うっし！ 月詠ちゃんには傷ひとつ負わせない！」
志波がトンファーをクロスに構えた直後、彼の全身に強烈な衝撃が襲う！
「がはッ！？ 馬ごと、だと……！？」
先程の交差と違い、竜牙兵は馬と槍を志波の身体にぶちかましてきた！
槍はパリングできたが、馬のタックルで志波の身体が吹き飛ばされてしまう。
「痛ッ！ 身体が、動かない……！！ ……まずい、月詠ちゃんが！」
護衛が居なくなった旅鴉へ向けて、竜牙兵が死霊馬を駆り突進！
志波のリカバリーが間に合わない！
「月詠ちゃん！ 避けろォォォォ！！」
「いや、その必要はない」
迫る竜牙兵！ その先には旅鴉。手に持っているのは、誰も入っていない墓の絵！
そしてナイフを抜き、炎を自身の前に発生！
突然の炎に死霊馬は驚きその場に停止！
「やはりな。竜牙兵こそプログラム通りに戦闘をこなすが、馬の方はあくまでも『自律行動する生物』だ。双子塔に生息する生物か何かか、非常に興味深いところだが」
素早く旅鴉は竜牙兵に近寄ると、その身体に触れて告げた。
「そして、お前は魔法で動くただの人形。つまり、『非生物』だ」
次の瞬間、月詠の絵の中に竜牙兵が吸い込まれて行ってしまう！
イラストの中の墓穴にすっぽり収まった竜牙兵を確認した彼女は、暴れる死霊馬をなだめに掛かった。
「ふむ、こいつはなかなか使えそうだ。私の卵粥を気に入ってくれると良いが」
「すげーぜ、旅鴉ちゃん！ 竜牙兵とお馬さんをゲットだぜ！」
ボロボロの身体を引きずる志波はこの後、心配で様子を見にきた遊琳の癒しの光によって治療されたのであった。
＜旅鴉 月詠：『死霊馬』を獲得。『停止した竜牙兵』１体を封印＞
指揮官竜牙兵の槍の一突きが志波の足元を抉る！
「あっぶなっ！？ 意外と機動力があるな！」
「志波、後ろに注意だ」
「へ？ ってうおおおっ！？」
志波が横へ跳躍して緊急回避！
直後、竜牙兵に火炎弾が直撃！！
だが突撃槍を盾代わりに扱われて損傷は軽微だ！
「防御行動を採るとはね。それにその鎧、なかなか頑丈そうだ。魔法耐性もありそうだね」
「冷静だな、月詠ちゃん！？ はやく次を！！」
志波はトンファーで敵の一撃をパリング！
しかし２体同時に相手する劣勢をなかなか覆せないでいた。
「私は見ての通り魔法で攻撃するほかない。接近されたらアウトだ。星の力も無限ではない。むやみやたらに撃てないからこそ、志波が前衛で耐えてもらわねば困る」
「デスヨネー！ まさにＲＰＧの鉄板って感じだな！」
志波は再度槍をパリングすると、数歩下がって旅鴉の前に立ちはだかる。
「任せた、志波……！」
闘士の光を宿した志波のトンファーが輝く！
指揮官竜牙兵２体が同時に突撃を開始！
志波の心臓を目掛けて槍の切先を突き出してくる！
「うおおおおーっ！」
志波、左右のトンファーをクロス！
そしてエックスの軌道で迫りくる槍を払い除けた！
２人の真横を２頭の死霊馬が通過！
「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ、という故事成語があるが……」
旅鴉の短剣の先に炎が宿る。
「ナイフで解体しても同じことが言えるのだろうか？」
左を走り去る死霊馬に刃を通せば、紅蓮の閃光を描きながら指揮官ごと燃やし尽くしてゆく！
焼き崩れる竜牙兵を指差す旅鴉は志波に問うた。
「どう思うか？ 志波？」
「えーと、解体というか荼毘に付したというか？？ てか月詠ちゃん、ナイフを使うんだったら接近戦の方が使いやすいと思うんだケドなー？」
「ナイフはリーチが短い。あの突撃槍に真正面から向かうのは愚策だぞ」
だが、と旅鴉は言葉を付け足す。
「アレは私が作った炊き出しの卵粥を地面にぶちまけた。その償いはさせねばな？」
すると旅鴉はナイフをしまい、スケッチブックを開く。
白紙の状態から鉛筆を走らせ、素早く絵を描く！
「志波、頼んだ」
彼女の言葉に、志波は全て察する。
これから旅鴉は自身のろっこん『絵空事』を発動させるためにスケッチブックに鉛筆を走らせる必要がある。
だがその間、完全に無防備となる！
「……どれくらい必要だ？ あんまり長いと持ち堪えられるかどうか……！」
「馬鹿にしてもらっては困る。ジャスト１分。それまで死んでも私を守ってくれ」
「オーキードーキー、やるっきゃないなこれは……！」
覚悟を決めた志波はトンファーを握り直す。
竜牙兵は突撃態勢を完了させ、死霊馬の腹を蹴った。
「来るぞ！」
「うっし！ 月詠ちゃんには傷ひとつ負わせない！」
志波がトンファーをクロスに構えた直後、彼の全身に強烈な衝撃が襲う！
「がはッ！？ 馬ごと、だと……！？」
先程の交差と違い、竜牙兵は馬と槍を志波の身体にぶちかましてきた！
槍はパリングできたが、馬のタックルで志波の身体が吹き飛ばされてしまう。
「痛ッ！ 身体が、動かない……！！ ……まずい、月詠ちゃんが！」
護衛が居なくなった旅鴉へ向けて、竜牙兵が死霊馬を駆り突進！
志波のリカバリーが間に合わない！
「月詠ちゃん！ 避けろォォォォ！！」
「いや、その必要はない」
迫る竜牙兵！ その先には旅鴉。手に持っているのは、誰も入っていない墓の絵！
そしてナイフを抜き、炎を自身の前に発生！
突然の炎に死霊馬は驚きその場に停止！
「やはりな。竜牙兵こそプログラム通りに戦闘をこなすが、馬の方はあくまでも『自律行動する生物』だ。双子塔に生息する生物か何かか、非常に興味深いところだが」
素早く旅鴉は竜牙兵に近寄ると、その身体に触れて告げた。
「そして、お前は魔法で動くただの人形。つまり、『非生物』だ」
次の瞬間、月詠の絵の中に竜牙兵が吸い込まれて行ってしまう！
イラストの中の墓穴にすっぽり収まった竜牙兵を確認した彼女は、暴れる死霊馬をなだめに掛かった。
「ふむ、こいつはなかなか使えそうだ。私の卵粥を気に入ってくれると良いが」
「すげーぜ、旅鴉ちゃん！ 竜牙兵とお馬さんをゲットだぜ！」
ボロボロの身体を引きずる志波はこの後、心配で様子を見にきた遊琳の癒しの光によって治療されたのであった。
＜旅鴉 月詠：『死霊馬』を獲得。『停止した竜牙兵』１体を封印＞
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2018年06月29日
- 参加申し込みの期限
-
- 2018年07月06日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2018年07月06日 11時00分
