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【星幽塔】第一階層 ツインズ・ノット・デッド
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【邂逅】
東側、下水道。
そこに単独で乗り込んだヒーローが居た。
「戦衣着装! ザ・ストレイト、参上だ! ……って、これ、何度目だろうなぁ」
風雲児 轟
の見立ては完全にアテが外れ、空振りだった。
ろっこんの効果が切れては変身し直しているのだが、そろそろ戻りたくなってきた。
「でも、桜庭と白が来るって言ってたしな……。お、きたきた!」
「あれ? 轟君はー?」
白が尋ねると、桜庭が意味深な顔で告げる。
「お約束は守らないとねー。ヒーロー、お待たせ!」
「お、おう! 異常なしだぜ! このザ・ストレイトがいる限り、異世界だろうが平和を守ってみせる!」
純白のヒーロースーツがカッコ良くポーズを取れば、女子ふたりは思わず拍手してテンションを挙げる。
「でも、何もないならここはアテが外れたかな?」
白の言葉に、3人は黙りこくってしまった。
「……帰ろっか? 臭いもきついし?」
「そうだな。待っている間も異常は見当たらなかったからな!」
と、いうことで3人は地上へ帰還をしようと振り返った。
……そこに、見慣れぬ人物が立っているとは思わずに。
「誰だ!?」
ヒーローは女子ふたりを庇うように前へ進み出る。
謎の人物は、だぼだぼのローブを羽織っているため、表情も性別も判別できない。
「え!? ここに来るまで、誰も付いてこなかったよ!? 円ちゃん、そうだよね?」
「うん、『誰もいなかった』。ねぇ、君は誰? 何でここにいるの?」
桜庭の質問に、謎の人物は左腕を3人に突き出す。
その腕は、まるで宙に浮かんでいるかのようだった。
「カ……エ、シテ……カエシテ……!」
「返して、って言ってる……?」
桜庭は自分が所持する遺骸の事ではないか、と考える。
「まさか、処刑された術者なのかな、円ちゃん?」
「かもしれないよ、真白ちゃん。左腕、取り返したんだ。瓢くんがステラオルタちゃんへ返したのかな?」
「待てよ、そうなると、術者は復活するんじゃなかったのか? そして、次に狙われるのは……」
ヒーローの懸念は、目の前で的中する。
謎の人物の足元から、得体のしれない泥のような物体が溢れ、此方へ押し寄せてくるではないか!
「遺骸を持つ俺達だ! なんせ3つも集中しているんだからな!」
ザ・ストレイト、自慢の籠手『ホープ・ストライクC』に魔火の光を宿して拳を燃え上がらせる!
「魂を燃やしてまっすぐに進むぜ! いっけぇ!!」
泥の塊と炎の拳が激突!
爆圧でヒーローは後方へ吹っ飛ぶ!
重装備の白がそれをキャッチ!
「私、重装備だからこの程度じゃ吹っ飛ばないよ!」
「よーし、ボクも頑張る! ダブルフレイムパンチだー!」
桜庭もガントレットに炎の魔力を籠めれば、ザ・ストレイトとタイミングを合わせて突貫!
「「ふっとべぇええええええええ!!」」
押し寄せる泥が、爆発によって全て吹き飛び、謎の人物も壁に叩き付けられる!
泥はローブの下に戻ってゆき、謎の人物は再び立ち上がる。
「まだやるのか!?」
ヒーローが身構えるが、相手は首を振ってみせた。
「カエシテ……! カラダ、カエシテ……!」
その声は、今にも泣きそうなほど掠れていた。
「みんな、逃げるぞ! もう一発俺が殴ったら一気に地上へ……!」
「ううん、その必要はないよ」
桜庭は前に進み出る。
そして、布に包んでいた遺骸の右脚を差し出した。
「これ、返すよ。だから、今日は引き下がってほしいんだ。ボクはこれ以上、争いを続けたくないんだ」
「桜庭、お前……!」
ヒーローが止めに入ろうとするが、桜庭は強引にローブの人物に遺骸を押し付けてしまう。
「ボクは、君たちが今までどんな経緯でここまで来たのかはよく知らない。フランチェスカさんも隠したがっていたし、きっと、とても心が痛む事件が起きたんだと思うよ。だからこそ、これは君に返さなきゃ。悲しい擦れ違いで、これ以上、もっと多くの人が悲しむなんてボクは見過ごせないよ」
毅然とした態度で桜庭は言い放つ。
今にも地面に落ちそうな左腕を取ると、優しく握って目の前の人物に語り掛ける桜庭。
「ねぇ、なんでこんなことをしたのか教えてよ。教えてくれるなら、協力出来るかもしれない。ボクは信じてる。信じてるから、これを返すんだ」
ザ・ストレイトは唖然とした。
自分よりもヒーロー然とした姿を見せられ、どうするべきか心が動く。
「……駄目だ、桜庭。遺骸を取り返すんだ。術者が復活したら、何が起こるか分からないんだぞ!?」
「その時はその時だよ、ご……いや、ザ・ストレイト。ボクたちは何度だってそうやって乗り越えてきたんだ」
彼女の赤い瞳は、誰よりもまっすぐ前を向いていた。
「君の名前は? 月影塔から来たの?」
「ウ……ウウ……」
ローブの人物がうめく。
いや、これはむしろ……!
「泣いてる……」
真白の言葉通り、涙は出ていないが、すすり泣くような声を漏らすローブの人物。
『幻視の光で、私の頭を読み取ればすべてわかるわ』
「「え??」」
3人の頭の中に、一瞬響いた女性の声。
ザ・ストレイトが抱えている遺骸の頭部が喋ったような錯覚に陥る。
『私は“かげびと”の女王、ラピス。元双子座のアステリズムにして、宿敵ブリュンヒルデに誅殺された竜牙兵の操者なり……』
3人が頭部に注目しているうちに、ローブの人物は闇に溶けていった。
姿を消した人物の言葉通り、白は義眼に宿る幻視の光で遺骸の頭部を凝視する。
「……なに? これ??」
白の表情が思わず曇ってゆく。
この視界は、きっとあのローブの人物の者だ。
ラピスと名乗った女王は、物陰から何かを盗み見ている。
そこにいたのは黒髪に黒い鎧を着込んだ女性だ。
彼女は目の前に積まれた黒いダイヤのような鉱石を見て、うっとりとしている。
そして次の瞬間、彼女は黒い鉱石を砕くと、床に黒い穴を開けて、異形の魔物を次々に召喚していったではないか。
「これを野に放ち、私が討伐する。そうすれば私の名声は留まるところを知らぬわけだ。月影塔の影剛石(シャドーストーン)、素晴らしい。これをかげびとが竜牙兵の為だけに独占するなど愚か極まる所業!」
この人物は自室へ急いで戻り、黒鎧の女戦士の事を告発する文章を書き連ね、星幽塔へ広めていった。
だが、それらはすぐに全て『でっち上げ』と称され、逆に書き上げた本人が反逆者扱いされていた。
次第に命まで狙われる身になったこの人物は、月影塔と“かげびと”を守るために星幽塔と決別せざるを得なかったのだ。
だが、その決意も、黒鎧の女戦士の進撃で失敗に終わる。
ギロチン台から見下ろす光景の中に、ラピスは黒鎧の女戦士がほくそ笑むのを見付けた。
『許すまじ、許すまじ、姫騎士ブリュンヒルデ! 他のアステリズムも同罪だ! 私は双子塔を守ろうとして戦ったのに!!』
強い憎しみと悔恨が満ちてゆく。
次の瞬間、視界は、自身の胴体がバラバラに解体されるところを眺めていた……。
『たすけて、だれか、たすけて……!!』
白は泣いていた。
「こんな、こんな事、あっちゃ駄目だよ……。フランチェスカさんに、早く言わないと……」
だが、あまりの情報量の多さと星の力の使用により、白はその場で力尽きてしまう。
悲劇を知った白が目覚め、真実を伝えるのは、もう少し後の話である。
<邂逅完了:『真実』を獲得>
<
桜庭 円
:遺骸『右脚』を返却>
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
冒険
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年06月29日
参加申し込みの期限
2018年07月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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