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【星幽塔】第一階層 ツインズ・ノット・デッド
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「……くっ、何だったのですか、今のは!?」
グレイスは砂まみれになった自身の身体を払いながら懸命に立ち上がる。
「怪我は、ないか? グレイス?」
ミハイルは屋根伝いに地上に降りると、グレイスへ駆け寄る。
「はい、私は無事ですが……!」
グレイスは周りを見遣る。
兵士たちは突然の砂嵐に大混乱だ。
我先に城へ逃げ帰る者までいる。
「皆さん! 落ち着いてください! ここで逃げては戦線が保てません!」
「おい、話を聞け! って、くそ! 聞く耳持ちやしない!」
骨削の放った竜巻が、戦場へ混乱を招く。
その骨削はというと、騒乱の中で青と紫の髪色の少女と対面していた。
「おたくが、ステラオルタはん、かえ?」
尋ねられた少女は、ひどく不機嫌な表情だ。
「アタシに名前はないわ。呼びたければ好きに呼んでくれて構わない。それより……」
瞳に憤怒を宿して、ステラオルタは骨削に詰め寄ってきた。
「何してくれてんのよ!? あんたのせいでメチャクチャじゃない!!」
「そっちから滅茶苦茶にしておいて酷い言い草だねぇ!?」
ケラケラ笑う骨削は背負っていた麻袋の封を解くと、その中身を取り出す。
その中身に、ステラオルタの憤怒の表情は驚愕へと変わってゆく。
「それは、ねぇ、まさか! 本物なの!?」
「ヒッヒッヒ! やはり、コレがお目当てで?」
術者のミイラ化した左腕をチラつかせ、だが、触れようとするステラオルタを文字通り一蹴する。
「痛い! 何するのよ!?」
「あっしはおたくと取引に来たのさぁ! これに見合うものをおたくが差し出せるなら、これをくれてやってもいいよぃ?」
骨削がニヤニヤと笑みを浮かべて取引を迫るその時、轟音と共に竜牙兵が爆発四散!
投擲された炸裂イモの簡易爆弾だ!
この爆破に乗じて、サキリとクリメントが周囲の竜牙兵を薙ぎ倒しながら割って入ってきた。
サキリの蛇腹剣が赤く光を帯び、立ちはだかる四つ腕竜牙兵を一刀両断!
うねる刃は周囲の竜牙兵を巻き込み、再生不能なレベルまで粉砕してしまう!!
サキリは叫ぶ。
「待て! フランチェスカは、そんなことの為に僕たちに遺骸を託したわけじゃないだろう?」
「知ったこっちゃないねぇ、サキリはん!? これをどう使おうがあっしの勝手さぁ! それで城と城下町が助かるなら、『おたくらは本望』じゃないかい?」
あっしにはどーでもいいがね、と言い足す骨削に悪びれた様子は微塵も感じない。
「あなたが、ステラオルタさん……!」
クリメントは相棒の魔法銃をホルスターに納める。
敵意がない事を彼女に示すためだ。
「こんなことはもうやめてください。話し合いで解決できないのですか?」
「そうだ、オルタ。出来れば君を傷つけたくない。大体、なぜこんな事をしたのか?」
サキリも蛇腹剣を収め、両手を挙げながらオルタに近付く。
オルタは必死に周囲へ力を籠めるが、サキリの一撃で粉砕された竜牙兵は戻らない。
「……どうやら、ある程度まで細かく砕くと復元は出来ないようだね。大丈夫だ、僕らは敵意はない。話し合おう」
「うるさい! じゃあ何でフランチェスカに味方してるのよ!?」
涙を零しながらオルタがサキリを、クリメントを睨みつける。
「フランチェスカや多くのアステリズムは、“あるじ様”に酷い事をしたじゃない!!」
「何を言っているんだ? 僕たちは街を守ろうとして……」
「こんな街、守る価値が本当にあるの!?」
サキリの問いかけへのオルタの返答に、クリメントは呆気にとられる。
「それは、一体、どういう意味ですか??」
「言葉通りよ!
あるじ様は本当に異世界の魔物から双子塔を守ろうとしただけなの! でもブリュンヒルデに嵌められて、戦争をせざるを得なかったんだ! それを支持したアステリズムも同罪! 更にその事実を阿保みたいに鵜呑みにしている今代のアステリズムも首を刎ねるべきなのよ!
」
オルタの強い憎しみが、表情に、言葉に、そして気迫から伝わってくる。
サキリとクリメントは悟った。
自分たちは、まだ情報が足りない。
いや、恐らくフランチェスカは全て語ってくれたはずだ。
ならば、オルタが話したことは、『フランチェスカが知らない事実』だろう。
交渉するためには、情報が少なすぎる……!!
「はぁ、まどろっこしいねぇ? あっしは最初から餌をぶら下げているというのに!」
2人が沈黙したところを見計らって、再度、骨削はオルタに遺骸をチラつかせる。
「オルタはん、
あっしがこの左腕をやる代わりに、おたくの竜牙兵の操縦の権利を寄越しな?
悪い話じゃないじゃろ?」
「……正気、なの?
『かげびと』以外が竜牙兵を操れるとは思えない
わよ?」
「御託は良いから、はよ寄越せ。でなけりゃ、この左腕は焚き木にくべるかへし折って野良犬の餌にでも……」
「分かったわ! あなた、顔が本気だわ……! あるじ様の遺骸を本気で蔑ろにしそうな邪悪な顔だわ!」
「人様の顔になんてこと言うのかね!? で、どうなんだい!?」
「うぅ……。竜牙兵の操作術式を、あなたに譲るわ……」
「ヒッヒッヒ! そう来なくっちゃねぇ!」
悪魔の交渉が目の前で行われても、サキリとクリメントは黙って見守るしかない。
「さぁ、腕を出して。術式をあなたの腕に書き込むわ。その前に……」
「分かっているよぃ! ほれ!」
ぞんざいに遺骸の左腕をオルタへ投げ捨てる。
「もっと大事に扱いなさいよ!?」
それを慌ててオルタは拾い上げると、愛おしそうに抱き締める。
「あるじ様……。私はあなた様のお役に立てました……!」
すると、オルタは突然、左腕を丸呑みにしてしまった!
呆然とする3人。その場で苦しみもがき出すオルタ!
「あた!? あたたたたた!? う、腕に何か傷がぁ!!」
骨削の左腕に邪悪な文様の聖痕が浮かび上がる!
同時に浮かび上がる、3本の輪のような傷跡!
「……やっぱり、人間ごときでは、竜牙兵3体が限度のようね……。いや、3体も動かせるだけ凄いわね。一般人なら、1体で狂気に触れて廃人だわ……」
「おい、オルタ!? 何をした!?」
サキリがようやく駆け寄り、倒れるオルタを抱き寄せる。
「……安心しなさい。『この私』にはもう、竜牙兵を操る能力はないわ……。じきに、襲わせた竜牙兵も停止、して……土に還るわ……」
だって、その人間が3体までしか操れないんだもの、とオルタは口惜しそうに告げる。
「そういう事を訊いているのではありません! 遺骸を飲み込むなんて!」
クリメントがオルタを吐かせようとするが、それはオルタ自身に制止される。
「……この身体は、月影塔に繋がってるわ。遺骸は……あるじ様へ送り届けただけ。それが私の『本来の役割』よ」
「それって、つまり!?」
術者へ遺骸の一部が行き渡ったっことを意味する。
「感謝するわ……、そこのお兄さん。本当は、廃人にして……前後不覚のまま、遺骸を奪ってやろうと思ったけど……」
「はぁ!? 廃人だってぇ!? あっしを殺す気か、おたくは! しかも3体が限度ってショボすぎじゃないかい!?」
左腕を血塗れにしながら逆切れする骨削に、オルタは息絶え絶えにほくそ笑む。
「操れたのだからいいじゃない……? 嘘は、言ってないじゃない……。だいたい、常人が操れるものじゃないの、竜牙兵はね……。憎悪や狂気などの、負のエネルギーが膨大に……必要なのよ」
それを操れるだけ、あなたは相当ぶっ飛んでるのよ、とせせら笑うオルタ。
「……時間だわ。そこのふたりのおにいさんたちの遺骸も、『他の私』が貰い受けるから、待ってなさい……」
オルタの身体は砂の粒子となって風化してゆく。
そして10秒もしないうちに、オルタは完全に消滅していってしまった。
「ちょ、待った! あっしの! 金貨5千枚が!! おい、竜牙兵! 砂粒を回収するのさぁ!」
骨削泣きながら、砂粒になったオルタを竜牙兵3体と一緒にかき集めてゆくも、再びそれらは風にさらわれて行ってしまった。
気付けば、あれだけいた竜牙兵も骨削が操る3体を残して、全て風化して消え去ってゆくではないか。
「……俺たちは、勝ったんだ!」
戦場に異変に気が付いたミハイルが呟けば、グレイスが勝鬨の声をあげる。
「勝利は、我等にあり! えい! えい! おー!」
「「えい! えい! おー!」」
兵士たちも声を張り上げ、グレイスに続く。
恐らく、他の戦場にも影響が出ているはずだ。
「サキリさん、我々は北へ」
「……ミャトゥ遺跡だね」
クリメントは魔風の力でサキリを浮かび上がらせつつ、自らの翼で彼をミャトゥ遺跡へ運んでゆく。
――だが、そこで見る光景など、今だ知る由もなかった。
<
骨削 瓢
:竜牙兵操作術(ランクF)を獲得>
(操作中は呪いによりろっこん使用不可&星の力の恩恵を一切受ける事が出来なくなります)
<ステラオルタ:消滅(遺骸『左腕』を獲得)>
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30人
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2018年06月29日
参加申し込みの期限
2018年07月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月06日 11時00分
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