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海と歌とキャンプと
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「うわー、いっぱい人が集まってるー」
会場入り口にも人、屋台村の並びにも人、ステージの前にも人。寝子ヶ浜海浜公園に集まるたくさんの人々に、
高梨 彩葉
ははしゃいだ声をあげる。
視線を巡らせれば、少し離れたキャンプサイトにはたくさんのテント設営やBBQを楽しむ人々だって居る。ステージに出演するアイドルのファンらしい、華やかな衣服をまとった女の子たちや、アイドルグループの名が書かれたシャツを着た男の子たちも楽しそうに歩いている。
人々の熱気に影響されてか、彩葉の足取りは知らず弾んだ。
(……うん)
わくわくと跳ねる恋人の肩のあたりや栗色の柔らかい髪、長めの前髪の下できらきらと輝く空色の瞳を目にして、
志波 拓郎
は頬を緩める。
シーサイドタウンの駅で『ねこじまキャンプ』のポスターを見た時から、楽しそうなイベントがあるなあと思っていた。そう思ってから、一緒にどうかなと彩葉を誘うまでに少し時間がかかってしまったけれど、
(誘って、……良かった)
屋台の並びをふたりで歩きつつ、拓郎は会場入り口で貰ったパンフレットに目を落とす。イベントプログラムに始まりどんな屋台がどこにあるのかも、これを見れば一通りは分かる。
(色々な出店があるんだな)
長丁場のイベントとあって、今日はテントでゆっくりしながら音楽を聞く予定でいる。となれば、飲み物と軽くつまめるものが必要だろうか。それから、甘いもの。
焼きマシュマロやアップルパイ、クッキーや色んな味と色の金平糖。どれがいいかなと視線を迷わせる拓郎の肘を、彩葉は引く。
「さてさて、それじゃあ屋台で買い物しようか!」
ひょいと恋人の顔を覗き込み、賑やかに笑う。
「私は唐揚げにたこ焼き、かき氷! あとフライドポテトも忘れずに!」
華やかな笑い声と共に歩いていく男女ふたりの背をなんとなし見送り、
フォーマ・シャオ
は炎の色した睫毛を上下させた。見回せば、周囲は妙に賑わしい。
「こりゃまた、面妖な……」
首を巡らせて、気づいた。うなじで結わえた髪の先が、炎を纏っていない。それどころか艶やかな毛に覆われているはずの耳がない。尻尾もない。
(この刺青みてえなのは残ってるが、)
周囲の人々が纏うものとは少し印象の違う、異国の衣装の肩に覗く刺青じみた紋様を視線になぞる。それでもこの姿は、まるでヒトそのもの。
(こりゃ擬態か?)
噂に聞いたことがある。己の住まう星幽塔の『外』には別の世界があるのだと。最近はその『外』――寝子島、と呼ばれる場所に突如として迷い込んでしまうことがあるのだと。
(仕事帰りだったんだがなァ)
星幽塔での居場所と定めたアジトに帰るべく、何気なく通った扉の先が寝子島だった。見たことのない妙な機械が地を駆け、見たこともない高い建物が林立する、星幽塔に暮らすフォーマからすれば面妖としか言いようのない世界。
(ま、来ちまったもんは仕方ねえか!)
思いがけぬ状況をひょいと呑みこみ、フォーマは迷い込んだ人だかりを再度見渡す。祭りのようだと思いはしたが、どうやらこれは本当に祭りらしい。
(……ようし、)
そう思い悩むこともなく、決める。今日は臨時休業だ。
(観光でもすっか!)
祭りの最中にあって、躍起になって帰り路を探すこともあるまい。
衣服の隠しに潜めた財布を見れば、どうやら金銭もこちらの世界のものとなっている。
(星の力たぁ不思議だな)
とはいえありがたい。これで何不自由なく買い物ができるというもの。
鼻先をくすぐる甘い匂いに、甘党な星幽塔の住人は精悍な頬を緩める。異界の甘味はどのようなものがあるのだろう。
(わたあめ、くれーぷ、ぶどうあめ、……)
不思議と読める文字を追いつつ、食べ物以外にも屋台があることに気づく。折角訪れたからには、星幽塔に迷い込んでからずっと世話になっている盗賊団『十二支団』の仲間に土産でも買って行こう。
「ちょいといいかい」
人懐っこい笑みを浮かべ、目についたアクセサリー屋の主に話しかける。女子達にはアクセサリーが良かろうと思いはしたが、彼女たちに喜んでもらえるものをフォーマは知らない。
「選んでもらいてぇもんがあるんだ」
団に属する女達の特徴をひとつふたつと上げつつ、男共には酒を買おうと決める。
(飲めねえ奴は菓子。決定)
迷うことなく土産を決めて買い込み、さて次はどうしたものかと迷いかけて、
(お、一人用のテントも貸し出してんのかい)
屋台の柱に貼り付けられた運営本部の広告が目に入った。明日の昼まで続く祭りに、いいねぇ、と思わず声が漏れる。海の方からは絶えず音楽が聞こえてもきている。異郷の祭りの音楽とは言え、それでも心は弾む。祭りというのはそういうものなのだろう。
(夜空の下で音楽を聴きながら野宿ったぁ粋じゃねぇか)
仲間への土産を山と抱え、それでも星幽塔では運び屋を生業とする青年は軽々とした足取りで今度はイベント運営本部へと向かう。
(ま、なるようならァ。楽しむとすっかね)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月05日
参加申し込みの期限
2018年03月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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