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平穏なれ、曝書の季節
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本の入った籠のロープを
八神 修
はくるくると巻き取っていた。軽い力で巻くだけで、簡単に荷物が持ち上がる。本を取り出しながら屋上の曝書参加者の名を呼んだ。
「勅使河原、恵御納。本が来た、並べてやってくれ」
呼ばれた
勅使河原 悠
と
恵御納 夏朝
が目を丸くして近づいてきた。
「何ですか? これ……」
「え、曝書に関係あるんだったの、これ?」
「知らなかったのか。まあ無理もない。本の山を屋上まで運ぶなんて、効率が悪いことこの上ない。しかも無駄に疲れる。俺たちの手は道具を利用するためにあるんだ」
女生徒たちからは、ほぉ~、とかへえ……といった声が漏れる。
「さあ、まだまだ本が来る。俺では最適な場所がわからないから、適した場所に干してやってほしい」
その時扉がばたんと開いて、
野々 ののこ
が飛び込んできた。
「本のエレベーター、どこどこ!?」
修は懇切丁寧に、複滑車の仕組みといかにして労力が軽減されるのかについてののこに説明したが、残念ながら半分も伝わっていないようだった。修は困り眉になったののこへの対応方法を変えてみる。
「……わからないか。野々、自分でやってみるか? やればわかるぞ」
「うん! 私やりたい!」
「では空の籠を下ろすから待ってくれ。そうしたら交代しよう」
するすると新しい籠が落ちてきた。籠に本を詰めるのは、
伊賀 解理
と
鷺守 昴
が努めることにした。小さな解理一人では心もとないと、昴も積み込みを手伝ってやるよう
早川 珪
先生に頼まれたのだ。先生の予測通り、本と籠とを交互に受け取る作業で解理はくたくたになっていた。ぼさぼさしていた黒髪がへにゃりとうなだれ、白衣はあまりの暑さに脱いでいる。邪魔にならないようにと袖を腰で結んでいるのだが、ただでさえ長い白衣のすそは、床に届いてしまっている。昴は、疲労が積もってきた解理が本をぞんざいに扱いはしないか、その解理が体力を使い果たして倒れてしまうのではないかと気が気ではなかった。籠に積み込む本を慎重に選ぶ。
「君、君。伊賀さん……大丈夫?」
「き、気にしないでくれ! 脱いだから涼しくなったところだ!」
へろへろとしながら、上の修に合図を送る。本を詰め込んだ籠がまた登り始めたところで、
森 蓮
が二人に声をかける。
「ここはお二人にお任せして、私は人力で本を屋上に運びたいと思います」
「森氏よ何を言う。この昇降機があるじゃあないか! ここで手伝ってくれるだけでもいいんだぞ」
答える解理のテンションは疲れのせいかちょっとおかしい。
「いいえ。伊賀さんのお手伝いは鷺守さんが立派に務めてくださっています。私にできることはありません」
蓮の言葉には迷いがなかった。
「それに、上の八神さんにばかり仕事をさせているようで、とても心苦しいのです」
「そんなことはないのだぞ? 複滑車はさほど力はいらないんだ」
「そうだとしても、私の気持ちはとても納得できないのです。じっとしてはいられません」
解理の説得にも妥協するそぶりもない。蓮の気持ちを汲み取って、昴は彼にひとつ頼みごとをした。
「この装置に載せるにはちょっと心配な本もある。繊細なタイプのものは、あちらに箱詰めしておいた。あれを持って行ってもらえないか」
「わかりました。必ず、大切に運びます」
そういって蓮はダンボール箱を抱えて屋上へ向かう。その背中を見ながら解理はつぶやいた。
「あんなに気に病むことはないのにな。ほれ、八神氏はこんなに元気にマキマキしているというのに」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月30日
参加申し込みの期限
2013年07月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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