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平穏なれ、曝書の季節
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綾辻 綾花
はパソコンの前で、修繕に加わる生徒たちが傷んでいる本を選び出す様子を見守っていた。損傷の具合をさっと確かめ、『背表紙割れ』、『ページ脱落』などと記録していく。その合間に、ついつい
早川 珪
先生を目で追ってしまうのだった。先生はこちらに背を向けて、他の生徒たちに糊を使った補修方法を教えている。綾花はすらりとした立ち姿の背中を見つめ続けながら、こっちを向いてくれないかな、と思ってしまう。
(どうしてかな……珪先生のこと、気になっちゃう)
想いが届いたのかどうかはわからないが、先生がこちらを振り返る。さらに綾花を見ると、
「ん? どうしたの?」
と声を掛けてくれるのだった。とっさに綾花はモニタの影に隠れてしまう。
「あっ! 何でもないんです! 入力間違ったかなって思ったけど違ってませんでした!」
そんな乙女心が間近ではじけていることなどもつゆ知らず、
三崎 楚良
はてきぱきと本を重ねて閲覧机の端に置かれた箱に並べ、
鷺守 昴
はページを開いて刊行年月をチェックし、経年の割に損傷がひどい書籍をさらにより分けている。その横をばたばたと、ミニ百鬼夜行のような不思議な本たちが駆け抜けていくのだったが、彼らはそれに気づくことはなかった。
「むむ。八神氏からの通信だね」
『窓の外のロープと籠を持っておいてくれ』とのメールを受け取った
伊賀 解理
は、窓から外を見る。するすると、先にフックのついた買い物籠が目の前に下りてくる最中だった。籠をつかんで室内に引き入れる。
「どういうことだろうね?」
ぴょんと飛び上がってみるが、さすがに上はよく見えない。解理はごそごそと白衣のポケットから携帯を取り出すと、籠がやってきた上方向に向けてカメラのボタンを押した。撮影されたのは巻き取り式ホースのリール部分とそれに巻きつくロープ。不審げに二、三度ロープをぐっぐっと引っ張って、閃いたというように手をぽんと叩いた。
「おおい、曝書組の諸君。少し楽に本を運べそうだ。先生も見てもらえないだろうか」
呼ぶ解理の元に、
後木 真央
、
森 蓮
、
鷺守 昴
、
奈良橋 博美
の四人と、
早川 珪
先生が集まってくる。
野々 ののこ
も一緒だ。
「待て待て。曝書組はこんなに少なかったか?」
「勅使河原さんと、恵御納さんは屋上で本を並べる係になっていただきました」
驚く解理に、蓮が説明した。
「もう一人、少しだけ本を持って上がっていった女生徒がいたな……旅鴉さん、だったろうか」
と昴が補足する。がっくり肩を落としかける解理だったが、人手が足りない時こそこの仕組みが役に立つことに気づいて奮い立った。
「それで、これはいったい何なのかな?」
と、不思議そうに見つめる早川先生に、待ってましたとばかりに答える。
「八神氏が考案した複滑車による重量軽減運搬機だ。籠に本を入れてもらえば、上に安全に運ばれていくはずだ。ぜひ試してみてくれ!」
「俺は自分でやった方がいいんだけどなあ……まあ試すぐらいいいか」
博美が10冊ばかりの本を籠に積み込む。解理が受け取り、本の詰まった籠を外に押し出した。ぐんと重みで一度下に大きく垂れたあと、籠を結んだロープはきりきりと上のほうに巻き上がっていく。
「わあ! これどうなってるの!? 本のエレベータだね。私、見に行ってくる!」
ののこは好奇心を抑えきれず、図書室を飛び出していく。
「そうだな、これを使いながら人力でも運べば効率倍じゃないか。俺も本を運んでくるぜ」
「真央ちゃんもお気に入りの本を干すのだー! エレベーターは任したのだ!」
博美と真央も本を抱えてののこに続いた。真央は明らかに好きな本だけよりぬいた上、ブルーシートの時に劣らぬほどの高さになった本を持っているのが恐ろしいが。気をつけて行って来るんだよ、と早川先生が止めもしないところは突っ込まないほうがいいのだろうか。先生もだんだん寝子高に染まってきているのかもしれない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月30日
参加申し込みの期限
2013年07月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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