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宇宙船は地球を飛び立ち、目的地の月に着陸を果たした。船内が歓喜に沸く最中、異常を知らせるアラームが鳴り響く。
月面には未知の生物が徘徊していたのだ。宇宙船に侵入まで許し、各々は対応に追われた。
豊田 華露蘿
はオペレーター席に座って情報収集に努めた。素早くキーを打ち込み、詳細なデータに目を通していく。
その間、装着した通信機器からは続々と情報が送られてきた。自然に異星人へと目がいく。
「緊急用のハッチが原因なのですね。どうしてハッチが勝手に開いて、え」
驚きで操作していた手が止まった。相手からの回答に意識を傾ける。
「内部から開けられた?」
考える間もなく別の通信が割り込んできた。
「武器の使用許可ですか。殺傷を目的としない武器でお願いします。はい、そうです」
軽く息を吐いた。引き続き対応に追われる。
最先端の機器を操る喜びなのか。その表情は活き活きとしていた。
武器の使用許可が下りた。各自が装着した機器を介して即座に伝達された。
「ようやくかよ」
如月 庚
は自身の掌に拳を打ち付けた。目の奥には青い炎が静かに燃えている。
「やり過ぎないで下さいねー」
側にいた
屋敷野 梢
がのんびりとした声で言った。携帯していた銃を素早く手にした。
庚は呆れた顔で返す。
「物騒なモンを出して言う台詞じゃねぇな」
「ちゃんと捕獲モードにしてますよー」
「それ、殺戮モードもあるだろ。うっかりは許されねーぞ」
「うっかり、ですか。それ、名案ですねー」
梢は無邪気に笑う。庚は苦笑して周囲に目をやった。
「じゃあ、大掃除を始めるか!」
「私はバタフライバージョンに移行しますねー」
梢の背中から翅が生えて微かな振動を始める。その間にオリーブ色の目が獲物を探し出す。
「お先に失礼しまーす」
呑気な声で急上昇を開始した。隠れようのない高みから異星人を見下ろし、銃を構える。
逃げる間を与えず、トリガーを引いた。放たれた一閃は相手を捉え、見事に動きを封じた。
「やるじゃねぇか」
庚は前髪を掻き上げて額の傷痕を指でなぞる。右の拳が蒼い輝きに包まれた。『青にして蒼穹』のろっこんが発動した。
「粉々になるんじゃねぇぞ!」
見つけた異星人に突っ込み、一撃を見舞う。相手は吹っ飛び、壁面に叩き付けられて落下した。
庚は半笑いで振り返る。
「あれはセーフだよな?」
「ギリギリですねー」
梢は苦笑いで返した。
二人の活躍を目にした
新田 樹
は目の前の異星人に意識を傾ける。見た目は蛸で脚が多い。うねるような動きを見せた。
「こんなのが私の相手とはね」
落胆した様子で銃を取り出し、適当に合わせて照射した。
樹の顔付きが変わる。床の一部を焦がしただけで標的には当たらなかった。
「狙いがずれたのかも」
銃に目を落とし、改めて構える。時間と共にゴーグル越しの目が真剣さを増していく。
高めた集中力で一撃を放つ。またしても外した。
「そう、そうなのね。脚の数は伊達じゃないってことなんだ……」
目に闘志が満ちてゆく。口が笑みを作り、少し体勢を低くした。
「これならどうかな」
口にした瞬間、噴出したフレアを背負う。爆発的な推進力でゼロ距離射撃を試みた。
「呆気なかったね」
燻る相手に笑みを浮かべた。
「まさか、宇宙船で団子を食うことになるとはなぁ」
水守 流
は窓外の地球を見ながら感慨深げな声を漏らす。両手には串団子を持っていた。
向かい合った
本居 陽毬
はポイッと団子を口の中に放り込んだ。幸せそうな顔で青い惑星に目を移す。
「宇宙でお月見なんて、思いもしなかったね」
「本居、それをいうならお地球見だろ」
「じゃあ、このお団子はお地球見団子になるね」
陽毬は微笑んで身体を寄せてきた。胸が強調されたデザインに流の視線が自然に吸い寄せられる。
「大福が食べたくなってきた」
「お団子が要らないなら私が食べてあげるよ」
「全く思ってないって!」
慌てた様子で串団子の一本に食い付いた。あー、と陽毬が責めるような声を上げる。
「この団子は俺のもんだぞ」
「水守君、世の中は弱肉強食だよ!」
「宇宙まできて争奪戦はやめようぜ。すっきりしたいなら、宇宙人がいるじゃないか」
「動いたらお腹が空くよね?」
「俺が悪かった! 今はお地球見団子を純粋に楽しもう!」
早々に悪い流れを打ち切った。
二人は地球を眺めながら団子を食べる。異星人の中にはウサギに酷似した者もいた。せっせと餅を搗いて希望する者達に振る舞う。
流は地球と合わせて見遣る。
「月にウサギの宇宙人か。風流だな」
「フランス料理が食べたくなるね。ウサギは定番の食材だし」
陽毬はうっとりとした表情を浮かべていた。
「ウサギに見えるが、あれは宇宙人だろ……」
驚愕の表情を隠し切れず、流は弱々しいツッコミを入れるのだった。
青物 といき
は皿に盛られた団子を大きめのスプーンで掬った。あーん、と甘ったるい声で
浅井 幸太
の口元に近づける。
「団子よりも先に片付けることが」
「皆がいるから大丈夫にゃ~。ね、お団子を食べて」
スプーンを手にして距離を詰める。
「他の生徒の目もあるし」
「そんな時は猫になればいいにゃ~」
「猫になる?」
「そうにゃ~。猫はしたいことをするにゃ~」
といきは猫なで声で迫る。
「急に言われてもだな」
「形から入ればいいにゃ~」
といきが片手で猫の手を作る。幸太は戸惑いの中、真似をした。
「心まで猫になるにゃ!」
「こうだにゃ!」
思わず、言葉が移った。気付いていないのか。本人は真剣に取り組んでいた。
結果として、といきは幸太に団子を食べさせることに成功した。
「やったにゃ~ん」
等身大の猫となって喜んだ。
城ヶ崎 梨々子
は夢中になっていた。赤い瞳を見開いて大きな身振りで声を送る。
「そうですわ! 軽やかに舞って相手の攻撃を封じるのですわ!」
カプセルギア専用闘技場では梨々子の小さなロボット、プリンセスダンサーが華麗な動きを見せる。敵を翻弄するように周囲を回り、スカートに仕込んだ多くの刃が無数の傷を負わせた。
幾つかの攻撃が脚の関節部分を捉えた。敵は機動力を奪われ、棒立ちの状態となった。
「遠距離攻撃を仕掛けるのですわ!」
声の指示に従い、プリンセスダンサーは身に纏うリボンを投げ付けた。凄まじい回転が潜んでいた刃を露出させた。弧を描いて敵を切り刻む。
敵は両膝を突き、全ての動作を停止した。
「完全勝利なのですわっ!」
梨々子は握り拳を作って高らかに宣言した。
突然、映像が送られてきた。空間で不敵な笑みを浮かべるのは
骨削 瓢
であった。
両腕を組んだ姿となって船内の状況を窺う。
「ハッチが中から開けられるとは、思ってもいなかったみたいだねぃ」
その声に複数が目を剥いた。
「宇宙に危険は付き物だよぃ。危機管理がなってないねぇ」
ニヤニヤと笑う。瓢は覗き込むような姿勢となった。
「それにしても呑気だねぇ。団子ですかい? そっちの嬢ちゃんはギアバトルねぇ」
不意に映像が乱れた。瓢は顔を横に向けて言い合いを始める。
「今、交信中だよぃ。真面目にやれと? あっしのせいでは、え、もういいって。せっかちは嫌だねぇ」
話が決裂したのか。瓢の凄味のある顔が大写しにされた。
「おあとがよろしいようで」
一言で通信が途絶えた。
宇宙は未知に溢れていて、時に騒々しいものであった。
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墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
グリーンシナリオ(0)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
107人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月20日
参加申し込みの期限
2017年11月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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