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今日も今日で仕事です
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午前六時、起床。
目覚まし代わりの携帯電話が起動し、無機質な音を立て始める直前に画面を指先で叩く。目覚まし機能を停止させる。
指先が冷たい。
疲れた目に酷く眩しい携帯画面を眺め、幾度となく瞼をしょぼつかせる。眩しい光のせいか、疲労のせいか、目の奥がじりじりと痛む。涙の滲む目を冷たい指先で擦り、温かい布団の中からのろのろと体を這い出させる。
カーテンを開く気にもならず、ともすればへたりこんでしまいそうな体をどうにか立ち上がらせる。
昨日の夜遅くに帰宅し、汚れを捨てるように床に脱ぎ捨てて行ったコートや服を回収しながら風呂場に向かう。夕飯を採る余裕もなくベッドに倒れこみ、泥のように眠ってしまったはずなのに、睡眠を取れた気がしない。浅い眠りの中、悪い夢を繰り返し見ていた気ばかりがする。
「……今日は病棟勤務か」
疲れた、という言葉の代わり、
深倉 理紗子
は口にする。
あれだけ疲れて帰ってもきちんと部屋着を纏っていた自身の妙な几帳面さに苦笑しつつ、朝の光が淡く流れ込む脱衣所で部屋着を脱ぐ。回収した昨日の服を洗濯機に突っ込み、冷え切った風呂場で熱いシャワーを浴びる。
布団にくるまって眠っていたはずなのに冷たい爪先がじりじりと痺れる。痛みさえ伴って回復する血流で半ば無理やりに目を覚まさせ、部屋着を再び纏う。タオルを頭に掛けたまま風呂場を出る。
(確か、昨日……)
自宅としているワンルームマンションのキッチンを見やり、食卓代わりにもしている小さなテーブルを見る。玄関先に、昨日の仕事帰りに朦朧としながらコンビニで買ったサンドイッチとコーヒーがレジ袋に入った状態で転がっているのを見つけた。拾い上げてテーブルに置き、タオルで適当に髪を乾かしながらサンドイッチを冷たいコーヒーで胃に流し込む。胃がうまく働いていない気がしないでもないけれど、それでも何も口にしないで職場に向かうよりはいい。
どうせ今日も、下手をすれば夕方まで食事を採る暇もない。外来担当だった昨日は、朝から夕方まで休む間もなく外来患者を診察し続けた。
(四十人以上は診た、わよね)
ゴミを捨て、歯を磨く。いつものように身支度を整え、いつものように部屋を出る。扉を出れば、橋を挟んですぐ先にある寝子島総合病院が見える。歩いて十分も掛からないそこが、理紗子が内科医として勤める職場。
職場がすぐそこにある、呼び出しがかかってもすぐに向かえるという理由でこのワンルームマンションを選びはしたけれど、今となってはそれが良かったのか悪かったのか、理紗子にはもうよく分からない。
午前六時四十五分、自宅を出発。
午前七時、出勤。白衣に着替え、内科医局へ向かう。
自分の机につき、端末を立ち上げる。いつものようにメールや一日のスケジュール、カルテの記載などを確認する。
(昨日に比べれば、たぶん)
今日は外来担当ではなく当直担当でもなく、病棟担当。そのことをもう一度確認する。
(たぶん、少しは)
午前七時半、内科カンファレンス。勤務医たちが集まり、入院患者の症例や容体、治療方針などを検討しあう。どんな仕事にせよ、情報の共有と方針の合致は重要となる。命を預かる仕事にあれば、それは尚更。
一時間程度の会議が終わっても、受け持ち患者の検査結果や夜間の容体の確認がある。それらを頭に叩き込み、午前九時、病棟へ回診に向かう。
「……よし」
白衣の襟を正し、冷たい頬を両手で軽く叩く。もしかしたら血色が悪いかもしれないとついでにごしごしと擦る。同行する看護師に挨拶し、受け持ち患者のもとへ向かう。背筋を伸ばして視線を上げ、大股に、けれど急がず。通りがかりの入院患者に笑顔とともに挨拶を向けつつ、患者の顔色を素早く確かめる。
「おはようございます、お加減は如何ですか」
個室のベッドに横になる患者に柔らかな声を掛ける。看護師が脈をとったり点滴の速度を見たりしている間に患者と話し、状態を確認する。場合によってはその場で診察を行う。
「どこか痛むところがあれば、すぐに言ってくださいね」
礼を言う患者に微笑みかけ、部屋を出る。次の患者のもとへと向かいながら、看護師から詳細な報告を受ける。
(……ご家族に先に伝えた方がいいか)
患者の気質を鑑み、現在の病状や治療方針の説明をする相手を判断する。患者の心境を推し量ることも、担当医の大切な仕事だと理紗子は考える。時に心は身体を容易く凌駕してしまう。
正午過ぎ。今日は久しぶりに食堂で食事がとれた。
容体が悪化したり急患が運び込まれることのなかった午前の幸運を噛みしめながら、温かいうどんをすする。出汁の旨味が胃に沁みた。
(終わったら、久しぶりに呑みに出ようか)
そんな風に思えたのも束の間、食事を終えてから出た午後の回診は十七時まで掛かった。カンファレンスやカルテ記載などにも追われに追われ、結局病院の通用口をくたくたの体を引きずって出たのは深夜。
(二十三時、退勤)
冷たい夜を仰ぎ、理紗子は息を吐いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年10月31日
参加申し込みの期限
2017年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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