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八ヶ淵埋蔵金探索記
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「おー、刀くん、樹ちゃん」
「……よう」
別れた果てで再び合流した広間の真ん中に置かれた葛籠を背に、軽やかに手を挙げる円に、刀は少し疲れた様子で手を振る。
「こっち、爺さん来なかったか?」
「お爺ちゃん? 来なかったよ」
不思議そうに首を傾げる円に、刀は何でもないと首を横に振る。
「中に何がありますか?」
「玩具ばかりね。新しいものから古いものまで、色々」
葛籠に興味を示す樹に、葛籠の中を調べていた絢が黒髪を揺らして首を捻る。
「八ヶ淵一族に関する資料らしいものは、……見当たらなさそう、ですね」
「そうね……」
がらくたじみた玩具でいっぱいな葛籠を引っ繰り返す気にもなれず、樹と絢は肩を落とす。
「昔はどうであれ、今は皆の隠れ家になったって事なのかな」
葛籠いっぱいの玩具を見下ろし、円は笑う。
「これが宝で、大人たちの思い出の理由なのかも」
八ヶ淵埋蔵金のことを訊いた大人たちは、みんなどこか懐かし気に笑っていたようにも思う。きっとみんな、子どもの頃は今日の自分たちのようにここを探検したのかもしれない。もしかすると、一部の大人は今もここを隠れ家のようにしているのかもしれない。この葛籠を開いて遊んだりしているのかもしれない。
そう想像すると、少し可笑しかった。
「先は……外に繋がっているみたいです」
広間の奥に伸びる緩い坂道の通路を先に向かった樹がちょっぴり落胆気味の声で教えてくれる。
「外かぁ」
樹のライトに先導されるままに坂道を登れば、草木に覆われた出入り口が見えた。巧妙に入り口を隠す草木を分けて外へと出る。暗闇に慣れた瞳を眩く照らす春の日差しの下には、森に半ば呑まれた廃墟があった。たんぽぽや菫や菜の花が咲き乱れ、葛に半ば呑まれたそこは、どうやら古い時代に地図から消えた集落跡らしい。
桜の大樹と、その梢に立つ着物を纏った天女のような姫君のようなナニカを彫り込んだ、風雨に晒され倒れた石碑の上、円は『幻の八夜城』の文庫本と一緒に鞄へ忍ばせてきた小さな花束を供える。
「ねえ、……千代ちゃん」
そっと、囁く。
「あの桜の下に居た誰かは、いつか外に出て村を築いたんだ……きっとね」
だったらいいな。春風に祈るように円は思う。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
冒険
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年10月11日
参加申し込みの期限
2017年10月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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