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怪人セブンの正義
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【3】
南ゲートだけではなく東西南北のゲートにシャッターが下りたため、完全に外界から遮断された寝子電スタジアム。
自由にではいりできるのは、ピッチから空を飛んで上空へ逃げるしかない。
人間が出来る芸当ではないだろう。
約50名近い各ゲートの人質の輸送に叢雲の人手が割かれているためか、一時的に施設内の警戒が緩くなる。
その隙を突いて、
後木 真央
は行動を開始。
「これ、テレビや映画で見たことあるのだ。24時間以内に事件を解決するアレなのだ」
後木は今、フードコート南東の女子トイレの個室の屋根裏に潜んでいた。
テレビで得た知識を実践したのが功を奏したのか、彼女は叢雲に捕まらずにやり過ごすことが出来たのだ。
「もっちゃんセンパイと武道ちゃんセンパイ、はぐれちゃったのだ……。玲珂ちゃんは目が見えないから余計に心配なのだ……」
周囲の人気がなさを確認すると、後木は女子トイレから顔を出す。
靴を脱ぎ、鞄にしまうと、マナーモードにしたスマホを手に取る。
「真央ちゃんはセブンに会いに来たはずなのだ。でももっちゃんセンパイたちと偶然会って、試合後に
もっちゃんセンパイんち
でゴハン食べようとしてたはずなのだ……」
当初の目的とは掛け離れてしまったけど、親しい仲間とささやかな打ち上げが待っているはずだった。
だが、目の前の惨劇を目の当たりにした後木は、迷わずもっちゃんセンパイ――
宇佐見 望月
にコールする。
幸い、2コールで繋がった。
『真央ちゃん、無事か……!? 今、何処にいる……!?』
小声でヒソヒソと伝わる宇佐美の声に、後木はホッと胸をなで下ろした。
「フードコート東側の女子トイレにいるのだ。もっちゃんセンパイこそ大丈夫なのだ?」
後木の問い掛けに、「ああ、平気だぜ」と短く彼は答えた。
『多分、動くなら今しかない。俺様も武道(ぶどー)ちゃんと玲珂ちゃんとはぐれちまったが、真央ちゃんのほうが俺様との距離が近いようだ。まずはそっちへ合流するぜ』
「分かったのだ。女子トイレ前のピザ屋まで来れるのだ?」
『ああ、了解したぜ。真央ちゃん、気を付けろよ。奴ら、銃と刀を持ってやがる。他にも何か持ってるかもしれねぇな』
「これってやっぱり本物のテロリンなのだ……!? 分かったのだ、もっちゃんセンパイこそ気を付けるのだ」
そう言うと、後木は通話を切る。
トイレから顔出すと、叢雲の団員たちが暴れる人質を『大人しく』している真っ最中だ。
おかげで監視の目をかいくぐれる。『沈静化』される人々を見放す形になるのが心苦しい。
後木がピザ屋の厨房に忍び込むと、程なくして宇佐見も合流を果たす。
「無事に合流できて何よりだぜ。ねこったーやメールでも、既に情報が飛び交ってやがる。どーやら観戦に来てた寝子高生の多くが逃げ遅れたみたいだな……」
宇佐見はスマホの画面を後木に見せて指し示す。
その中には、南西のクレープ屋で助けを乞う菜々緒のメッセージも含まれていた。
「これは大変なのだ……! 真央ちゃん、ねこったーやメールで合流を呼びかけてみるのだ! こういう時こそ単独行動は危険なのだ! 一致団結なのだ!」
後木は早速、友人宛にねこったーやメールで連絡を飛ばし始めた。
「俺様もはぐれた武道ちゃんと連絡取ってみるぜ。無事に逃げていればいいんだけどよ……」
それはそうと、と宇佐見は片手でメール作成しつつ、厨房にあるマヨネーズと胡椒を拝借する。
「ないよりはマシ、だよなぁ」
これでどうこうできるとは思えないが、隙を作ることはできると考えての行動だ。
一方、メールを受け取った
志波 武道
は、
紗乃恭 玲珂
と合流を果たす。
場所はスタジアム北東のイベントブース。
ステージ上のセット裏に身を潜めてやり過ごす。
通常なら、選手たちとのサイン会や握手会などで賑わっている場所だ。
「玲珂ちゃん、怪我はないか!?」
「……! よかった……! 無事で何よりです、武道先輩」
偶然、逃げ延びた先が2人ともイベントブースだったのが幸いだった。
紗乃恭は盲目の瞳を志波に向けて声を震わせる。
「瞬く間に……、一体何が起こっているんでしょう……?」
志波は伊達眼鏡を一度中指で上げると、深い溜息を吐いた。
「分からねぇ。でも、これは愛する弟のフツウの危機、……っつーか、俺たちの命の危機だよな。襲撃してきた奴ら、銃を持って平気で人へ向けて乱射してやがった」
志波の声に怒りの色が混じっている。
「怪人セブンの噂を聞いて、誘われて来てみたら……。捕まった人質の中に見知った顔もいたし、どうしたらいいんだ?」
「早く、逃げ遅れた人を助けないと……」
紗乃恭の口から、自然とそんな言葉が漏れ出す。
「何故こんなことをするのかは分かりません……。ですが、じっとしていてもいつか捕まります」
「けど、いくらなんでも危険だ、玲珂ちゃん……!」
「志波先輩……、相手は銃を持っていて、怖い、ですけど、何もしないでいることなんて出来ないです……! 助けたい……、助けたいんです……!」
「玲珂ちゃん……!」
「先輩だって、許せないんでしょう……?」
光を映さない彼女の瞳が、まるで志波の心を見透かすように捉える。
盲目の彼女がこうして逃げ延びられたのも、身の回りのことの殆どを自分一人で行える程度に他の感覚は鋭いからだ。
その鋭さは、相手の『揺らぎ』も把握できるのだろう。
「どうにかしなきゃって、思っている。けど、こんな絶望的な状況、どう打破すれば……!」
はぐれた宇佐見たちの無事は確認できた。
でも、現状出来ることはそれだけだ。
一介の高校生が状況打破できるとは……。
そこへ、志波宛に1通のメールが届く。
『そうね、なら打破しましょう。私たちは、殺人鬼を相手取った【情報】チーム。今回だってうまくやれるはずよ』
差出人は――、
黒依 アリーセ
!!
前回の『憤怒』事件の情報班の1人として貢献した少女からだった。
「話は聞かせてもらったわ。銃声、怒号、悲鳴、逃げて来る人々。どう考えても、これはテロよね?」
その声は、ステージ下から聞こえてきた。
「本当、嫌になっちゃう……。寝子島ならテロくらい起こるかも、なんて思って、慣れてしまってる自分がいるわ。そしたら本当に起きちゃうんだもの。でも実際起こったら起こったで、拍子抜けしている自分もいるから驚きよね。殺人鬼にもテロにも動じない女子高生、やだ、私、鉄の女だって言われちゃう……」
そう独白しながら、黒依の顔がステージ下からニョキッとせり上がってきた。
おい、まさか。
今までの志波と紗乃恭のシリアス展開が全て筒抜けだった事実に、2人はこそばゆくなっていく。
「アリーセは鉄の女なのだ? 硬いのか? ここ硬いのか?」
「きゃっ……! 小麗さん、こんな時に何処触ってるんですか……!?」
どうやら、黒依は
李 小麗
と共にステージ下へ隠れていたようだ。
そして、そのステージ下はちょっととんでもない事(意味深)が繰り広げられている模様。
「えっと……、こういう時はシリアスを貫いたほうがいいよな、きっと……」
いつものギャグキャラを封印しようと決意せざるを得ない志波であった。
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月23日
参加申し込みの期限
2013年08月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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