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怪人セブンの正義
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【1】
時はテロリスト集団『叢雲』が寝子電スタジアムへ襲撃する2時間前まで戻る。
「やっぱ、無理矢理連れ出しちまって悪かったな……」
気まずそうな浮かべるのは
吉祥寺 黒子
。
その傍らで、ふるふると小刻みに首を横に振る白亜の娘――
芽森 菜々緒
が口を開く。
「いいえ、誘って頂いてありがとうございます」
しかし、彼女の表情に陰りが見える。
吉祥寺はその事が引っかかっていた。
「……ほら、またその顔だ。迷惑だったか?」
「いえ、本当に今日の観戦、楽しみにしてました。――ただ、サッカーはルールなど不慣れなので、ちゃんと楽しめるか心配で……」
菜々緒の何処か的外れな心配の矛先に、吉祥寺は思わずズッコケた。
「そういうことかよ……。でも安心したぜ。最近、何か考え込んでいるみたいだからな。気分転換になるかなって思って試合観戦に誘ったんだけど」
そこで吉祥寺、急に口篭りだす。
「心配なんだよ。と、『友達』……として」
地黒の顔を真っ赤に染めつつ、自ら口にした単語に身悶えする彼女。
その光景に、菜々緒はくすりと微笑んだ。
「ありがとうございます、吉祥寺さん。私は優しい『友達』を持って幸せ者ですね」
菜々緒の言葉に、吉祥寺の頭の中の謎スイッチが入った!
「クロ……。そう呼んでくれよ。だから、俺もお前のこと、菜々緒って呼んでいいか? いや、むしろ呼ばせろ! クロと菜々緒は『友達』なんだし!」
最後はやや鼻息が荒くなる吉祥寺は、思わず菜々緒の白い指先を掴んでいた。
菜々緒の柔らかな指の感触に、何故か吉祥寺の心拍数が急上昇していく。
一方、気圧された菜々緒は困惑しつつも、こくり、と頷いた。
「ええ、これからもよろしくね、クロ」
「フォゥッ!?」
吉祥寺のハートに、菜々緒の儚げな笑顔がクリティカルヒットーォッ!!
「こ、これはクルぜぇ……! って、忘れるところだった!」
吉祥寺は慌てて鞄から小包を取り出した。
「これ、
この間の修学旅行のお土産
だ。菜々緒、行かなかっただろ?」
「ええ……。義父の言い付けで、奥多摩の実家へ帰省してましたから……」
折角の学校行事を楽しみたかったです、と眉を下げながら菜々緒は答えた。
その言葉に嘘は感じられない。
「ところで、お土産って何ですか?」
「気になるか? 開けていいぜ」
吉祥寺から小包を菜々緒は受け取ると、その場でビリビリと破き始めた。
……すごく欧米スタイルです。
「まぁ、可愛らしいですね!」
中身は木彫りのお守りだった。
前は女性、後ろは男性が掘られているのが特徴だ。
「カムイニポポって言うんだ……。アイヌの神様で、事故や災難から身を守ってくれるお守りさ」
「ありがとうございます、大事にしますね」
菜々緒の顔に、先程までの憂いは感じられない。
それは友達と一緒にはしゃぐ、年相応の少女の顔だった。
さて、純粋に試合観戦を楽しむ者もいれば、別の目的で寝子電スタジアムにやってくる者もいる。
試合の数日前、ネットの掲示板に書き込まれた『怪人セブンの出現情報』が物議を醸していた。
大半の閲覧者は「また偽物だろう」とスルーしてたが、
逆巻 天野
や
神出鬼 没
のように七男と対峙した経験がある者たちにとって見過ごすことができない内容であった。
彼らはそれぞれ、自主的にこの場に集結していた。
しかし、まだ彼ら自身、同じような目的を持った仲間がいることに気が付いていない。
そして逆巻は今、ダクトで溜息を付いていた。
「没、まだ進むのかい?」
目の前には、嬉々としてダクト内を這いずり回る神出鬼の姿があった。
「スタジアム探検さね! 何度もスタジアムへはオイラ来てるけど、ダクトはあまり見て回ってなかったのさ! それにセブンを止めるには、色んな部屋を知っておく必要があると思うの!」
無邪気に話す神出鬼に対し、逆巻はちょっと戸惑っていた。
換気用のダクトは埃まみれな上に狭い。
神出鬼のように小柄ならばダクト内の移動もスムーズだが、一般的な男子高校生の体格の逆巻となると移動も一苦労だ。
「動くたびに肘や膝が当たってゴツゴツ音が鳴っちゃうし。バレたら怒られるんじゃないかな?」
「へーきへーきっ! 1週したらちゃんと降りるさね! ねぇねぇ、天野! ここ、東ゲートの真下だね!」
換気口の隙間から見えるは、確かに東ゲートの様子だ。
「……北ゲート付近からここへ侵入したから、4分の1進んだのか。試合開始までに1週できるのかな……?」
やれやれ、と呆れていると、真下から突如銃声が響いた。
そして、真下で起きた光景に、逆巻と神出鬼は言葉を失った。
咄嗟に2人は動きを止め、気配を消して静観すれば、血を流して倒れる男性の姿が……。
「銃に悲鳴……!? そんな、撃たれた、のか? この島で、無差別テロなんて……」
愕然とする逆巻。神出鬼も呆気に取られて固まってしまっている。
『こんなの、正義じゃありません……! あなたたちは単なる鬼畜外道じゃないですか!』
白亜の少女の憤る声が逆巻たちにも届く。
(あれは、芽森先輩……? って凄いね、テロリスト投げ飛ばすなんて)
菜々緒の逃げる足音が遠ざかっていく。
だが、叢雲たちは追うのをやめた。
『……今逃げた真っ白な女、あれは恐らく有名な画家、芽森 白山の娘だ。人質に取ればマスコミも動かせるかもしれない。絶対に生け捕りにしろ!! 逃がさないように他の出入り口もすぐに封鎖するんだ!』
命令を下したリーダーと思しき男は、近くに居いた警備員から鍵を奪うと、何かを問い詰めていた。
しばらくしたあと、鍵を使って東ゲート近くの扉を開け、10名ほどの仲間と共に中へ進行していった。
これをずっと息を潜めて見ていた逆巻と神出鬼。
マナーモード中のスマホに逆巻は手を伸ばした。
「ねこったーで助けを呼んでみよう。それに、さっき聞いた会話の内容も拡散したほうがいいね」
彼が投稿しようとした矢先、リツイートで流れてきた文面に目を奪われた。
それは、たった今逃げた菜々緒の救援メッセージであった。
「……今はまだ、僕の懸念は広めないほうがいいかも」
逆巻は【憤怒】の事件以降、菜々緒が怪人セブンで、多重人格者ではないかと疑っているのだ。
(何かの拍子で、七男が出てこなければいいけど……。もっとも、その時は僕の推理が正しかったことになるね。ただそうなると状況が悪化するだろうから……)
被害拡大を看過してまで怪人セブンの正体を暴くような状況ではない。
優先順位が、今は違うからだ。
「天野……」
東ゲートのやり取りを見ていた神出鬼が、逆巻の服の袖をぎゅっと掴んでいた。
「……没、怖いのかい?」
「こ、怖くなんかないさね!」
言葉とは裏腹に、神出鬼の声は震えている。
だが、声を掛けてくれた逆巻の不安そうな顔を見た神出鬼は、恐怖心を引っ込めて胸を張った。
「天野はオイラが護るのさー。だから、大丈夫だよ」
小声で逆巻を励ます神出鬼。
逆巻は一度深呼吸をすると、1度だけ力強く頷いた。
「……既に情報統括で動いている人がいるようだね。僕も今のやり取りを伝達しておこう」
逆巻は「人質を理由に流血沙汰は避けて」と付け加える。
「生きてここから脱出するよ。没、力を貸してくれないか?」
「勿論さね♪」
逆巻・神出鬼コンビ、行動開始。
逆巻は東ゲートを観察しながら、『携帯端末が没収されてること』や『テロリストの人数・格好』などをメールで伝播し始めた。
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担当ゲームマスター
焼きスルメ
前回シナリオ
怪人セブンの断罪
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月23日
参加申し込みの期限
2013年08月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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