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【2】
「畜生! フードコートに飲み物買いに行ってたら……、なんだよ、この騒ぎは! しかも菜々緒とはぐれちまった!」
騒然となる施設内。逃げ惑う観客たちが、一斉に近くのゲートへ殺到する!
「早くしてよ! テロリストが追ってくるじゃない!」
「押すんじゃねぇよ! 俺が先に出るんだ!!」
「助けて! 助けて! 助けて! 助けて!」
パニック状態の観客は、我が先にとばかりに押し合いへし合いで、フードコート近くの南ゲート前は大混乱の真っ只中。
そこへ聞こえてくる幾多の銃声。
「大人しくしろ! 両手を上げて床に這いつくばれ!」
テロリスト、叢雲の1人が監視カメラを撃ち抜いた。
その破壊音と見るも無残なカメラの姿は、逃げ惑う人々の足を竦ませるのに充分すぎる効果があった。
「あ、ゲートが……!」
観客の1人が指を指す。
ゲートにシャッターが下りてしまい、完全に封鎖されてしまったのだ!
「もう逃げられない。お前たちは人質となる他ないのだ」
声を張るガタイのいい叢雲団員の男が小銃を突き付ける。
彼は他の団員に指示を与え、逃げ遅れた人々を次々に人質としてピッチへ送っていく。
「
芽森 菜々緒
は発見次第、生け捕りにしろという伝令だ。特徴は白い髪に白い肌の女だ! 探せ!」
残る団員は付近の捜索を開始。
その様子を、フードコート内の店舗の陰に身を潜ませた吉祥寺が一部始終目撃していた。
「何で菜々緒が狙われてるんだよ! それにこのままじゃ見付かっちまう!」
吉祥寺はすかさずスマホをマナーモードに切り替え、履いていた靴を脱ぎ捨てた。
その時、彼女のねこったーアプリが、菜々緒の救援メッセージを通知した。
お淑やかな眼鏡少女と銀髪のツインテール少女が、小声で密談を交わす。
咄嗟に壁の影に隠れてやり過ごすことができた。
「まさかテロに遭遇するとは……。咄嗟に蔽物に隠れたので助かりましたね」
朝海 瑠歌
は隣の友人の手を握り締める。
「まったくじゃな。よもやスタジアムでこんな事が起こるとは思いも寄らなかったぞよ」
苦虫を潰したような渋い顔の
斉田 珠喪
は、無意識にスマホをマナーモードへ切り替えた。
「瑠歌殿、靴を脱いで鞄にいれたほうが良かろうて」
斉田は言葉通り、履いていた靴を脱いで鞄にしまいこんだ。
「これで少しは足音を抑えられるぞよ」
朝海も斉田同様靴を鞄にしまった。
「斉田さんの言うとおりですね。一つの物音で命が消えるかもしれませんしね……」
朝海は自分の言葉の意味を反芻してゾッとした。
今起こっていることは、紛れもない現実だからだ。
「……幸い、この隣は飲食店じゃ。厨房に行けば、何か武器になるものがあるじゃろうて。……瑠歌殿?」
斉田はギョッとした。
朝海の顔が、まるでケーキを目の前にして目を輝かせる子供のようにニコニコしていたのだ。
「どうしたのじゃ? 何で笑ってられるのじゃ……?」
斉田の指摘に、朝海は自分がどういう顔をしているか、ようやく自覚した。
そして、彼女は冷静に言った。
「ちょっと楽しくなってきましたね。……嘘です。冗談ですって。さぁ、厨房へ行きましょう、斉田さん?」
「あ、ああ……」
2人はお互い双方向を見張り、足音を立てないように隣の店舗へ移動。
(通路内は柱以外の遮蔽物はゼロ。見通しはよく、物音も響きやすいのう。しかも相手は数人単位で班を組んで行動しているようじゃな)
斉田は見付からないように、周囲の状況を情報化していく。
彼女の『情報錬金術』は、既に始まっている。
雨寺 凛
と
三ヶ島 葵
も、この事件に巻き込まれていた。
少女2人は必死に叢雲から逃げている真っ最中だ。
「そんな、テロだなんて!」
雨寺は今にも泣きそうな顔で青ざめている。
対して、三ヶ島は冷静且つ愉快そうにニヤニヤとしているではないか。
「お、おわー!? ちょっと摘むものとか買いに行こうと思っていたらこれはー……面白くはあるんだけどー、まさかの対岸の火事ですまない状況だよー。困ったねー」
「って葵ちゃん冷静!?」
「こういう時こそ平常心なんだよー、雨寺くんー。そしてこの場合のとっておきの策は、『逃げる』んだよー!」
「そ、そうだね! 逃げて生き残るのが1番だよね!?」
見通しのいい通路内では、下手に隠れても捕まるのがオチと考えた2人は、ただひたすら逃げ回ってた。
しかし、それも限界が来てしまう。
ゲートにシャッターが下り、取り残された人々が一斉に捕まっていく中、やむなく2人はスタジアム南西部に位置するクレープ屋の店内に飛び込み、身を潜めることにした。
三ヶ島はスマホを取り出すと、早速ねこったーで実況を行い、外部へと現在の状況を流そうと試みる。
だが、真っ先に目に飛び込んできたのは、菜々緒の救援メッセージのリツイート。
「これって、あの芽森先輩のメッセージかなー? 先輩も巻き込まれたんだねー」
ふと、ここで考え込む三ヶ島。
さっき起きたことが瞬時に拡散している現状。
テロリストだって馬鹿じゃない。自分たちが外で今、どんなように伝えられているかきっとチェックしているはずだ。
「叢雲って、ニュースで見た限りでは結構おっきい宗教団体だったよねー……。外の信者が連携をとって、情報を流すこともありえるんだよー。……そう考えたら、迂闊に実況するとマズイかもねー」
三ヶ島はねこったーへのつぶやきを取りやめることにした。
「葵ちゃん、これからどうしよう……?」
ガタガタ体を震わせる雨寺の肩を、きゅっと三ヶ島は抱き寄せた。
「今の状況で何より大事なもの、私は、自分の命だと思ってるよー!?」
三ヶ島の言葉に、数度雨寺は頷いた。
「うん……、そうだよね……。生きてここを出ないとだもんね……。生きてやりたい事、まだまだ沢山あるもん……。私、こんなとこで死ねない!」
雨寺の決意を物語るように、彼女は三ヶ島にハグを返す。
「生きてここを出ることに集中するよ。この目標に全力を捧げる。血は怖いけどそんなこと言ってられない。血を見ても、とにかく生きることを考えて、葵ちゃんみたいに冷静になるように頑張る」
まだ体の震えは収まらない。
心臓の鼓動も普段の5倍くらい大きく聞こえる気がする。
でも、生きるためにも、全力を尽くすと決めた途端、腹の底から勇気が湧いてくるのを雨寺は実感できた。
「傲慢でもいい。とにかく生きる、これが私の傲慢な選択だから」
雨寺の呟きに、三ヶ島も無言で頷いてみせた。
「そこにいるのは誰ですか……!?」
クレープ屋の厨房の陰から声が聞こえた。
雨寺と三ヶ島が振り返ると、そこには、包丁を2人に突き付けた菜々緒の姿があった。
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シルバーシナリオ(150)
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なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月23日
参加申し込みの期限
2013年08月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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