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【5】
襲撃当初、
霧生 深雪
と
八神 修
はトイレにいた。
要は仲良く連れションである。
霧生が銃声に気が付き、八神がねこったーで菜々緒の救援メッセージに気が付くと、2人の行動は早かった。
トイレから換気ダクトへ侵入、元通り蓋を閉めて身を潜めることにしたのだ。
勿論、スマホは2人ともマナーモードである。
「――ったく、シュウに誘われてサッカー観戦にきたらこのザマだ。どうしてくれるんだよ?」
霧生は個室の貯水槽、個室の間の壁の上に足を掛け、天井から換気ダクトへ無事侵入成功。
下で待つ八神の腕を取り、天井へ引き上げに掛かった。
「文句を言われても俺は困るぞ、ミユ。だからさっさと引き上げてくれ」
「相変わらず体力ないよな、シュウ。壁やタンクに足跡残すなよ、バレるから」
「俺がそんな下手打つと思うか、ミユ?」
「……だよな、シュウだもんな」
そこで両者、こんな状況でもクスリと笑ってしまった。
(以下、ねこったーダイレクトメールでのやり取り)
<いいか? ここから先はねこったーのDMでやり取りするぞ。ミユ、スマホの明かりが下に漏れないように気を付けろよ>
<分かってる、シュウ。そういうシュウこそ、汚い場所は駄目だろう? ここは大丈夫なのか?>
……返信がなかった。
結構キツいのかもしれない。
換気ダクトは定期的に点検が入るだろうが、そこまで念入りに清掃が入るわけでもない。
埃っぽい匂いが鼻の奥を刺激している狭い空間に八神が必死に耐えているのだ。
汚い臭いと騒げば自分の命が危ないのだから、トラウマレベルの嫌悪感もこの際押さえ込むしかないのだ。
<そうだ、シュウ。この芽森って人をフォロー送ってDMでやり取りしないか?>
<それはいい考えだ、ミユ。早速試しそう>
2人が菜々緒をフォローすると、すぐにフォローバックが帰ってくるではないか。
<早いな!? シュウも来たか?>
<ああ、予想以上の早さだな、ミユ>
こうして、菜々緒とDMのやり取りを行う2人だが、ある時を境にぷっつり菜々緒からの反応がなくなってしまう。
<何かあったのだろうか?>
八神が眉間にしわを寄せながら液晶画面とにらめっこを続ける。
<……返信できないような状況になったのかもな?>
犯罪に巻き込まれた過去のある霧生は、体験談からなのか、メッセージとともにゆっくり頷いてみせた。
<……俺のところに加瀬からメールが来た。どうやら芽森先輩のすぐ近くにいるようだ>
<そうか。んじゃ、シュウ。悪いが加瀬に「連れの霧生が加瀬の連絡先とねこったーのアカウントを知りたい」って伝えてくれないか?>
<了解、ミユ>
こうして、霧生、八神は加瀬を経由して【情報】チームの情報を受け取ることができるようになった。
2人も積極的に情報を流していき、相互共有を目指していく。
今はまだ、動く時ではない。
フードコート内でひと悶着が起きた頃、菜々緒の救援メッセージを頼りに、南西のクレープ屋へ続々と逃亡者が集結し始めていた。
目的地までほんの10m手前の壁の影に、
浅山 小淋
が筆談用のスケッチブックを制服の下に仕込ませて隠れていた。
【ここまで上手く監視の目をくぐってきましたが、流石に目の前に2人いると厳しいですね……】
非力な女子高生では、到底太刀打ち出来そうのない男2人組――先程発砲した暁3号と中間管理職の暁1号が行く手を遮るかのように周囲へ目を光らせていた。
と、そこへ僅かな音を立てて真正面の店舗のドアが開く。
浅山は身構える。テロリストか?
そう思った浅山が身を強ばらせると、ドアからよく見知った顔が2つ覗いていた。
朝海 瑠歌
と
斉田 珠喪
だ。
2人は目を丸くすると、浅山を店舗へ手招きし出す。
見張りが近くにいるため、声を出すと気付かれるからだ。
浅山は察すると、持参していた手の平サイズのメモ帳とボールペンをポーチから取り出すと、そっと店舗内へ侵入した。
(以下、筆談)
『朝海先輩、斉田さん、ご無事で何よりです』
斉田がメモ帳を借り受けると、すぐにペンを走らせた。
『おお、小淋殿こそ無事で何よりぞよ。まさかすぐ傍までいたとはな?』
今度は朝海がそのメモ帳に文字を書き連ねる。
『浅山さんも、芽森先輩を助けに向かうのですか?』
その文章を見て、浅山は一度だけはっきりと頷いた。
『相手は銃を持っています。心許ないですが、斉田さんと私はお腹にフライパンを忍ばせています。当たり所が悪くない限り、1度だけなら銃弾を防げると思います』
そう書くと、朝海は浅山用に用意したフライパンを手渡した。
朝海の鞄には、油・洗剤・卵が覗いている。
『目眩ませ用の小麦粉や調味料もここにはあるようですので、調達しておきましょう。逃げる時の足しくらいになるでしょうから』
それを聞いた浅山はスケッチブックよりも効果的だと判断し、かさばるが2人同様、お腹にフライパンを装着。
『これからどうしましょうか? 見張りがいる以上、迂闊に動けません』
2対3とは言え、非武装の女子高生が突破できる状況ではない。
それができたら、その瞬間から【女子高生(火力)】を名乗らねばならないだろう。
『わらわの考えでは、この様子じゃと菜々緒殿の救援信号でこの付近にいる者が多数おるじゃろうて。ねこったーとメールで呼びかけてみようかの』
斉田は早速、スマホを操作し始める
(これは……)
ふと、ねこったーに気になる文面を斉田は確認した。
<寝子島テロ現場なう。皆、携帯をマナーモードに。【セブン・情報・歌・血・治療】のキーワードで分かる人は携帯までメールを下さい>
発言主のアカウントは見知らぬもの。
どうやらリツイートで広がっているようだ。
(これはきっと、アリーセ殿じゃな? わらわも負けておられぬ)
斉田は手短に黒依へメールを送ると、すかさず返信がくるではないか。
『斉田さんも巻き込まれてたのね……。無事で良かったわ。今の隠れ場所から、目視出来る範囲で情報を下さい。その情報を集約して、可能な限り逃げてる人たちへ送るから』
この文面で、アリーセ1人が懸命に情報収集と発信を行なっている事に気が付く斉田。
(やれやれじゃ。これじゃ情報アルケミーの沽券に係わるのう……)
斉田は苦笑しつつも、今までの移動で見てきた情報を1つも漏らさずに黒依へ送る。
『監視カメラは破壊されておるようじゃぞ。それとパンフレットを見る限りでは、出入口は東西南北に1箇所ずつ。
わらわは瑠歌殿と小淋殿とともに、菜々緒殿が潜伏しているとみられるプレープ屋付近の店舗におるぞよ。
テロリスト2名が付近を警戒中で身動きが取れぬ。菜々緒殿のもとへ行くために連携を要請したい。
危険じゃが、このままジリ貧になるよりかは幾許かはマシじゃろうて……。
それと、どうやらテロリストは数班に分かれて行動しているようじゃ。
隊長の名は【カゲロウ】と言っておった。目の前の奴らは【アカツキ】と呼び合っておったの。
……以上じゃ。よろしく頼む、治癒の歌姫殿や。
アルケミーより』
こうして、黒依の呼び掛けと斉田の詳細な情報をはじめとするメールの数々が、事件の早期把握に非常に有用な役割を果たしていくこととなる。
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月23日
参加申し込みの期限
2013年08月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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