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寝子島高校
新年度のはじまりはじまり。普通科編
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●天吏の変化
鏡を見る。そこに映るのは当然ながら、自分の姿。
灰色の瞳は鏡の中の自分をじっと見据えていた。感情のない、虚無の眼差し。
寝子島高校の制服を着込んだ、眼帯のない、自分の姿。
今日から
大天使 天吏
は、高校2年生となる。
鏡を見ながら、天吏は様々な出来事を回想していた。
特にここ最近の出来事は、天吏の心を激しく揺さぶるばかりだった。
だが、今の彼女は無の表情を変える事は無い。
シーサイドタウンのマンションで一人暮らしする天吏。
(このマンションの一室を出たら、仮面を被らねばならない)
決意と共に、キッと真剣な面持ちを鏡に向け……そして瞳を閉じる。
(今日から、また。学生生活が始まる)
瞳を開いた天吏は、まさしく天使の如き柔和で美しい笑みを浮かべた。
そして、ドアから外の世界へと羽ばたくように、彼女は光の中へ飛び出した。
●話が長くてホントにヤバイ
(ねっみぃぃ……)
水守 流
は立ったまま眠れるのでは、と真剣に考えていた。いや、考える余裕もないほど睡魔が襲い掛かっていた。
発売されたTVゲームにハマり、いつの間にやら明け方。
それは割と日常茶飯事であるのだが、校長の長話はイレギュラー案件だ。
意識が遠のく。前後左右に身体がフラフラと動き出す。一件、貧血やら具合が悪いように思われても仕方ない程だが……。
(あー、あれは睡魔ですねー)
ゆらゆら海藻のように漂う流を見守るのは
屋敷野 梢
。
梢も流も、ゲームを嗜む方々で。流が眠そうな理由もなんとなく想像がつく。
(……効くかどうかわかりませんが……)
ススッ、と梢は流に近づき、そして小声で囁いた。
「この戦局を乗り切ったらSレア確定ですよー」
「マジかッ!」
くわっ! と流の目が見開き、同時に流の姿勢が正される。それを確認すると、梢はススッと元の位置へ戻った。
(ってちょっと待て、何のSレアの話だ……)
そうは思うものの、眠気を覚ましてくれたことに感謝する流であった。
●一年の始まり
校長の有難くも、ひたすらに長~~~い話から解放された生徒たち。
解放感や気だるさ、眠気、貧血etc……反応もマチマチで。
しかし、各々が新しいクラスを確認すれば、途端に意識は新しいクラスへ向けられる。
寝子島高校の普通科は5クラスに分かれており、仲のよかった友人とクラスが離れてしまう者は少なからず……どころか、むしろ多い。
落胆する者をほとんどに、運良くまた同じくクラスになれたことを喜ぶ者。一喜一憂する姿がそこかしこで見られる。
そんな中で
伊藤 佳奈
は見知った顔を見かけ、思わず声をかけた。
「刀君!」
呼ばれた
御剣 刀
は佳奈の姿を認めると微かに口角を上げた。
二人は剣道部に所属する部活仲間で信頼関係もある間柄だ。
「伊藤。新しいクラスはどこだったんだ?」
「あたしは4組だよぉ。刀君は?」
「俺は2組だった」
「なかなか同じクラスにはなれないものだねぇ」
「あぁ、だがこれからも部活でよろしく頼む」
勿論! と佳奈が笑みを浮かべれば、それぞれの教室へ向かっていくのだった。
「私は……2年3組、ね」
本居 陽毬
が己の名を見つける。他には誰がいるのだろう、とクラス表を見ていると……
「2年3組ですねー」
隣にいた少女も同様に呟くのを陽毬は聞き逃さなかった。
「あなたも3組なのね。私、本居陽毬! よろしくねっ」
明るい笑顔と共に陽毬が挨拶すれば、相手が見覚えのある少女だと気づいた。
「あ、もしかして生徒会副会長の……?」
「はい、
屋敷野 梢
でーす。よろしくお願いします」
「一緒のクラスなんだ、嬉しい! 私、途中から転校してきたから……色々教えて欲しいな」
子犬のように屈託なくフレンドリーに接してくれる陽毬に、梢は
「勿論ですよー。何でも聞いてください」
と、少な目な胸を張り。
「ふふ、沢山頼らせてもらうね!」
はしゃぐ陽毬の大きな胸がぽいんぽいんと弾むのを、なんとも言えぬ気持ちで見守る梢だった。
七夜 あおい
は
八神 修
の姿を見つけると駆け寄り、声をかけた。
「修君、クラス離れちゃったね」
あおいの声に、振り向けば。そこには眉を下げたあおいの姿。
「あぁ、残念だ」
一見すればいつも通りの冷静な表情にも見えるが、知る者からすれば修の落胆ぶりの大きさを感じられるだろう。
あおいと共に、修は教室までの道のりを並んで歩いた。
昨年、入学してから色々なことがあった。数えきれない程の思い出がある2人だから、歩きながらも話題は尽きることがない。
「まさか、学級委員に推薦してくれるとは思わなかったよ」
「あぁ……懐かしいな」
「うん。懐かしいし……寂しい、なぁ」
そう呟くあおいに、修は努めて明るく声をかけ。
「合同授業も有るし、隣のクラスだし。大丈夫だよ。あおいが良かったら一緒に宿題したりとか……今まで通りに過ごせるさ」
「うん、そうだね」
あおいが笑みを見せた。自分とクラスが離れたことで寂しそうな表情を見せてくれるのは嬉しいこと。だが、やはり彼女の笑顔こそどんな表情よりも魅力的だ、と修は思う。
まずは、今日の午後のピクニック。クラスごとの行動ではないため、自由に過ごせる。
またあとで、と修とあおいは約束を交わした。
修は自分のクラスを通り越し、あおいを2組のドアの前までエスコートする。
「あおい、面白い人がいたら紹介してくれな」
「うん! 修君もね!」
送ってくれてありがとう、とあおいは修に手を振り、教室へと入って行くのだった。
●萌のお誘い
鬼河内 萌
は生徒が教室に向かう波の中から
野菜原 ユウ
の姿を見つけた。
「ユウくん!」
「おー、鬼河内じゃん」
校長の長話に飽き飽きしていたのか、眠たげな様子のユウ。
「クラス別になっちゃったねー……」
明らかにしょんぼりとした表情の萌。
「そだなー、残念だ。まぁ、5クラスもあると同じクラスになれる方が難しそうだよなー」
「あ! そういえば、ユウくんは美和ちゃん先生を気にかけていたよね? 今度はボクが美和ちゃん先生を見守るからね☆」
二人が1年生の時の担任、
久保田 美和
。人望熱く、またトラブルメーカーと言われても仕方がない美和の事件によく二人は巻き込まれており。
「おー、よろしく頼むぜ鬼河内」
にししっ、と口角を上げるユウ。鬼河内がいりゃあ、心配ねぇな、と笑みを見せる。
「あ、それとユウくんにお誘いがあるんだっ」
ニッコリと笑う萌に、ユウは耳を傾けた。
●凜太郎のお誘い
教室へ向かう中、
鷹司 凜太郎
は1年の時に同じクラスだった
神野 美野梨
を見かけ、声をかけた。
「美野梨君、今年も同じクラスだね」
「鷹司くん。本当ね、今年もよろしくね」
本来人付き合いは苦手な美野梨。だが、同じクラスだった凜太郎の姿に安心し、美しい顔立ちに笑顔を浮かべる。
ピクニックが楽しみだ、と凜太郎が緑色の瞳を細めれば、生物部の美野梨も湖の生物などを観察できそう、とワクワクとした気持ちを抱き。
2人は午後のピクニックの話を楽しみながら2年1組の教室へと向かっていた。
「せっかくだから一緒に昼ご飯を食べないか?」
「誘ってくれてありがとう。ぜひそうしたいわ。……あら?」
美野梨が返事を返すと、視界に銀色の髪を持つ愛らしい少女の姿を見つけた。
「スピカさん」
「あ、ミノリ、リンタロウ。二人は同じクラス、なのね」
3人は1年の時、同じクラスだった。
クラスが離れてしまったことに、寂しげな表情を見せるスピカ。凜太郎と美野梨がそんなスピカの表情を見れば、視線を合わせ頷き合い。
「そうだ、今、美野梨君とピクニックの話をしていたんだ。よかったらスピカ君も一緒にどうだい?」
「いい、の?」
嬉しそうな表情でスピカが美野梨を見れば
「勿論よ、ご一緒出来たら嬉しいわ」
スピカの表情がパッと明るくなるのを見れば、凜太郎と美野梨も自然と笑みが浮かぶ。
例えクラスが離れても、縁は続くことを実感する3人だった。
●二人は☆友達
「おー! 夢呼ちゃん!」
明るい声で元・クラスメートの名を呼ぶのは
鳴神 師呉
。
「名前呼びをやめんか、鳴神…!」
夢呼・ステイシー
が眉間に皺を寄せ師呉を睨みつける。
「だってよー、寂しいじゃねーか。クラス離れちゃったんだぜ?」
「俺はせーせーしてるがな」
夢呼にとって、可愛らしい雰囲気に思えるその名はコンプレックスだった。
それを知りながらも、楽しそうに『夢呼ちゃん』呼びしてくる師呉。
本来ならば、必死で抗議したい夢呼であったが……師呉の人懐っこさから、結局本気で怒ることもできなかったり。
また、言ったところで師呉が素直に従ってくれない、ということもわかている夢呼。
「まぁ、隣のクラスだし、これからもよろしくな! 夢呼ちゃん」
「早く自分の教室行け」
しっし、と悪友を手で払えば、 師呉は「つれねーなぁ」と楽しそうに笑んだ。
例え2人がクラスメイトではなくなっても。
こうした2人の空気感は変わらないのだろうな、と思い合いながら。それぞれの教室へと向かって行くのだった。
●まどろみのぽよよん
ふぁあ、と自然と欠伸が出てしまう。開いた口を手で覆っているのは、
巫部 紫苑
。
寝起きのベッドの上のように、うぅん、と両腕を上げストレッチすれば、紫苑の両胸のたわわがポワンと弾む。
(お弁当の準備を張り切った所為か……ちょっと眠いです)
早起きの眠気に加え、校長の長話のダブルコンボは、普段からぽわぽわ気味の紫苑の思考を更にぽわぽわとさせるには十分で。
皆が新しいクラスへと向かう中、その流れから徐々に離れ……紫苑はふらふらと、昨年まで過ごしていた1年5組へと向かっていた。
ガラリ、と扉を開けば――静寂。
「あら、まだ誰も来てないのですね?」
いつもの席に、いつものように座り。
「少しお昼寝でも……」
両手を合わせれば、紫苑のろっこんである『死音』が発動した。これにより、紫苑の寝息を始め、彼女から発する音は遮断される。
1年5組の前を通る者はいても、何も音のしない教室に人の気配があるとは誰も思わない。
暖かな春の陽気と共に、紫苑は幸せな表情で春眠を貪るのだった。
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日常
学校生活
コメディ
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1000人
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51人
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シナリオガイド公開日
2017年06月23日
参加申し込みの期限
2017年06月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月30日 11時00分
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