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ぼくらのフツウをまもるため
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【春の夢】
一方、その頃、ねこねこ迷宮庭園では、喧々諤々の大論争が巻き起こっていた。
「せやからぁ、なんでみんなそんな怖い顔で先生から羽取ろうとするのん? ていうか、何をそんなに必死なん? どうせ夢なんやし、猫ちゃんでも撫でてまったりしーや?」
マリベル・ロイス
は、善意で一杯の、むしろ善意しかない表情で、津止からクローネの羽を回収しようとする者達を妨害する。
「わ、ちょっ☆ マリベルちゃん、それはヤバいって!?」
ぐいぐいとネコミルを押しつけるマリベルの攻撃(?)を、
志波 武道
は脱いだ上着でガードする。
そこには、騒ぎの声を聞きつけて、
桜庭 円
や
小山内 海
、それに
サキリ・デイジーカッター
や、
如月 庚
、
屋敷野 梢
という面々も集まってきていた。
「……やれやれだ」
「……このままじゃ埒があきませんねー」
クローネの恐ろしさを知り、しかし、頑ななマリベルを説得する術も持たない庚と梢が顔を見あわせて溜息を吐く。梢の背中ではスズメバチの翅が苛立つように羽音を立て、庚もまた背中の鷲の翼をもどかしげに羽ばたかせる。
「いっそ、私が食べさせてあげるってのはどうかな? お腹壊すかもしれないけど」
ユキ・ナカミチ
が冗談とも本気ともつかぬ口調で言うが、神魂ミルクが溜まってしまうことを考えると容易に賛成はできない。
「……いっそ、羽の風で吹き飛ばしてみようか?」
「……うーん。できればあんまり無理やりっていうのは……」
日暮 ねむる
がぽつりと呟くが、
遠野 まほろ
はできれば穏便な手段を取りたいと思う。
ともかくこのままでは、焦れるばかりだ。
と、そのとき。
「……これは」
先程から、ずっと黙って成り行きを見守っていたサキリが小さく、しかし明らかに驚いたような声をあげた。
続いて、シュッと空気を裂くような音。
思わずそこにいた面々がそちらを振り向く。
その視線の先で、彼らが見たものは――サキリがほとんど反射的に投じたナイフによって樹の幹に縫い止められた濡れ羽色の鳥の羽。
「サキリくん、これって……」
『……クローネの羽?』
目を見開いた円と海に、サキリは静かに答える。
「……今、なんとなく上を見上げたら落ちてきた。クローネのものかどうかは、わからないけどね」
少なくとも、この近くにカラスがいるのは間違いないだろう。
腹を空かせたネコミルの巣窟に、好んで普通のカラスミルがやってくるとは考えにくい。
「……やはり、この近くに――」
そう言ったのは津止がふと何かに気づいたように立ち止まった。
顎に手をあてて、じっと何を覗き込む様子を見せる。
どうやら新しい異世界への入口を見つけたようだ。
津止の視線を追うようにして、一人また一人とその入り口を覗きこんで、誰もが息を飲む。
その入り口の向こう側には、これでもかというぐらいのたくさんのカラスの羽が飛び散っていた。
「……どうやらここがアタリかな? まあ罠という可能性もなくはないけれど」
サキリが小さく肩をすくめて、呟く。
「よし、僕がビームで炙り出そう!」
そう言って、
伊賀 解理
がろっこんでビームを落とし穴に撃ちこんだ。
かなりの高出力のビームに、落とし穴の向こうで無数のカラスの羽が飛び散った。だが、クローネが出てくる気配は依然としてなかった。
「虎穴に入らずんば虎児を得ずってことかな。僕は行くよ」
サキリはそう言って、躊躇なく落とし穴の中へ落ちて行った。
「……罠だろうがなんだろうが構わねぇ。どのみち決着をつけたいと思っていたところだ」
庚もまたクローネとの決着をつけるべく、穴の中に飛び込んだ。
「……うーん。落とし穴も気になりますが、このあたりの木もあやしいんですよねー。私は、蝶になって、あたりをさぐってみますー」
梢もそう言って、蝶に姿を変えて、森の見まわりに飛び立った。
そんなフツウではないことの一部始終を見て、
「なんや、えらいけったいな夢やなぁ……」
『ひと』であるマリベルはネコミルを抱えたまま、ぽけーとした顔を晒すことしかできなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
動物・自然
定員
1000人
参加キャラクター数
126人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月06日
参加申し込みの期限
2017年05月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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