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ぼくらのフツウをまもるため
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【これはお肉ですか? いいえ、それは私です】
ばーべきゅーランドでは、宴が続いている。
「やれやれ。みなさん、のんきなものですね」
加瀬 礼二
は、そのランドのゆるい雰囲気に呑まれていない稀有な人物の一人だった。
とはいえ、そんな彼もどうぶつ化から逃れられているわけではない。頭には狐耳がつき、お尻には尻尾がちゃっかりと生えている。
(完全にケダモノになるなんて、まっぴらゴメンです)
礼二は心の中で呟くと、表面上はBBQを楽しむふりをして、実際にはランドのどこかにクローネが隠れていないか、静かに目を光らせていた。
(クローネからしてみれば、この状況では、あとは時間が解決してくれるのを待つばかりということ。とすると、意外とこういう場所があやしいという気もするんですよねぇ~)
そういえば、とみにカラスも増えてきている気がする。
山の方から、こちらにいくらかの戦力が裂かれているということだろうか。
「おや、カラスさん。まさしく濡れ羽色のよい羽をお持ちですね~。さあ、お酒でもどうですか?」
あるいは、クローネの手先であれば、これも時間稼ぎの一種であると、礼二はカラス達を酒でもてなす。
一方で、礼二自身は、何が入っているかわからないので、飲食物には一切口をつけないようにしていた。
ランドには、楽しまなければ損とばかりに全力で飲み食いにいそしむ者達もいたが、あくまで礼二はそんな気になれない。むしろ、神魂ミルクにクローネが苦手なものでも混ぜておいてやろうかとさえ考えている。何が何でもクローネを倒す。それが、彼ら『情熱』の共通の意思なのだ。
(さあ、俺はここでやれるだけのことをやりますから……あとは頼みましたよ?)
かくして、礼二は空の向こうにいるはずの仲間達に、静かに後を託す。
月守 輝夜
は羊の獣人になっていた。
「私、羊になっちゃってますメー」
何気に呟いた言葉の語尾まで、完全に羊だった。
よく見ると、服も羊の毛になっていて、頭には角まで生えていた。
色々と異常事態だが、陽気な音楽と香ばしい肉の匂いを嗅いでいると、なんだか色々とどうでもよくなってくる。
「喉が渇いたので、川で水を飲みますメー」
輝夜が手ですくって飲んだ川の水はとても美味しかった。
「なんだか美味しそうな匂いがしますメー」
それから、輝夜は肉の匂いにつられて、BBQ広場にやってきた。
そこには、何故か、羽の生えたサンマさんがいた。トビウオ?
「……サンマさん、脂が乗っていておいしそうですメー」
「お、俺は食べてもおいしくないぜ!?」
思わずじゅるりと涎をこぼしてしまうあたり、輝夜のどうぶつ化はだいぶ進んでいた。むしろ、トビウオ化したサンマさんの方がフツウの人間のようなことを言っているあたり、本当にどうぶつ化は相当なレベルで進んでいるようだった。
「……それにしても、せっかくのばーべきゅーなのに、これじゃあ食べづらいぜ」
サンマ(トビウオ)さんがアンニュイな表情でそう呟くので、輝夜はそこですちゃっと用意されていたお箸を装備して言った。
「では、私が食べさせてあげます」
「おお、それは助かるんだぜー!」
サンマ(トビウオ)さんは、水面から飛び上がらんほどに大喜びだった。
「ちなみに俺は猫舌だから、食べさせるときはフーフーしてから食べさせて欲しいんだぜ」
調子に乗ったサンマが何か言い始めた。
「えー。仕方ないですねー」
が、輝夜は特に嫌がる様子もなかった。むしろ、ちょっと楽しそうでもあり、彼女はそうして自分なりに場の空気を楽しみ続けるのだった。
鬼河内 萌
は、カレーを食べていた。
BBQを前にして、やはりカレーを食べていた。むしろ、何故、カレーまで用意してあるのかが激しく謎だったが、「用意してくれた人グッジョブ!」と萌はありがたくそのカレーを食べることにしていた。
「あ、あんなところでサンマさんが餌付けされてる!?」
と、萌は輝夜に箸で肉を与えられているサンマさんを見てぎょっと目を見開いた。
「……べ、べつに餌付けされてるわけじゃないんだぜ?」
萌の言葉に、サンマさんはツンデレっぽい口調でそう言った。
「なんかいつもとビミョーにキャラが違う気がする……」
萌は怪訝な表情でサンマさんを見つめるが、その隣の輝夜は「はい、サンマさん。あーんして」として特に違和感を抱いている様子はない。むしろ、とても幸せそうだ。
(私もここにユウくんがいたらこんなふうに……)
と、思った矢先、萌の目の前に、
野菜原 ユウ
本人が現れた。
しかも、
「はっ! お前は、俺のファーストキスを奪った女ブヒ!?」
「なんかブタになってた!?」
そんなありさまなので、萌はとてもショックだった。
(……って、ショックを受けてる場合じゃない。私がなんとかしなきゃ……!)
萌は気を取り直し、ユウに必死で声をかける。
「ユウくん、豚になったら食肉にされて食べられちゃうよ?」
「ブヒ!? ……まあ、いいんじゃない?」
「よくないと思う!」
どうやらユウは事の重大性が理解できていないようだった。まあ、豚だから仕方がない。いや、仕方なくない。ユウが完全なブタになってしまったら、萌は困る。
「だ、駄目だよ、ユウくん! ほら、これでも食べて正気に戻って!!」
「ブヒッ!?」
萌は、自分が食べていた激辛カレーを強引に口に突っ込んだりして、ユウを正気に戻せるよう努めることにした。
だが、
(それにしても……ユウくんが美味しそうに見えて来た……ガウガウ)
食肉にされるまえに、ユウが完全な狼と化した萌に捕食されてしまう日は、そう遠くないかもしれない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
動物・自然
定員
1000人
参加キャラクター数
126人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月06日
参加申し込みの期限
2017年05月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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