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【星幽塔】第七階層 緑の風のラプソディ
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【このまま蹴散らすぞ!】
風のけものの群れは次から次へと、波のように押し寄せてきます。
その最前線に立って武器を振るい、次々に蹴散らしながら囮役も引き受けているのは、
恵御納 夏朝
、
グレッグ・グロッグ
、
プリムローズ・ブライト
の3人です。
グレッグは上空を旋回しつつぎりりと弓を引き絞り、ぱしゅん! 放った矢は百発百中。風のけものを見事に貫きながらも、
「おうランドル、降下しろ。おっかねぇ鳴き声で威嚇して、敵を引きつけろ」
ワイバーンのランドルは主人に応えて急降下し、夏朝とプリムローズの側へ降り立つと、高く咆哮を上げてけものたちの目線を集中させます。そこがグレッグの狙い目でもあり、
「これでも喰らいな!」
ランドルの背中から必中の矢を放ち、けものの眉間を寸分たがわずに撃ち抜きました。
「僕たちも、がんばろう……!」
「はい、恵御納様。お手伝いするのです」
ケープと手袋を脱ぎ去ったプリムローズの両手は、義手。背中には力強くがしゃりと機械の翼を羽ばたかせ、小さな少女は飛び立ちます。
夏朝はびょうと吹いた風に飛ばされまいと、自分の胸へぺたんと張り付けたねこシールでろっこんを発動し、重みを増して耐え凌ぎます。続けざま、けものへねこシールを射出してみるものの、
「っ、やっぱり飛ばされちゃうか……!」
風と砂でできた身体には、残念ながら上手く張り付けることができないようです。
「でも、これなら!」
代わりに夏朝は肉球型戦輪を振るい、伸びるワイヤーが弧を描いて翻ると、こちらもいくらか風にあおられて軌道を曲げられたものの、数体のけものを薙ぎ払って吹き飛ばすことができました。
夏朝の戦輪を逃れた一頭の隙をめがけて、強襲するのはプリムローズ。両腕の義手ががっちりと握り込んでいるのは、彼女の小さな身体には一見似合わない大剣です。けれどその重量こそが、身長110cmという小柄な体格からは想像もつかないほどの破壊力を生み出すのです。
機械翼が生み出す推進力に重力を乗せて、プリムローズはけものの直上から急降下! ざっくりと串刺しにして仕留めます。
「まだまだ、なのです」
間髪入れず、プリムローズはふわりと浮かび上がって数体のけものたちへ狙いを定めると、そのまわりをくるくると回って追い込み一か所へまとめて、再びの急上昇……そして、大上段からの一撃!!
「私は小さくとも、戦えるのですよ?」
衝撃に、けものたちはぼしゅんと吹き飛んでしまいました。
元傭兵だという彼女の戦いぶりには夏朝も目を見張り、グレッグもにやりと口の端を上げながら、
「やるじゃねぇか、お前さん。どれ、俺たちもせいぜい見劣りしねぇよう、仕事するかね」
「う、うん……! 僕だって、負けてられない!」
3人は互いを補いながら連携し、囮として敵の波を切り開きます。
囮を担う、グレッグ……は、視線の外。
吉田 ベルンハルト
が主に着目しておりますのは、夏朝やプリムローズのような、小柄で可愛らしい女の子たちであります。
「ああ、いいなぁ。素晴らしいよね。可愛くてちっちゃな子は世界の至宝だからね、大事にしないとね!」
なんて表情を緩めつつも、もちろん彼だって仕事に手は抜きません。
ベルンハルトは構えもせず一見、ノーガード。ちょうどいいカモを見つけたとでも思ったのか、そんな彼へ風のけものが飛びかかると、
「ご飯を粗末にする子と、可愛い子をいじめる子には……おしおきだーーー!」
がっし! 牙も爪もなんのその、逆に敵を捕まえてむぎゅうううっと、ベアハッグ! けものはその強烈な圧力に耐えられず、ぼしゅんっと弾けてしまいました。
さらには2頭、3頭と飛び込んでくるけものたちを次々に、バシーン! バシーン! まるで川を遡上する鮭を逃さず獲る、雄々しい熊のよう。その活躍はこれがなんとも、頼もしいのです。
「なんだか不純なものを感じるけど、すごいわね……!」
彼の動機にはちょっぴり眉をひそめつつ、
水上 桜
もその隣でクロスボウの狙いを定め、背後からベルンハルトを襲おうと牙をむき出したけものの頭を、どしゅんと横から貫きます。
「やあ、ありがとう。そう言うキミだって、良い腕じゃないかー?」
足元のおぼつかない砂の上で、矢を放つたびけものを仕留めていく桜の腕前には、ベルンハルトも驚きの声を上げました。
彼女が得意とするのはいわゆる、偏差射撃。標的の移動距離とポイントへの到達時間を瞬時に計算し、発射した矢が到達するまでのタイムラグを見越して、一瞬後の着弾位置を予測しつつ攻撃しているのです。
もう何度も経験してきた星幽塔での戦いが、こんな状況にも桜を冷静にさせ、ともすれば足に絡みつく砂の不安定さを物ともせずに、一撃必中の矢を放たせているのでした。
「まぁ私も、そろそろ慣れっこだものね。とにかく今は、こいつらを倒しまくるわ!」
「そうだね、俺も頑張るぞ~。うりゃーっ」
負けてはいられないとばかりに、かなり脳筋気味なベルンハルトはとにかく、突進! 屈強かつタフなラガーマンのごとく、砂をかき分けけものたちを吹き飛ばし、
「うわ走りにくい、けどこんな砂に俺がクマーーー!?」
ずぼっ! 彼は頭から砂に突っ込んで転びました。すかさず飛びかかる風のけものが1、2、3頭も!
「ちょっ、危ないわよ……」
「悪い、待たせた!」
すかさず放つ桜の矢と並行して、もう1本の矢が鋭く飛び、同時に2頭のけものを砂へと変えました。
姿を見せたのは、砂漠を駆けるラクダにまたがったふたり。羽帽子をかぶり直し、ボウガンへ次の矢を装填する
新田 亮
……それに、
「では、俺たちも始めるとするか」
水の槍を投擲してもう1頭を貫いた、
八神 修
! 助っ人の到着に、仲間たちはわあっと湧きました。
ラクダの背から降り立った彼らは、すぐさま戦闘へと飛びこみます。
修のまわりには球状に丸まった水がふよふよと浮いていて、彼はそれを槍の形へと成型すると、ジャベリンよろしくしゅばっと投擲!
「ただの槍じゃない、二段構えだ。避けられるか?」
もちろんのこと、魔水の槍はもろい風のけものを簡単に貫通して倒す威力がありました。加えて、たとえそれが外れたとしても、弾けて水しぶきを周囲へ振りまきます。水は砂と風でできたけものたちへ絡みつき、動きを鈍らせて、
「……そこだッ!」
ひとたび生まれた隙を亮が逃すわけもなく、身に着けた
雷神の腕輪
からまばゆい稲妻をほとばしらせて、けものを貫きました。彼は戦闘を前に
鷹の胡椒
を口にしていて、さらにはろっこんによる身体能力の強化とも相まって、その狙いは実に正確です。
亮は息継ぎしつつ、素早く取り出した双眼鏡で周囲の状況を見回すと、
「八神、右手から多数の敵。左の数匹は奇襲だな、警戒を」
「了解だ。槍を放って動きを止める、トドメを頼む」
「ああ、任せろ」
流れるような連携! 修の魔水の光が敵を鈍らせ、亮がボウガンや腕輪から放つ雷で仕留めるのが、彼らの有効な手段となりました。また修の水槍は砂の上で広範囲に弾けて、ほかの面々が狙いをつけやすくなることにも繋がります。
「このまま蹴散らすぞ!」
幾重にも押し寄せる敵たちに怯みもせず、彼らは小気味よく、風のけものたちの群れを切り裂いていきました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月10日
参加申し込みの期限
2017年04月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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