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【星幽塔】第七階層 緑の風のラプソディ
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【ひと仕事終えた後の紅茶は格別だ】
バラの香りを帯びたお風呂でさっぱりとして、まとわりついた砂をすっかり洗い落とした
桜 月
は、良い気分で窓の外を覗きます。
冒険者たちがジンを懲らしめたことで、シムーンは止み、食べ物が失われてしまうこともなくなり、住人たちは活力を取り戻したのです。女主人が情熱を取り戻した時のように、街は再びお祭り騒ぎ! あちらこちらではお祝いの食べ物が配られて、住人たちはきらびやかな衣装を身に着け、飲めや歌えやの大はしゃぎでありました。
「たくさん動いたから、お腹が減ったな。何か食べさせてもらおう。それに彼らの衣装は、デザインのヒントになりそうだ」
わくわくとしながら、月は街へと繰り出していきました。
広場で
壬生 由貴奈
がチョコや抹茶フレーバーのパンやクッキー、それに良い香りの紅茶を配り、かたわらでは
リリエル・エーテライト
がフライパンを振るって、パンケーキとオコノミヤキの二大看板メニューをじゅうじゅうと焼いています。
「何とかなったみたいで、良かったねぇ」
「はいっ、私たちもがんばった甲斐がありましたね! オコノミヤキも大好評ですし、Barアストラルのマスターにも、メニューに追加できるか聞いてみないとっ」
「うんうん。きっと喜んで入れてくれると思うよぉ」
由貴奈とリリエルの料理は、一時的な飢餓状態に陥ってしまった都市で大いに住人たちのお腹を満たして、ふたりはまさしく大活躍でありました。
ステラもほっとしたのか、オコノミヤキを肴にナマチューをがぶがぶと飲んでおります。
「みんな、ありがと~なの~!」
白いビールひげをつけて喜ぶ幼女に、由貴奈とリリエルは顔を見合わせて笑います。
「みな、良くやってくれた!」
冒険者たちへ感謝の声を届けたのは、レオーネです。後ろには執事のシェルタンさんと、ライオンのラサラスも控えています。
「お前たちの尽力で、我が都市は救われた。それに彼女らのおかげで、これからはシムーンに怯えることも無くなるかもしれない」
す、と手を掲げて招いたのは、
トワ・E・ライトフェロゥ
と
ペルラ・サナーレ
、それにふたりが助けたあの学者さんでした。
「トワはー、星の力を付与した作物を作ったらーて言ったデス」
「この階層にもそうしたものが育てば、シムーンが吹いても慌てることは無くなるはずですから」
事の次第を伝えると、住人たちから拍手と歓声が沸き起こり、ふたりはちょっぴり顔を赤らめました。
レオーネは微笑み、学者さんや冒険者たちとも協力して、この第七階層へシムーンでも枯れない作物を育てることを約束しました。
ちなみに……冒険者たちは、彼女の手の指にくるくると巻かれた包帯に気づいたかもしれません。
「……レオーネさん、その手はどうなさったんですか?」
ペルラが尋ねると、
「いや。うむ。料理というものは、いかんともしがたいな……」
住人のお腹を満たすため、果敢にも自ら料理に挑戦してみたものの、残念ながら成果はいまひとつだったようです。レオーネは気恥ずかしそうに頭をかきました。
「ジンは、操られてたみたい。きっともう、ひどい悪戯はしないと思うから……」
「そうそう、ジンちゃんも反省してたぜ! 許してやってくれよな」
恵御納 夏朝
や
鎌八 まもる
は住人たちに、砂漠の精霊が改心したことを伝えました。
彼らの中には砂漠で迷い、ジンに救われた人々も少なからずいて、もともとあの悪戯坊主にそれほど悪い感情は持っていなかったそうなのです。夏朝やまもるの言葉には彼らも納得してくれたようで、怒りや悲しみなんてどこへやら、ふたりも誘ってすぐにお祭り騒ぎへと戻っていきます。
ファ・ルー
や
吉田 ベルンハルト
は、食べ損ねたごはんを今度こそお腹いっぱい、食べまくり! 堪能しております。
「もぐもぐもぐ。パンもクッキーもパンケーキも、オコノミヤキ? も、とってもオイシイよー♪」
「みんなと一緒に美味しいごはんをお腹いっぱい食べられるって、幸せだよねぇ。ジンも来ればよかったのにねえ」
「ちゃんとゴメンナサイしたから、みんな許してくれたのにネー」
ベルンハルトは反省したジンを一緒の食事に誘ってみたものの、お断りされてしまいました。そもそも旅人に姿も見せず悪戯したり、こっそり助けてあげたりしているあたり、彼は案外シャイな性格なようなのです。
ただ、
「……うきゃきゃ! きゃきゃきゃきゃきゃっ」
「「あっ」」
気持ちの良い風が吹いて、どこからか、そんな声が届いたような気がしました。砂漠の精霊はいつも、住人たちを見守っているのかもしれません。
メリィ・ランページ
がやってきて、ルーとベルンハルトの隣に腰かけ、
「みんな、おっつかれー! リリエルー、こっちにもオコノミヤキ! リリエルのご飯、楽しみにしてたのよねっ」
「あ、メリィちゃん! はーい、今お持ちしますね♪」
「うん、ありがと!」
彼らはたくさんの料理にお酒を楽しみながら、ゆったりと親交を深めていきます。
メーベル・コルテージュ
の淹れた香り立つ紅茶の味わいを堪能し、
ヴェルト・レトランジェ
はほうっとひと息。
「これにて一件落着というわけだね。うん、ひと仕事終えた後の紅茶は格別だ」
「恐縮です」
先生のほうが淹れるの上手いのに……などと、メーベルはもちろん口にはしません。執事は主人のため、黙して仕えるのみなのです。
ヴェルトの隣には、生中をぐびりとあおる
グレッグ・グロッグ
と、じゅわっと肉汁したたる美味しそうなお肉を頬張る
レイリー・マクティーラ
がおりまして、
「ジンは酒に飲まれたようだが、こいつだけはやめられねぇ。特に働いた後のはな、お前さんもどうだい?」
「この肉もいけるぜー! ヴェルトも食うか?」
「やれやれ、騒がしいティータイムだ。ふふふ」
馴れ馴れしい仲間たちに囲まれる主人を眺めて、メーベルは心の中でぽつりとつぶやきました。
(あまり気安く、先生に話しかけないでいただきたいのですが……)
がらがらがらと、レオーネの宮殿へ運び込まれたのは、冒険者たちが忘れられたオアシスから持ち帰った宝物たちです。
「これを私に預けると……本当に良いのか?」
「ああ、構わない。金に換えられそうなものは、今回の被害の補填や、星の力を帯びた作物をこの階層で育てるための資金として使ってくれ」
八神 修
の提案に、反対する仲間はいません。何より彼らは、街の住人たちを助けるために行動を起こしたのですから。それに聡明なレオーネなら、その使い方に間違いはないことでしょう。
滑らかな布で織られたケープのようなものを手にしつつ、
新田 亮
もうなずきます。
「まぁ、俺たちはどちらかというと、実用品のほうが助かるからな」
「そうか、では遠慮なく受け取ろう。それ以外の品々は、お前たちが自由に使ってくれ……シェルタン! これらを金庫へ運んでくれるか?」
「かしこまりました」
金銀財宝の類は、第七階層への寄付。それ以外のこまごまとした雑貨や、冒険の役に立ちそうな特別な品などは、冒険者たちへひとつずつ配られることになりました。
中には星の力で作られた便利な道具や、風の竜の牙や砂漠大サソリの甲殻など、武器防具の素材になりそうな逸品。時代がかった貴重な品々などもあり、彼らの懐もあたたまることとなったのでした。
「これは……目移りしてしまいますね。どれをいただきましょうか」
「みんなとも相談しなきゃいけないわね」
プリムローズ・ブライト
や
水上 桜
の瞳は、戦利品を前にキラキラ! 宝物は、冒険者たちがそれぞれに役立てられそうなものを分配されることとなりました。
後日、Barアストラルにて。
「「かんぱーーーい!!」」
楢木 春彦
はテーブルで
ルーク・ポーラスター
と向かい合い、がちんとグラスを合わせておりました。
「ルーク、お前ってマジに剣の腕、すっげーのな。俺なんかもうノリっていうか、身体能力任せでテキトーだし、星の力が無いと厳しいんだよなぁ。良かったらちょっと、教えてくんねぇか?」
「いいとも! まっ、オレもまだまだ修行の身だけどな」
給仕のお仕事を再開した
アリス・ミーティア
は、すっかり意気投合したらしいふたりへにっこりスマイルと、両手に満載の料理を届けます。
「はいっ、お待ちどうさま! ふたりともお疲れさま。マスターが今回の労いだって、大盛りにしてくれたわよ」
「おっ、サンキュー!」
「ありがとうなアリス、おおっすごいなこりゃ!」
嬉しそうな男の子たちに、アリスは笑って、そのままお仕事へ戻る……のかと思いきや。お肉の盛り合わせに瞳を輝かせる育ちざかりな男子2名の隣へ、すとんと腰かけます。
きょとんとしたふたりへ、彼女はやっぱりにっこりと、とびっきりのスマイルをば。
「私も混ぜて♪」
そしてビールを、ぐいっと一気飲み!
やがてやってきた仲間たち、酒場のお客やスタッフまでも一緒になって、大いに食べて飲んで歌い踊って。大騒ぎは、その日の夜遅くまで続いたのでした。
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あとがき
担当マスター:
墨谷幽
ファンレターはマスターページから!
墨谷幽です。第七階層『緑の風のラプソディ』のリアクションをお届けいたします~。
今回は、砂漠地帯での冒険となりました。
見渡す限り砂だらけ、砂漠というのは無味乾燥として恐ろしい場所ではあるのでしょうけれど、私は何となくロマンを感じてしまいます。砂の下には、きっとどえらいモノが眠っている……! なんて多分、いろんな映画の影響ですね。
アラビアン風な都市も素敵で、レオーネさまも情熱を取り戻してやる気に満ちあふれております。第七階層にもまだまだ、さらなる冒険が眠っているのでしょうねー。
なお今回は、忘れられたオアシスで見つけた戦利品を、皆さまに分配しております。雑多な品々の中から、なるたけ各人のお役に立ちそうなものを、という基準で配られたようです。
詳しくは、個別あとがきのほうをご確認くださいませ~。
それでは、今回もご参加いただきましてありがとうございました!
また次の機会にもお目にかかれますことを、心よりお待ちしております。
お疲れさまでした~!
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担当ゲームマスター
墨谷幽
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シルバーシナリオ(150)
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3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
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シナリオガイド公開日
2017年04月10日
参加申し込みの期限
2017年04月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月17日 11時00分
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