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寝子島高校
<三羽烏の襲撃2の3>寝子島高校が空に浮上しました
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●ループ:05・寝子島高校の入学式……対ハッチ&対クローネ班(1)●
【北校舎:屋上】
うららかな春の陽光が、屋上に立つ者たちの背中を温める。
見上げれば、手が届きそうなほど近くに感じられる、真っ青な空。今が非常時でなければ、あの柵に手を掛けて思いっ切り、青春っぽいことを叫んでみたくなるような、そんな開放的な空間だ。グラウンドで練習中の運動部員たちは、そんな青春野郎を見上げ、口笛を吹いて囃し立ててくれることだろう。
けれどもそんな春の日のヒトコマは幻想に過ぎず、柵の向こうのグラウンドは今や、数百メートルも離れた地上へと遠ざかってしまった。空がとても近くに感じられるのは、まさに自分達が今、その空の只中にいるから。
浮上する校舎の屋上に集結したメンバーは、今回の事件の元凶──らっかみクローネと、校舎を能力で牽引中の三羽烏、ハチドリのハッチと対峙していた。
そのメンバーの内訳は、
雨崎 荒太郎
と、その念力でここまで飛んできた
雨寺 凛
、そしてほしびと
ティクス・ソル
と、その足場の階段で運んでもらった
風雲児 轟
の4名だ。
「アレがクローネか」
向こうのビーチチェアに寝そべってお色気たっぷりにくつろぎ、トロピカルドリンクなんかを啜っている裸の女を見て、これが初遭遇の
ティクス・ソル
が言う。
「確かに美人だが、俺の好みじゃないな。
と言うかそもそも、何で全裸なんだ?」
裸体そのものには照れたりすることもなく、ただ単純に疑問を口にするティクスの隣りでは、
雨寺 凛
が、
「えっ、何で……? 改めてそう言われると、何でだろ。
す、好きだから?(裸が)」
自分で言って顔を赤くする、年頃の凛。さらにその隣りでは、ザ・ストレイトこと
風雲児 轟
が、無駄にかっこいいポーズでメラメラと怒りを表現する。
「俺達を動揺させようっていう、卑劣な作戦なんだ!
だが所詮は、変態カラスの化けた偽りの姿!
この俺はそんな見え透いた手には乗らねえぜ!」
再びティクスが、フムと顎に手を当てて考え込む。
「聞いた話だと、あの女に直接触れるとろっこんが暴走するんだったか。
だから裸なのか? 服を着てなきゃその分、接触面積も増えるしな」
ポカーンと2人が顔を見合わせる。凛が、
「あ、あれ? そういうことなの、もしかして?」
「ティクスくん、すごいや! きっとそれが正解だよ!」
と横から
雨崎 荒太郎
にべた褒めされても、ティクスはさして偉ぶることもなく、
「まあ細かいことはやってみりゃわかるだろう。
それより……事前の情報じゃ聞いてなかった敵が、1人いるな。
あいつはいったい、誰だ?」
その人物──
毒島 虹子
は、頭上でくるくる日傘を回して、先ほどから物珍しげに屋上を歩き回っている所だった。鼻唄混じりに何やらフンフンと、
「ループ? 校舎が浮いている?
一体何のことだかさっぱりわかりませんが、
今日は何年何月何曜日なのでしょう?」
「ま、どうでもいいですわね。面白ければ♪」
見た目の可愛らしさとは裏腹な剣呑な雰囲気と、香水のように周囲に振り撒かれる悪意をティクスは敏感に感じ取り、即座にあれは敵だと判断したのだった。その一方で虹子は、日傘越しにクローネの姿を見つけて、
「……って誰ですかそこの裸な女性の方は。
あらあら、貴方がクローネ様でしたのね〜、
カラスの姿でしかお逢いしたことがなかったので新鮮ですわ」
ビーチチェアからクローネが、眩しそうに彼女の笑顔を見上げて、
「えっ……誰?(きょとん)」
日傘を抱いたまま、虹子がその場でずっこける。せっせと近くで羽ばたいていた、ハッチのお尻にその日傘の先端が突き刺さり、
『ギニャーーー!? 開幕早々のご褒美だとう!?』
「って、憶えてらっしゃいませんの!?
以前取引して
差し上げたこともあったでしょう!?」
そう言って虹子が、懐から取り出した黒い羽根を、これ見よがしに掲げてみせる。
「ほらほら、その証拠にクローネ様の羽根も持ってますわぁ」
「えぇ……そんな昔のこと言われてもぉ〜」
とクローネの方は困惑顔で、
「羽根なんて別にいっつも、そこら中にばら撒いてるしぃ。
だいたい、テオくんに味方する もれいび連中の顔だって、
いちいち憶えてないのに、そ〜んな大昔のコトを持ち出されてもねぇ〜?」
「えっ、そ、そうなんだ?」
と、これはポカンと成り行きを見ていた、凛の発言。ちょっと胸を撫で下ろして、
「じゃ、じゃあ一応良かったのかな?
前回スタジアムで私、
思いっ切りクローネを吹っ飛ばした
から、
物凄い恨みを買ってたらどうしようかと」
「アハハハ! そうそう、私を吹き飛ばしたあなたの顔なんていちいち、
忘れるワケないでしょうがああああああああああああああああああ!」
「めっちゃ覚えられてるぅーーーーーーーーーーーーーーーーー!?」
羽根マフラーをヒステリックに振るって、大量の羽根を発射してくるクローネに、凛が全力でつっこむ。羽根の方は、「危ねえっ!」と風雲児が身を盾にしてかばったけど、彼の全身にぶすぶすと剣山みたいに突き立ったその羽根を見て、虹子は半ば呆れ顔で、
「た、確かに大量にばら撒いてますわね……」
「でもクローネに恨みを買ってるなら、それはそれで好都合かも!」
と凛は仲間の方を振り向いて、素早く囁く。
「私が挑発したら、もっと冷静さを失って、こっちに向かってくると思うから、
その間にみんなは、ハッチの対応をお願い!」
「分かった、任せろ」
「がってんだ!」
と凛に頷くティクスと雨崎の2人。また凛は、ここに来る前に地上の ののこ対応班とも情報共有した、クローネのもう1つの目的のことを思い出す。
(クローネの目的はおそらく、入学式初日に落ちてくるののこちゃんだから。
クローネをののこちゃんや他のみんなに近づかせないためにも、
私がここで応戦して惹きつけておくよ!)
一方で羽根まみれの風雲児の方は、その凛と共にクローネの挑発に加わって、
「どうしたクローネ、せっかく羽根を刺したのに、
俺のろっこんは暴走させねえのか?」
フン、と鼻を鳴らすだけのクローネに向かって、ビシィッ!と風雲児が指を突き付ける。
「分かってるぜ、俺のろっこんを暴走させても
周りの奴がザ・ストレイトになる
だけだからな!
つまり、お前の能力は怖くねえ!」
「そっか、だから代わりに羽根を受けてくれたんだね! ありがとう!」
感謝する凛に向かって力強く頷きながら、風雲児は内心で考える。
(実害がひとつあるとしたら、俺の正体がバレるかもしれねえことだが、
それもやむなし、覚悟は出来てる!
俺は寝子島のローカルヒーローを目指す男。
島のためならその程度の被害甘んじて受けてやらぁ!)
そして風雲児は、改めてクローネに向かって大見得を切る。
「過去に戻って俺達を抹殺する──クローネ、
まさかこんな手を使ってくるとは予想外だったぜ。
確かに厳しく絶望的な状況だが、まだ詰んではいない。
なら俺達が勝つ道は残ってる──つまりお前がどんな手を使おうと、
物語のクライマックスを大いに盛り上げるだけで、最後は俺達を喜ばせるだけだ!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
前回シナリオ
<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
47人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月11日
参加申し込みの期限
2017年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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