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寝子島高校
<三羽烏の襲撃2の3>寝子島高校が空に浮上しました
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●ループ:05・寝子島高校の入学式……対ニヒル班&対ヒルズ班(3)●
【空中:北校舎外壁】
志波 拓郎
はタッ!と助走路の端に飛び乗ると、頬を両手で叩いて机の橋を走り始める。その机の助走路と、真っ向からぶつかり合う軌道で突進してくる、ニヒルの炎のドラゴンロード。
衝突予定の1点に向かって突き進む、その2本の直線を下から見上げながら、校舎の窓枠の1つでは孔雀のヒルズが大爆笑している所だ。
『ピーコッコ、何だい何だい、破れかぶれにも程があるねっ!
あれじゃ自殺行為、衝突した瞬間に火だるまじゃないか!』
「大丈夫だよぉ。その前に、うちらがあんたを倒すからねぇ!」
その
壬生 由貴奈
の声と同時に、ゴッと強力な烈風が孔雀を襲う。ヒルズは慌てて別の窓に飛び退き、元いた窓のガラスがビシリ!とヒビ割れる。
優木 遥斗
が放った【風の籠手】の攻撃だ。
「その能力はもう、使わせない」
2つの机に乗って目の前に現れた、由貴奈と優木の2人を見て、ヒルズが激昂する。
『またキミたちかっ! 本当にしつこ過ぎるぞ、いい加減にしろ!』
激突、孔雀のヒルズVS
壬生 由貴奈
優木 遥斗
『フン! まあいいさ。どうせすぐキミたちも、
僕の「フェニックスロード」の餌食だからねっ。
そうとも、この世界で94回も嬲り殺しにされた恨み、今度こそ晴らす!』
「またその話か……おめでたいねぇ、鳥公」
呆れた由貴奈が、さっき中断されて言えなかった続きを話す。
「けど、あんたを殺したのはうちらじゃない。あんたのご主人様だよ」
『へっ……??』
あんぐり口を開けてぽかんってなってるヒルズに、由貴奈が淡々と真実を話す。人質交換と称して連れて行かれたあのスタジアムで、用済みにされた3匹が、何十回もクローネの命令で殺されていたことを。
「むしろうちらは、何度かあんたを助けてやった側だよ。
今となってはクローネの嘘通り、殺しといた方が良かった気もするけど……
けど真実は真実。あんたはクローネに騙されて殺された。
それも知らずにあいつに尻尾振るなんて、おめでたいねぇ」
『うっ、嘘だっ!?』
ヒルズが悲鳴を上げる、
『クローネ様が……? 嘘だ嘘だ嘘だ嘘だあああああっ!』
「分かるまで何度でも言ってやる。あんたこそ醜悪さの塊だ。
見苦しくうちらを攻撃する姿、鏡で見てみれば?」
「こちとら命がけ。殺されても文句言わないこったね!」
そう言って由貴奈が、ポケットから取り出した十数枚の硬貨を、進化能力でサッと周囲に浮かべる。今度は飛んで回避されないよう、ヒルズを囲むように空中に配置したその全弾を、ダダダダダダダダダ!と一斉に撃ち出した。ヒルズの背後は北校舎の外壁と窓、避けようのない由貴奈のオールレンジ攻撃に、
『ギャーーーーーーーーーーーーッ!?』
たちまち穴だらけになる孔雀の羽根。ヒルズが校舎の窓に磔になり、貫通した硬貨がビシビシと背後のガラスに傷を付ける。「こっ、このぉ!」と窓から身を引き剥がし、何とかその場から逃れようとした孔雀の首元を、すかさず優木が狙った。
『ヒイッ!?』
優木が突き込んだ竹刀を、首を捩じってヒルズが避ける。パリィィンン! 音を立てて窓ガラスが割れ、
(外した!? だがまだ……!)
すぐに窓から竹刀を引き抜き、敵にトドメを刺そうとした優木の顔が、けれども次の瞬間凍り付いた。
竹刀が、水に濡れている。
バッと優木は顔を上げて、たった今自分が砕いた窓を見る。そこには、ガラスの支えが無くなっても流れ落ちない、垂直の水面が出現していた。この北校舎の屋内は、まだニヒルの暴走能力で水が充たされたままだった。
「しま……っ!?」
『馬鹿め! その武器ごと燃え上がれ、ピーコックぅ!』
ボッ! 孔雀がボロボロの羽根を広げた途端、優木の竹刀から炎が噴き上がった。
「はるっち!?」
由貴奈が蒼白になって怒鳴る、
「その竹刀を捨てるんだよぉ、早くっ!」
(いや、竹刀を捨てたら、もうろっこんが使えない!
俺は火だるまになってもヒルズを……)
優木のその決死の覚悟が、かえって命取りになってしまった。竹刀の炎がすぐに彼の上着にも燃え移り、足を滑らせた優木が、足場の机から真っ逆さまに転落する。
「はるっちぃーー!?」
【空中:机の助走路】
「!! 優木さん、が……!?」
助走路の橋を駆け抜けていた拓郎は、向こうの校舎の窓から転落した、優木の姿を目撃して愕然とした。
机を垂直に駆ってすぐさま追い掛けた、由貴奈によって辛くも優木はレスキューされたが、明らかにどこかを負傷した様子だった。そして由貴奈も戦闘から一時離脱し、拓郎はヒルズに対応する者が、誰もいなくなったことを知る。
『ウワハハハ! どっちを見てやがる、ボウズ!』
その声にハッと視線を戻すと、この机の橋の終着点、拓郎の真正面にもう、獰猛な炎の龍の顎が迫っている。ドラゴンロードの先頭部分だ。
(どうする──?)
あとほんの10秒足らずでニヒルと激突し、このまま正面からぶつかり合えば、拓郎は確実に焼け死ぬ。
『ほぉ? どっかで見たような顔だと思ったら、てめーは
さっきこの俺様が打ち負かした男のBROTHERか。
兄の仇討ちとはフフ、見上げた根性だが……んんんっ?』
そこでニヒルが素っ頓狂な声を上げる。あろうことか、拓郎がタタタタタッとさらに助走のスピードを上げたからだ。ニヒルが叫ぶ。
『血迷ったか! いいクソ度胸だが、
無謀なだけじゃ、この俺様には勝てねェぜ。
てめーの兄貴と同じ運命を辿るがいいッ!』
ゴオオオオオオオオッッ! ニヒルもドラゴンロードをさらに加速させ、哀れな獲物が獰猛な龍の顎にひと呑みにされる──その数メートル手前で拓郎が机を蹴ってタターン!と踏み切り、大きく空へとジャンプした!
『俺を……跳び越えただと!?』
撒き散らされる業火の上を掠めて、ドラゴンロードと擦れ違い、ニヒルの視界からたちまち消え失せる拓郎。
そして。ほんの一瞬前まで拓郎がいたその場所に、入れ替わりで出現した人物の顔を見て、ニヒルが目を剥き仰天する。
『!!? なっ、てめーが何故ここにッ!?』
弟の後ろに張り付いて、ここまで助走路を駆け抜けてきた兄──
志波 武道
が、迎撃の手刀を抜いて言う。
「ニヒル……今度こそ、フツウを返してもらうよ」
『おっ、弟とスイッチしただとうううううううぅぅぅ!?』
再激突、ペンギンのニヒルVS
志波 武道
武道がニヒルに言う。
「スイッチも何も、最初から俺とたー坊の2段構えだよ。
小枝ちゃんをハッチの所まで送り届けるためにも──今ここで決着を付ける!」
弓のように極限まで引いて矯めた肘の筋肉を爆発させ、武道が【スイ・マー】の手刀を解き放つ。目の前の炎に躊躇なく突き込まれる右腕、
『だが、笑止ッ! すでに1度敗北した技で、
俺のドラゴンロードの炎を貫けるものかああああッ!』
全てを喰らう龍の口が炎の牙を剥き、武道の手刀を腕ごと焼き尽くす──その瞬間、ニヒルが纏っていた炎の装甲が、一斉に消失した。
『!!? 何いいいいいいいいいいい!?』
そのチャンスを逃さず、剥き出しになったペンギンの片目に、武道が全力で手刀を叩き込む!
「おおおおおおおおおおおおおおおッッ!」
【空中:北校舎外壁】
ズガアアアアアアアアアアアアンンッ!
優木の上着の火を消し止めた由貴奈が、途轍もなく重いその衝突音に、エッと頭上を振り仰いで驚いた。見上げた北校舎の外壁に、クレーターと見紛う凹みが出来ていたからだ。
その中心に、肩の半ばまで埋まっている少年の姿を見て、由貴奈が叫ぶ。
「しばちゃん!?」
あれは志波兄弟の弟、拓郎だ。
そして拓郎のそのショルダータックルに押し潰されて、コンクリのクレーターに孔雀のヒルズが大の字で埋もれていた。助走路からろっこんでテイクオフした拓郎が、強化したその身体で、ヒルズに体当たりしたのだ。
『ゲポア……そんな? いったいどこ、から……』
全く予想外の方角、予想外の相手からの攻撃に、ヒルズが泡を吹いて気絶──ニヒルのウォーターロードを燃やしていた、この孔雀の暴走能力が途切れた。
その数秒後、
ドッカーーーーーーーンン!!
さらに隣りにもう1つ、新たなクレーターが出来て、由貴奈が2度驚く。
『小僧、いや小僧ども……俺の、完敗だ……ぜ……(カクン)』
今度墜落してきたのは、デブペンギンのニヒルだった。元々傷を負っていた右眼に加えて、もう片方の左眼も潰れて、完全に視覚を失っている。
ヒルズの能力が切れ、ニヒルが炎の防御を剥ぎ取られた、先ほどの攻防の直後。武道が残る左眼にろっこんを放ち、ニヒルの視覚を完全に麻痺させたのだった。方向感覚を喪失したペンギンは、そのまま見当違いの方角に突き進み、校舎にぶつかって自滅した──という訳。
「やったんだ、な……兄貴、も」
疲労困憊した顔に、それでもやり切った満足げな笑みを浮かべながら、拓郎がずるりとクレーターから滑り落ちた。「うわあっ!?」と由貴奈が優木を脇に抱きかかえたまま、もう片方の手で拓郎をキャッチする。3人分の重量の負荷で、乗っていた机が大きく傾いたけど、由貴奈が能力でバランスを取って、何とか無事。
「ん、これでおっけー!」
冷汗をかいた由貴奈が優木に、
「ヒルズもニヒルも倒したし、後はヒーラーさんに、
はるっちの怪我を治して貰うだけだよぉ」
「申し訳、ありません……」
「いーのいーの、気にしなーい」
すまなそうな優木に由貴奈は明るく言い、それから勝敗の結果を知ってワッと歓声を上げている、向こうの足場の若菜やスハイル、琴理やサキリたちに向かって大きく手を振る。
優木も両手の火傷の痛みをこらえて、そちらを見ようとした瞬間──視界の端で何かが動いた。
「壬生先輩!? まだヒルズが!」
動いたのは孔雀の翼だった。白目を剥いて気絶していたヒルズが、しぶとく正気を取り戻したのだ。
『まだだ! まだ負けてない、まだ終わるもんかあっ!
世界で1番美しい、ビューティフルなこの僕がっ、』
ザシュッ。
壁に貼り付いたまま飾り羽根を広げようとしたその孔雀の胴体を、鉄パイプの一撃が貫いた。
『ピ……コ……??』
「何度も見苦しいよぉ、鳥公」
由貴奈があらかじめ机の脚を外して持っていた、あの1本。そのパイプを能力で操り、孔雀を仕留めたのだ。最後の悪あがきも不発に終わり、串刺しになったままヒルズもついに力尽きる。
動物園からの因縁の敵に、トドメを刺した由貴奈は素っ気なく、
「言ったろ、鳥公? うちに殺されても文句言わないこったね、ってさ」
対ヒルズ班、拓郎&由貴奈──三羽烏の1羽、孔雀のヒルズを撃破!
対ニヒル班、武道──三羽烏の1羽、ペンギンのニヒルを撃破。北校舎の水没解除に成功!
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担当ゲームマスター
鈴木二文字
前回シナリオ
<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
47人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月11日
参加申し込みの期限
2017年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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