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寝子島高校
<三羽烏の襲撃2の3>寝子島高校が空に浮上しました
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●ループ:05・寝子島高校の入学式……対ニヒル班&対ヒルズ班(2)●
【中庭:崩落部】
十文字 若菜
の懸命の踏ん張りで、その炎攻撃は結界を突き抜けずに斜め上方へと弾かれ、凄まじい轟音と共に空へと逸れていった。それでも接触時の高熱と激しい衝撃で、ガラスのようにヒビ割れてしまった自身の結界を見て、若菜が信じられない……と青ざめる。
振り仰いで炎の行方を追った
サキリ・デイジーカッター
は、大きく蛇行しながら天を渡ってゆく、そのまばゆい炎の軌跡を見て呟く。
「まるで天翔ける龍……ドラゴンだね」
『ウワハハハハ、そうだ、これが俺の「ドラゴンロード」だ!』
炎に包まれて目視しづらいけど、その燃える龍の首のあたりからニヒルの声が聞こえてくる。自分が敷設したウォーターロードを、わざとヒルズに燃やさせたのだ。ヒルズが火に変えられるのは水のチューブの外皮の部分、すなわち酸素と接している水だけだから、内部の芯に炎が到達する前にニヒルが絶え間なく水を生成し続ければ、誤って自分が燃えることもない。サキリがやれやれとため息をつく。
「まったく次から次へと、無茶苦茶な攻撃を……」
そんなサキリの目の前に、次に現れたのは幾つもの机と椅子だ。
「さっきー! 若菜ちゃんも皆も、無事だった?」
その机の1つにライドしていた
壬生 由貴奈
が、こちら側のメンバーの無事を確かめると、ろっこんで浮遊させたこれらの足場に、急いで乗り移るように言う。
「見ての通り、中庭が無くなるのは、もう時間の問題だからねぇ。
あのドラゴンなんちゃらが戻ってこないうちに、さっきーも皆も、早く!」
見ればすでに拓郎と優木の2人も、由貴奈から与えられた机に乗って、崩壊する中庭から離陸していた。
もちろん否やは無い。サキリは若菜やスハイルとも協力して、治療継続中の琴理と武道の2人も、机を結合させて作った空中の足場へと運び上げてやる。
【空中:机の足場】
次にドラゴンロード攻撃の標的となったのは、
優木 遥斗
だった。
単独で空中に浮遊していた優木に狙いを定め、ジェットコースターの軌跡で突っ込んでくるニヒルのウォーターロード。その水の道が、「ピーーコック!」と羽根を広げた孔雀のひと声で、紅蓮の炎へと変わり、優木めがけて突き進む。迎え撃とうと、優木が放ったろっこんの強風は、炎の薄皮1枚を剥がしただけに留まり、新たに生成された次の業火にたちまち補修された。
「くそ……焼け石に水か!」
「遥斗君!」
今度は
スハイル・アルムーリフ
が、優木の周囲にドーム障壁を展開し、ドラゴンロードの直撃から彼を守りきる。が、着弾の衝撃でその足場の方が押し負けた。机ごとくるくる優木が後ろに吹っ飛び、慌てて由貴奈が金属操作の能力を傾注して、その机の姿勢を制御する。
「うわっとっと、ゴメーン! はるっち、大丈夫ぅ!?」
「え……ええ! 助かりました壬生先輩、それにスハイルさんも!」
向こうの空で、どうにか体勢を立て直した優木の姿にほっと安堵しながら、由貴奈は内心で今の反省をする。
(まずいねぇ。1人や2人ならともかく、8人もの人数を乗せてると、
1コ1コの操作に、集中できなくなるみたいだよぉ……)
全力を投入して、ヒルズかニヒル、どちらか一方でも撃破したい所だったが、仲間の移動支援と攻撃の両立はこれでは難しいかもしれない。それでも由貴奈は、自分の乗っている机から、金属操作で脚の1本を引き剥がしておき、その鉄パイプを手許に引き寄せてチャンスを待つ。
一方、そのヒルズとニヒルの方は、攻撃の最中ですら口喧嘩が絶えない。
『ピーコッコ、どうだ思い知ったか! 僕のビューティフルな
究極必殺技、「フェニックスロード」の威力をッ!』
『おいコラ、「ドラゴンロード」だと言ってるだろうが?
それにさっきから攻撃してるのはこの俺様だぜ、
勝手にてめーの手柄にしてんじゃねェよ!』
『フン! 僕の能力で燃やしてるんだから、実質、僕の技みたいなものだろ?
無能なキミは僕の忠実な手足となって、せいぜい汗水流して働き給え!』
「また喧嘩してる……」
ぎゃあぎゃあ言ってるその2羽を、避難した机の足場から呆れて眺める若菜に、けれどもサキリが言う。
「でも、やってることは最悪の連携攻撃だ。
ニヒルが空気を水に変え、ヒルズがその水をさらに火に変える。
実質、空中から無限に炎を生み出せる」
ヒルズは近くに水がなければ、何もできないのが弱点だったけど、ニヒルの登場でその弱みがカバーされた格好だ。サキリと同じく動物園での初戦から、ヒルズの能力のことはよく知っている若菜がうん、と頷き、
「でも今回は自動発火じゃないから、ヒルズもその都度発動条件を満たして
能力を発動させてるね。ヒルズの羽根を広げられないように縛るとかして、
発動を邪魔すれば、ニヒルのあのドラゴンロードも、元の水に戻る筈だよ!」
サキリがこくりと頷き返し、
「またはヒルズの方を先に倒すか、それとも気絶させるか、だね」
「その仕事は、俺にやらせてくれないか」
その声に若菜たちが振り向くと、先ほど吹き飛ばされた優木が、そこに戻ってきていた。由貴奈や拓郎、スハイルなども、別々の机で集まってくる。その面々の中で優木がもう一度、
「相討ちで火だるまになっても構わない、
何度死のうがヒルズは必ず倒す」
「えっと、火だるまにはさせないけど、あの鳥公とやる気なら、
うちも はるっちをサポートするよぉ」
とその横で由貴奈もヒョイと手を挙げた。これで対ヒルズ班からまず2名が、ヒルズの対応に名乗りを上げる。一方、それまで黙々と何事かを考え込んでいた
志波 拓郎
は、不意に顔を上げて、その由貴奈に訊ねる。
「壬生先輩……さっきの、人命救助の時……に、やってくれた、みたいに。
机を並べて、空に、助走路……を作ってもらうことって、できますか?」
「ん、机を橋みたいに繋げる感じ? 空中に固定で、
動かさなくても良いんだったら、お安い御用だよぉ」
でも、何する気?と訊ねる由貴奈に、拓郎が上空のニヒルの方を指差して言う。
「ろっこんで、強化した身体で、タックル……して、
あのペンギンの、突撃を、止めます」
拓郎のろっこん【テイクオフジャンパー】は、ジャンプした時の飛距離が伸びる能力だけど、もう1つ、そのジャンプ中は肉体がより衝撃に強く、頑丈になるという進化能力がある。その特性を活かして、ニヒルと正面からぶつかり合うつもりなのだ。
「たー坊、」
その声に拓郎がハッと顔を上げて振り返ると、
青龍寺 琴理
に付き添われて、そこに兄・
志波 武道
が立っていた。スハイルが真っ先に喜びの声を上げる。
「良かった。完治したんですね……!」
「ええ、もう心配ないわ」
とその治療に全力を傾けた琴理が、さすがに消耗した様子でそれでもにっこり微笑んでみせ、
「でも武道君、治りたてですぐに動こうとするのは……」
横で心配そうに気遣う琴理に、いつもなら武道もすぐに軽口で返す所だったけど、今回ばかりはまったく様子が違った。青ざめた顔でこちらを見て、何事かを言い掛けた兄よりも早く、拓郎が言う。
「兄貴。一緒に、やろう」
武道がぽかん……と口を開ける。その顔がちょっと面白くて、思わず拓郎は苦笑してしまう。そして、彼らの作戦タイムの時間はここまでだった。上空を警戒していたサキリが、全員に叫ぶ。
「皆! ニヒルが来るぞ!」
『ピーッコッコッコック!』
同時に、孔雀の鳴き声が高らかに響き渡った。ボボボボボボボッ! ニヒルのウォーターロードが瞬時に苛烈な炎を纏い、こちらに向かって突っ込んでくる。消耗したヒーラーの琴理を中心に、若菜とスハイルが2重の結界と障壁を張り巡らし、
「俺達はヒルズを倒して、あの炎を止める!」
優木はそう叫んで、北校舎の窓枠に止まって羽根を広げている、ヒルズの方に向かって突撃する。その優木が乗る机を操りながら、一方で、ガコガコガコガコッ! 由貴奈が他のありったけの机を繋げて、先ほど拓郎から注文を受けた助走路を建造した。
「できたよぉ! こんなんでいいかなぁ?」
空のニヒルめがけて一直線に伸びる、机の橋。やや傾斜の付いた坂道になった、ジャンパー拓郎にとっての滑走路だ。競技の時と何ら遜色のない、その長い助走区間を見て拓郎は、
「充分……です、ありがとうございます……!」
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担当ゲームマスター
鈴木二文字
前回シナリオ
<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
47人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月11日
参加申し込みの期限
2017年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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