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寝子島高校
<三羽烏の襲撃2の3>寝子島高校が空に浮上しました
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●ループ:05・寝子島高校の入学式……対ハッチ&対クローネ班(3)●
【北校舎:屋上】
「勝手に俺をランクインさせるな!?」
と
ティクス・ソル
もうっかり、未知の世界に巻き込まれてしまうところだったけど、
「この真正サディストの私がランキング2位だなんて、どういうことですかぁ!?」
再びハッチを折檻しようとした、
毒島 虹子
とハチドリの間に割り込み、手の得物を素早く閃かせる。虹子は即座に飛び退いたが、その頬にツ、と赤い筋が走り、血の雫が垂れた。
折れた柄を両手にバランス良く構えて、ティクスが虹子に告げる。
「生憎、生きるか死ぬかの世界の方が日常でね。
女子供だろうと、手加減する気はないぞ」
「あら、面白そう。では貴方が私を楽しませて下さるんですね♪」
ティクスは風雲児をアシストした時と同様に、周囲にろっこんの足場を作ってそれを活用しながら、立体的な動きで虹子を翻弄する。日傘も奪われ、攻撃的なろっこんなども持たない虹子は、アクロバティックなティクスの攻撃に付いていけず、後退せざるを得ない。
こうして虹子もまた、クローネと同様にハッチから分断された。
一方、そのクローネと交戦していた
山田 勘三郎
と
雨寺 凛
は、先ほどから焦りの色を隠せないでいた。
「3位か……まずいな、春山はまだなのか? まごまごしてる間に、
春山の女王様ランキングがどんどん下がってるぜ」
「うん、ハッチが別の女王様に、次々目移りしてる……!
このままだとハッチが小枝ちゃんに興味をなくしちゃって、
今さら来ても憑依させてもらえないかも!」
「えっ、なに? そういう仕組みだったのか?」
横で2人の会話を聞いた
風雲児 轟
がひどく困惑しているけど、そんな謎ルールは別にありませんので、大丈夫です。ただ、春山小枝の屋上への到着が遅れていることは、紛れもない事実だ。彼らは階下の状況を知らなかったが、この時点ではまだ対ニヒル班がニヒル撃破に手間取っており、校舎の2階と3階が未だ水没したままなのだった。
「どうしよう……私、ちょっとハッチを罵ってみようかな」
突然そんなことを言い出した凛を、ついにお前まで……という目で、風雲児と山田の2人が見る。「ちち違うよ!」と凛の方は慌てて、
「私のろっこんでクローネの声を真似して、交渉するんだよ。
『この変態ハチドリ! こっち来るんじゃないわよ!』……って感じで
ハッチを罵って、この声真似で好きなだけ罵ってあげる事を条件に、
校舎をゆっくり降ろして貰えないかなって」
ハッチ自身は見た所、自分たちにさして恨みがあるような様子でもなく、ましてや講堂にいる生徒たちへの殺意などは皆無だろう。「お願いするだけしてみる価値はあるんじゃないかな」と言う凛に、けれども山田たちの反応は半信半疑だった。
「クローネの女王様ランキングも、今や4位だからなー。
あいつの声真似に、そこまでの効果があるかどうかは疑問だぜ……」
「そっかー(しょぼん)」
「て言うか、さっきからあんた達、いったい何の話をしてるの?」
いい加減クローネが不審げな目を向けてきたので、
「おっと、まだ戦闘中だったぜ。アホー!」
と山田は凛たちとの会話を打ち切り、カラスの鳴き真似をして再びカラスへと変身する。小枝がハッチに憑依するというのは、自分たちの言わば切り札だ。ここでバレる訳にはいかない。
『カァー(とにかく、これ以上校舎の高度を上げさせたくはねえんだが)』
山田もまた、ハッチに対して自分に何が出来るかを考えてみる。先に述べた通り、仲間の対応のおかげでクローネからも虹子からも分断された今、ホバリング中のハッチはほぼ無防備だ。
(首根っこひっ捕まえて、屋上から中庭に放り出すか?)
カラスとハチドリの体格差なら容易だ。すぐに山田はクローネとの戦闘から離脱してこれを実行しようとしたが、気が付いたクローネが即座に羽根マフラーを振るい、対空の羽根手裏剣を撃ってきた。
「っとと! 油断も隙もねえなっ!」
ダダンッと空中の足場を蹴って、三角跳びで回り込んだ風雲児がこの大半を我が身に受け、山田も残りの羽根をどうにか避ける。
『カーカ、カー!(うわっ……た、助かったぜヒーロー!)』
「あら残念♪ でも、たかだか3人程度で、この私を封じ込められた
なんて、甘く考えないことね〜」
確かに、風雲児と凛とカラス山田の3対1では、現状ではクローネと拮抗するのが精一杯のようだった。数的優位を崩せば、たちまちクローネにそこを突かれる。風雲児は、また羽根を突き刺された痛みを、表には出さないように努めながら、
「うるせえ! そっちこそ、ご自慢の能力が全然効かねえぞ!
悔しかったら俺のろっこんを暴走させてみやがれ!」
と挑発を続けているけど、彼の看破した通り、クローネは現状では風雲児を暴走させるつもりはないようだ。一方の山田は、
(けど、もし俺のろっこんが暴走させられたら、どうなる?)
今のヒヤッとした状況から、その可能性を考えてみる。多分、周りの生き物が全てカラスになってしまうのではないだろうか。
(ハッチもカラスに変身したら、ホバリングできなくなるよな……。
空中に静止した状態で羽ばたけるのは、ハチドリだけの特徴だもんな。
ハッチはこの屋上には留まれず、ここから移動せざるを得なくなる。
そしたら校舎がハッチの能力対象から外れて、浮上も止まるんじゃねえか?)
先ほど自分が、ハッチを中庭に追いやろうとしたことと、理屈は同じだ。ただ、浮上がストップする所まではいいとしても、その瞬間から落下が始まり、やはり校舎は地上に激突してしまう。何か別の手段と併用するならともかく、現状ではあまりにリスクが高すぎた。
『やっぱり、俺のろっこんを暴走させられるのは、極力防がねえとだな』
一方、防戦一方だった虹子は、1対1ではほしびとのティクスにはとても敵わないと見るや、彼から充分な距離を取り、クローネに向かってこんな提案をする。
「ところでクローネ様、この北校舎と向こうの南校舎、
同時に落下させないと駄目なのでしょうか?」
「あら、どういうこと〜?」
「いえ、見た所この2つの校舎を繋げているのは、
あの渡り廊下だけのようですので。何と言いますかこう、
廊下のジョイント部分を捩じ切るように振り子運動をさせて、
分断した南校舎から先に落としてはいかがかしら?と思いまして」
虹子は続いてハッチにも、「ハッチ、そういうこと出来ます?」と聞いている。
「そ、そんな事させないよ!」
と悲鳴のように叫ぶ凛の声にかぶせて、クローネが答えた。
「あら、ウフフ……でももう、そんな必要は無いみたいよ〜」
ほらご覧なさい、とでも言うように、クローネが優雅に腕を伸ばして、中庭を挟んだ反対側の南校舎を指差してみせる。その3階の窓の1つががらりと開き、そこから
大天使 天吏
が顔を出した。
天吏はクローネの姿を見つけて、一瞬嬉しそうな表情を見せると、すぐにその窓から中庭に向かって、バケツで次々に水を撒く。傍目にはどうしてそんなことをしているのか、意味が分からない行為だったけど、
「ふふ、天吏ちゃん、あのコもちゃんと仕事するじゃな〜い」
とクローネが言っている所を見ると、何か良くない異変が起ころうとしていることは明白だった。
その数秒後、下から「ピーーコーーック!」という孔雀の叫びが聞こえ、さらにその数秒後。何かが捩じ切られる破壊音と、こちらの校舎をも揺るがす、凄まじい地響きが起こり。
南校舎がどぉぉん……と空の向こう側に倒れて、それから地上へと落下していった。
「Σ ぎゃーす! 南校舎が落ちたーっ!?」
最初にこれに反応したのは、
雨崎 荒太郎
だった。落下防止柵から身を乗り出し、届くはずもない南校舎に向かって、必死に腕を伸ばす。むなしく虚空を掴む空っぽの手、けれども彼には、手が届かない物もその意志で動かす、念力ろっこん【コノオオゾラニー改】がある。
「まだ今なら間に合うっ、ぼくの念力全開で!
校舎を横に押して……落下の軌道を逸らせればっ!」
「あっらら〜? いいのかしらぁ?」
雨崎の背後からその時、背筋を芯から凍らせる声が響いた。
「目の前の敵をうっちゃらかして、他の場所で起こっている出来事の方に
かまけるなんて……あなた随分余裕がおありになるのねぇ〜?」
「荒太郎くん、後ろっ!?」
凛の悲鳴よりも速く、雨崎の背中めがけて撃ち込まれる羽根、
ビィン! けれども命中するその寸前、クローネの放った羽根が、空中で撓んで止まった。山田が驚いて、
『空気の……足場かよ? ティクスか、やるじゃん!』
とティクスの方を振り返る。彼がコピーろっこんで咄嗟に、固めの足場を生成して羽根の着弾を止めたのだ。しかしまだ安心などできない、
「荒太郎! 逃げろ!」
ティクスが続けざまに叫ぶ、クローネが次の羽根を手にするのを見たからだ。
「あらあら、よいのでしょうか? この私を放っておいて」
ティクスの背後からその時、背筋を芯から凍らせる声が響いた。
「目の前の敵をうっちゃらかして……以下同文ですわぁ」
(なにっ!?)
思わず振り向いてしまったティクスと、にっこり笑みを浮かべた虹子との目が合った。虹子がウインクした途端、彼女を中心に勢い良く、スモークのような白煙が噴き出す。
「何だと……!?」
戦闘では完全にティクスの方が圧倒し、とっくに退けた相手だと思っていた。そこに油断があった──いや、油断するよう、いつの間にか虹子に仕向けられていたのかもしれない。
これが彼女の奥の手、ろっこん【BigLadyiswatchingyou】。噴出する白煙は留まる所を知らず、屋上全体にみるみる充満して、全員の視界を覆い隠す。
「くそっ、何も見えねえ! 雨崎! 雨崎! クローネぇ!」
自分の身を盾にしようと、風雲児がただ闇雲にスモークの中を駆け回るが、それで仲間の暴走を守れる筈もなかった。数十秒後、ようやく煙の晴れた屋上で彼らが目にしたものは、ぷっすり頭のてっぺんに羽根の突き刺さった雨崎と、その少年にしなだれ掛かるようにいやらしく背中から凭れている、全裸の女の姿だ。
「クローネハ正シイ……」
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ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
47人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月11日
参加申し込みの期限
2017年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月18日 11時00分
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