this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム /
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
<三羽烏の襲撃2の3>寝子島高校が空に浮上しました
<< もどる
1
…
24
25
26
27
28
…
55
つぎへ >>
●ループ:05・寝子島高校の入学式……対ハッチ&対クローネ班(2)●
【北校舎:屋上】
「そうだよ!」
風雲児の大見得に大きく頷き、
雨寺 凛
も決然とクローネに言う。
「入学式に集まったみんなを殺すなんて……
そんな事絶対に、私達がさせないんだから! 行くよっ!」
ギュャィィィィィンンンンンンンンンン!!
凛のろっこん、【サディスティック・フェイク・ショウ】──そのエレキギターの爆音が、決戦開始の合図となった。凛の口から撃ち出された衝撃波が、一直線に屋上を駆け抜け、ドガアン!と反対側の落下防止柵を粉々に吹き飛ばす。
クローネはその射線上から、ひらりと身を躱して無事。凛はそれを見て、
(やっぱり、この距離だと避けられちゃうか……!)
でも、できるだけ注意を引き付けて、もう1匹の敵・ハッチと分断するのが目的だから、不用意に近付いたりはしない。ろっこんの性能を活かして、凛はその後も遠距離攻撃に徹する。
ところがその目論見は、すぐに崩れ去った。2、3度砲撃が繰り返され、凛が一定以上近付いてこないことが分かると、クローネはハッチの後ろに回り込んで、そのホバリング中のハチドリを盾にしたのだ。
「あっ……駄目、これじゃ衝撃波が撃てないよ!」
もちろん、ハチドリごとクローネを吹き飛ばすことは出来る。でも、引力ろっこんを行使中のハッチを今の状況下で倒してしまったら、この校舎はたちまち浮力を失い、地上への落下が始まってしまう。自分たちはそれを阻止するために、ここに来ているのに。
風雲児 轟
がたちまち怒って叫ぶ。
「クローネお前、味方を盾に使うなんて!
味方の盾になってるこの俺をちったぁ見習いやがれ!」
「アハハ! 使えるものは使わなきゃ、
ハッチも喜んでるみたいだしぃ〜?」
『ククク……我は三羽烏最弱の小者。クローネ様のご威光の前では、
この我など虫けら以下、塵にも等しい存在に過ぎん。
クローネ様の身代わりとなって砕け散り、本当の塵となるなら本望よ!』
「ですって! ほ〜らハッチ、ご褒美をあげるわぁ〜」
とクローネは取り出した鞭でハッチを引っぱたき、「嗚呼!嗚呼!」とハチドリが宙で身悶えるたびに、ぐらぐらと屋上も傾いて揺れる。別エリアの南校舎で、何度か地震のような揺れが起きていたことがあったけど、あれはこのハッチが鞭でしばかれて、羽ばたきを途絶えさせていた時のことだったのだ。
「きゃあっ!」
「ちっ、屋上が揺れ……!」
ティクス・ソル
はコピーろっこんで作った空中の足場に素早く避難し、
雨崎 荒太郎
も「わわっ」と即座に空に飛んで逃れる。けれども、その時だ。
『カァー!!』
突然、上空から突っ込んできた1羽の鳥が、急降下の奇襲でクローネから鞭を奪い取った。雨崎がふへっと目をぱちくりして、
「カラス……? あっ、山田くんか!」
『カー、カカー!(おう、遅れて済まねえ! 俺参上だぜっ)』
雨崎たちからは、少し遅れて講堂からの脱出を果たした、あの
山田 勘三郎
だ。ろっこん【腹ぺこガラス】で変身したまま校舎に追い付き、屋上での戦いにここで馳せ参じたのである。
「ちょ、何なのぉ? カラスのくせに、この私に楯突くなんて!」
鞭を取られて、キーってなってるクローネの頭上を、山田は馬鹿にするように飛びながら、
『よっクローネ、あきてねぇ? ちょっと冗談で気を紛らせてやろうか?
カラスのお前はマックローネ。いつも悪事をゴクローネ!』
「な、何それ、だじゃれ……? 寒すぎる……」
(おっ、てことは奴さん、この冗談を聞くのは初めてってことだな?)
詳細はまた後述するけど、山田は3掛ける6パターンの行動がランダムに生成されるような方法を編み出し、ループのたびに違う行動を取っているのだった。
(このループはもう5周目だって言ってたしな。
前のループの記憶があるクローネに、
ルーチン的に対応されるのもしゃくだからな!)
この「寒すぎるだじゃれをひたすら連発する」という行動も、そのパターンの1つ。それに1人だけループの記憶を持つ=1人で同じネタを何度も聞かされる、クローネへの嫌がらせにもなるし。
『まっ、今が何回目のループだろうと、
俺にとっちゃいつでも今が1回目だからな!
モチベーション維持にはかえって有り難いぜっ!』
そしてこの間に、ティクスもろっこんで次の展開を作っていた。
「ザ・ストレイト! 戦いやすいように、
空中に足場をいくつか作ってやったぞ。
視認対象にしたから活用しろ!」
「おっ? 分かった、有り難てえ!」
自分には見えて、クローネには見えない空気の足場を踏みしめ、風雲児は敵の周りを立体的に動き回って彼女を撹乱する。予想外の方向から攻撃を仕掛けられてクローネは、
「この、チョコマカと……鬱陶しいわねっ!」
と応戦しながらも徐々にハッチから離れざるを得ない。こうして、凛の遠距離攻撃一辺倒だった対クローネ班に、山田と風雲児という2種の変化球が加わった。これでクローネとハッチを分断できる。
また山田は、校舎の落下阻止に動く者たちに、ある重要な知らせを運んでもきていた。
「えっ? 小枝ちゃんが、この屋上に向かってる?」
会話のために一旦変身解除した山田から、その知らせを耳打ちされ、凛が目を瞠る。
「おう、春山とは講堂で一緒だった。じきに来るハズだぜ」
講堂で山田が本人から直接聞いた、小枝がハッチに憑依してこの校舎を安全に着陸させる──というプランが、ここで凛たちにも共有された。
「そっか。ハッチを倒したら校舎が落っこちちゃうし、
かと言ってこのままにも出来ないから、どうしようかと思ってたけど。
それなら、きっと何とかなりそう……!」
具体的な希望が生まれた。山田もこの屋上で戦っている仲間を見渡し、力強く凛に頷く。
「ああ、絶望してる暇なんてねえよな。
これだけの奴が頑張ってるんだ、
俺に出来ることだって、迷うくらいあるぜ!」
「あらま、成功したら全てが無になってしまうゲーム……絶望的で最高ですわね」
一方、ちょっと置いてけぼり気味になっていた
毒島 虹子
は気を取り直し、ようやく状況も把握した上で、クローネにこんなことを申し出ていた。
「別に私寝子島に転校しなかった可能性もありますし、
どう転んでも誰かが絶望するなら是非とも協力させてくださいな。
自分の命を懸けたゲームほど楽しいものはございませんし」
「あら、協力って具体的に何をしてくれるのぉ?」
「ハッチさんの女王様のサブとか如何でしょう?
クローネ様、今手が離せないみたいですし」
「いいわよ〜、じゃ交代ね〜」
とあっさりクローネの許可を得て、虹子がにこにことハッチの方に向き直った。
『ぬぅ? 貴様は先ほどの、我輩に日傘を刺した女ではないか』
「ごきげんよう醜い小さな小鳥さん♪
クローネ様はお忙しいようですので、
その間は私があなたの女王様になってあげますわ」
そう言うなり虹子は持っていた日傘で、ハッチを情け容赦なくぶってぶってぶちまくる。
『!!?』
「私だって4月の日差しを浴びたくないのですわ、早く飛びなさい♪
ほらほらほら! 痛いのがお好き? 言葉で責められるのがお好き?
ぶひぃぶひぃと卑しい声でお鳴きなさいな、豚め、この哀れな醜い豚め!」
『誰が豚だあああああああああああああああ!!』
豚呼ばわりされたハッチが、超怒った。
『貴様、ふざけるなアッ! 言うに事欠いて豚だと!?
我の如き卑小で矮小な存在を家畜に例えるなど、
養豚場の豚先輩に失礼であろう、この愚か者め!』
えぇ……何で女王様なのに怒られてるの……って顔の虹子に、ハッチがさらにダメ出しを続ける。
『豚などでは高等すぎて、ちっとも貶められてる気にならんわッ。
例えるならもっと下等な生き物にするがよい』
「くっ……この真正サディストの私に向かって、言葉責めのダメ出し?
受けて立ちますわよ……この虫けら! クソムシ!」
『我輩は虫けら以下の存在だと、さっきも言ったろう。まだだ、まだ高級過ぎるッ』
「ええと……ゴミめ。この生ゴミめ」
『やる気あるのか貴様ァ! もっとちゃんと我を蔑め!
死ぬ気で貶めろ! このジェネリック女王様がッ!』
「◯貞」
『ギャーーーーーーーーーーーーーーー!!?』
ハッチが血反吐を吐いて死んだ(比喩)。
「◯貞! ◯貞! ◯貞! ◯貞! ええい、
いつまでも調子に乗るんじゃありませんわ、◯貞のくせに!」
何て言ってるのかな……(きょとん)。ヒステリックに虹子が怒鳴り散らし、柄も折れよという勢いでその日傘を振り下ろすたびに、いたいけなハチドリがうわずった嬌声を上げる。
「イイッ! イイぞ! さ、最高だぞ、貴様ァ!
流石はこの我輩が第1女王様と見込んでいただけのことはあるッ!」
★ハッチの女王様ランキング(最新)★
第1女王様……
毒島 虹子
(new)
第2女王様……
春山 小枝
(↓)
第3女王様……らっかみクローネ(→)
第4女王様……
獅子島 市子
(→)
遠巻きにそのやり取りを見学していたティクスが、なあ、と隣りの雨崎を見て言う。
「さっきから黙って見ていれば、最低の会話しか聞こえてこないんだが……
ほしびとの俺がこの戦いに介入する意味は、本当にあるのか……?」
考え込んでしまった。けれども、そこを何とか頑張ってほしい。この膠着した状況を打破するためには、しがらみのない彼の力が必要なのだから!
やれやれ、とため息をつき、ティクスが耳を2度触ってろっこんを発動させると、
パシィン! ハッチを打ち据えていた虹子の日傘が、空中で止まった。
「あらら……? って、あっ、ちょ!?」
ぶたれているハッチと日傘の間に、ティクスが固めの空気の足場を生成したのだ。そして虹子が気付いた時には、敏捷な身のこなしで回り込んでいたティクスに、日傘を奪い取られていた。
ティクスはパキッと梃子の要領でその日傘を折り、短めの柄を左手に、長めの柄を右手に持って武器の代用とする。彼は講堂前の地上から、直接この北校舎の屋上へと来たため、途中で寄り道して必要な物を調達するようなことはできなかったけど、これでどうにか代わりにはなりそうだ。
「星幽塔で使っている得物と比べたら、心許ないが……
ま、何とかなるだろ」
と折れた柄の切っ先を、ぴたりと虹子へと向けるティクス。一方で、日傘の折檻と言葉責めを中断させられてしまったハッチは、いきなり介入してきたティクスに憤慨だ。
『おい貴様! プレイの最中に何をするッ。
せっかくの楽しみを邪魔するな!』
「何って……分からないのか? 『褒美を取り上げる』っていう
褒美を与えてやってるんじゃないか」
『ななっ、何だとう!?』
混乱するハチドリに、ティクスはすらすらと説明してやる。
「考えてみろ、常にお前の思い通りに与えられる褒美なんて、
ただの甘やかしじゃないか? その程度でお前は満足するのか?
お前が望まないような事こそが、お前にとって一番の褒美になるんじゃないか」
ポカン……となっていたハッチの目が、みるみる見開かれる。
『な、成る程! 放置プレイにも通ずる概念だな。深ァい!
イイッ! 最高だぞ、貴様ァ!』
★ハッチの女王様ランキング(最新)★
第1女王様……
ティクス・ソル
(new)
第2女王様……
毒島 虹子
(↓)
第3女王様……
春山 小枝
(↓)
第4女王様……らっかみクローネ(↓)
「やめろー! 勝手に俺を混ぜるな!?」
<< もどる
1
…
24
25
26
27
28
…
55
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
<三羽烏の襲撃2の3>寝子島高校が空に浮上しました
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
前回シナリオ
<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
47人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月11日
参加申し込みの期限
2017年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!