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【星幽塔】第十一階層 極圏のハレーション
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一方、山頂付近。
ワイバーンに騎乗したグレッグは、言葉を失う。
弾丸特急型ドラゴン。
どのような思念が、そのようなアイデアを生み出したのか。
正面の龍の頭部が、炎のブレスを吐き出し、針葉樹の林を消し飛ばす。
水球が瞬時に氷結し、氷の弾が激突する。
腐食の液がまき散らされ、長く伸びた触手のような爪が木々を跳ね散らす。
「あのドラゴンの攻撃……よく似てるねぇ」
漏らされた由貴奈の呟きに、刀をはじめとして、何人かが頷く。
第一階層、サジタリオ城で彼らが対峙した黒龍。
第五階層、アステリズムと共闘して挑んだ強敵、スカルドラゴン。
第九階層、海上での戦いを余儀なくされた「かいぶつ」。
それに、第二階層で遭遇した水龍。
今まで彼らが遭遇した、竜族をはじめとする様々な星幽塔のモンスターの攻撃に、ドラゴンの攻撃は酷似していた。
「全然関係性のない連中だと思っていたけど……」
ふっと眼差しを上げる由貴奈。
「あれを一緒くたにして使える奴が……。
――いや、使えるように『した』やつがいるんだろうね」
茫洋としたその瞳に、微かに怒りの炎が揺らいだかに見えた。
「まあ、此方にしてみれば、あれらの攻撃は既に体験済みだ。易々とはやられないぜ」
スノーボードをスタンバイして、刀が誇らしく言う。
「見たことある攻撃、そしてあの声……。
いったい誰なんだろうねぇ、こんなことをするのは」
その刹那!
激しい地鳴りとともに、突如巨大な銀色の飛龍が飛び出してきた!
不意を突かれた一同に、翼から繰り出される突風が襲い掛かる。
咄嗟に反応したリリエル、風の力を巻き起こして反撃。
「皆さんが配置に向かう間、ここは私が引き受けます!」
「ワイバーンか……」
華奢なリリエルの前に、大柄な姿が現れる。
氷の属性を宿した、アイスワイバーン。
僅かな間をおいて、ドラゴンの腹部から間断なく射出される。
「さあて、どれだけ現れるかな……」
不敵に笑うのはレグルス。
優美な流線を持つ彼の獲物、イフラーン。
構えたそれが、真紅の色して仄かに明滅する。
堂々とした有様。幾多の戦場を越えてきた古強者の、悠然たる風格。
たった一人とみるや、奇声を上げて飛び掛かるワイバーン。
それらの姿を認めて、レグルスは鋭く息を吐く。
とみるや、レグルスの姿が瞬時に消え去る。
怯んだワイバーン、次の瞬間レグルスの姿は敵の只中にある。
先般コピーした、サキリのろっこん『斬空赤刃』。
中短距離で、瞬間移動を可能にする。
レグルスは何の躊躇もなく、敵陣の真っただ中に自分自身を投入する。
細かな戦術など不要。ただ腕っぷしの力だけが、すべてを決める。
空中で踏ん張って、旋風のようにイフラーンを振り回すと、ワイバーンの首が跳ね飛んだ。
返す刀で唐竹割り。そのままろっこんを再発動し、再び地上へ。
猛り狂うワイバーンを、剣風で撥ね飛ばす。
上空から浴びせられる冷凍光線に、一歩も怯むことはない。
あるいは曲刀で撥ね飛ばし、あるいは気迫で偏向させる。
かすめて腕を灼いたにしても、構いつけはしない。
じりじり間合いをつめ、一挙に跳躍、ワイバーンを片端からなぎ倒していく。
戦場において、何よりも必要なのは、相手を「呑んで」しまうこと。
圧倒的な武威によって、付け入るスキを与えない。
ろっこんの力により……いや、たとえろっこんがなかったにしても、レグルスの存在は、それだけで相手を恐怖させるに足りた。
正面突破は難しいとみて、空中から散開をこころみるワイバーンに、矢が射かけられる。
翼を射抜かれて落下していく。
飛龍の上で矢をつがえ、不敵な笑みを浮かべるのはグレッグ。
「ワイバーン同士、ドッグファイトといくか?」
一口にワイバーンと言っても、多種多様な種類が存在する。
まして奇怪な力で次々に生まれるアイスワイバーンと、グレッグの飛龍は、その存在から根本的に違う。
なにより、その風体、立ち振る舞い。
かたや群れるばかりの知性に乏しい生き物。
それに比べ、ランドル――グレッグの飛龍の気品、優美さ。
歴戦の戦士たるグレッグと友誼を結び、その気配を感じ取り、手足のように動く。
時にはグレッグを守るため献身する。
人龍の一体。
互いの信頼、ランドルの知性、そして何よりグレッグの騎龍の技の卓絶が、それを可能にしていた。
空中で体を巡らせて、アイスブレスを悠然と躱し、敵の喉元に追撃する。
敵と味方の判別のため、首に巻かれた赤いスカーフだったが、今やその真紅は敵にとっては恐怖の、味方にとっては栄光の象徴であった。
戦況を確かめ、武道、サキリ、轟、由貴奈、夏朝が戦線離脱。
追撃しようとするワイバーンに、グレッグの矢雨が殺到。
矢を躱そうと距離を詰めれば、レグルスの大剣の餌食になる。
人間では想像もできない長い時間にわたって戦場に立ち続けていた「ほしびと」たちの、水際だった連携だ。
「さあ、あと何匹でてくるんだろうな」
ペルラの治癒の力を受けて、レグルスが笑う。
――その時!
ひときわ大きく地面が揺れ、奇怪な影が姿を現す!
その隙をついて、一体のワイバーンが、麓めがけ飛び去る。
(逃した?)
臍を噛む一同。
しかし、そんな悠長にしている間はない。
「来やがったぞ!」
グレッグの声に応じて、ついにドラゴントレインが、その巨体を一同の前に現した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
ZZZZ
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
21人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月22日
参加申し込みの期限
2017年04月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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