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<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
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●スタジアム突入前(2)●
【ループ世界:寝子電スタジアム付近】
『クックック……さぁ、そしてこの我を連れて来たのは
貴様だったか、眼鏡の小娘よ!』
そして3匹目の三羽烏、ハチドリのハッチはさっきからもう、ドMな期待で小さな胸が張り裂けんばかりだ。旧市街エリアから自分を連れてきた
桃川 圭花
をワクワク顔で見上げて、
『拷問か? ついに拷問なんだな? この我に責め苦の数々を与えて、
クローネ様の企みを吐かせようと言うのだな?
馬鹿め! 我の如き小者に、クローネ様の深謀遠慮が分かる筈があるまい。
だが貴様が拷問してくれると言うなら、この我も、あえて!
あえて知っているフリをして耐え抜いてやろう。さあ来い!』
「うん、ええっと……こんにちはハッチ。
拷問はしないし、べつに痛めつけもしないわよ」
相手の妄想ペースに持って行かれまいと、まずは落ち着いて対応する圭花。「何だと、放置プレイか! それはそれで!」と、ぷるぷる興奮しちゃう最低の相手に、
「ううん、それに焦らしてるんでもない。
んー……何するかって言われたら……とりあえず撫でたいかな。
見た目はかわいいし」
と手を伸ばして、そのエメラルドグリーン色の羽毛をそっと指先で撫でる。ついでに、前回男子たちがぐるぐる巻きにしていた拘束も、ほどいて取り払ってやった。解放されたハチドリが戸惑い顔で圭花を見上げる。
『……?? 我輩を、痛め付けないのか……?』
「うん、だって私、あなたの女王様じゃないし」
キョトンと不思議そうな様子のハッチに、さらっと圭花がそう返す。
「あなたの女王様はクローネなんでしょ?」
「……いいわよね、人を好きになるって」
そう言ってにっこり微笑む圭花に、じわ……とみるみるハッチの涙腺がゆるんだ。大切な主人のことを思い出したのだろう、その場でぽろりとひとしずくの涙をこぼして、
『嗚呼、そうとも……クローネ様こそ、我が唯一絶対の第1女王様だからな。
クローネ様の手厳しい調教でなくては、やはりどんなプレイも物足りぬ……』
「ねえ、あなたってやっぱクローネにも痛めつけられたい感じなの?」
『フハハ、愚問だな。当然だろう!』
圭花の質問に、俄然元気になったハッチが、嬉しそうに答える。
『とくに、動物園で丸3ヶ月も放置され続けた挙句、ご褒美に
火事で焼かれそうになったあのプレイは、最高に興奮したな!』
あぁ……と圭花が思い出す。日暮ねむると春山小枝の2人が、力を合わせて彼をレスキューしてあげた時のことだ。あれはプレイだったのか。
「ふうん……あなたの解釈だとそれって、愛情表現だったり
可愛がってもらえるってことになるのか……私には難しいわね」
でも、と圭花が続ける。
「この前皆があなたと戦ったのはそういうプレイとかじゃなくて、
ほんとに怒ってたからだってことは分かってね。
……私も正直怒ってる。
私にもあなたと同じように好きな人がいて、
その人は今、あなたの女王様に捕まってるから」
これなら通じるはず、という願いを込めて、圭花は真剣な顔でハッチに言い聞かせる。愛情の形も価値観も、確かに違いすぎる相手だけど、彼がクローネのことを唯一絶対だと言うように、この自分にも、ただ1人だけの大切な人がいる。そのかけがえのなさは、この小鳥にだってきっと分かって貰えるはずなのだ。
「……あのね。
クローネのとこに帰ってもいいから、私にも。
市子さんと、友達を返して」
「あっ、ハッチくんだー」
そこに通り掛かった
春山 小枝
が、ない胸をせいいっぱい張って、ハッチに命令してみた。
「ハッチくん、手を貸し、ええと……私のどれーに、なって……なりなさぁい!」
『フハハハハ、待ちかねたぞ、はるちゃんとか言う小娘よ!
たった今から貴様を、この我輩の第1女王様にしてやろう!』
「Σ 女王様ランキング変わったー!?」
全力でそう、圭花がつっこんでしまったのも無理はない。なんと、前回ご執心だった第2女王様の座もすっとばして、いきなり小枝が堂々の女王様ランキング第1位だ! ろっこんで意識を乗っ取られて、
いいように身体を弄ばれた
(ハッチ主観)あの体験が、よっぽど忘れられなかったみたい。
★ハッチの女王様ランキング(最新)★
第1女王様……
春山 小枝
(↑)
第2女王様……
澪乃 澄佳
(→)
第3女王様……らっかみクローネ(↓)
第4女王様……
獅子島 市子
(new)
「市子さんまでランクインしてる!?」
可哀想なぐらいつっこんでいる圭花にも、ハッチはツヤッツヤに上気した顔で、
『フハハ、さっき申していたではないか。
貴様がご執心の女王様とやらも、クローネ様の所に捕まっていると!』
「全然話が通じてない!?」
価値観が違いすぎる相手には、こうまで話が噛み合わないのか……愕然とする圭花をよそに、ハッチは小さな胸を期待に膨らませて、もう大喜びだ。
『貴様ほどの者が主と崇めるそのイチコ女王様とやら、
この我も是非いつか、お手合わせしたいものよ……。
フフフ……まだまだこの世界には、我の知らぬ
未知の女王様が沢山いるのだな。胸が躍るな……嗚呼ッ!(わくわく)』
とかいう、ほんとにどうでもいい話は置いといて。
どいつもこいつもどうしようもないその三羽烏からは、少し距離を置いた場所で。
優木 遥斗
は愛用の竹刀を振りかぶり、ひとり黙々と素振りをして精神を集中させていた。
(……時の牢獄世界? わけが分からないな……。とにかくクローネが、
捕虜になっている人達を素直に解放してくれれば、いいんだが)
けれども、そうすんなり事が運ぶとは、とても思えなかった。もしもの時のために、優木はこの竹刀を持っていくべきかどうか、迷う。竹刀は、彼のろっこんを発動させるのに必要な物。だがクローネに自分のろっこんを暴走させられる危険もある。ここは置いていくべきか。
「いや……」
最後にぶん、と思いっきり竹刀を振り下ろし、やはり持っていくことに決めた。
(暴走させられたら……その時はその時だ)
竹刀袋を背に括り直し、優木はスタジアムの入場ゲートを見上げる。そして同じく準備ができた仲間の方を振り返って、迷いなく頷いた。
「行くぞ、皆……!」
いざ、スタジアムへ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
前回シナリオ
<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月31日
参加申し込みの期限
2017年02月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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