this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
34
つぎへ >>
●ループ世界突入前●
【黒い球体の外:旧市街エリア】
ループ世界突入直前。
クローネに囚われてしまった仲間を救うため、生還した
飛吹 蓮太郎
の呼び掛けや、テオの声を聞いて集まった有志たちは今、その蓮太郎が持ち帰った情報を、慌ただしく共有している所だった。
「……という訳で、僕は。テオくんを抱えて逃げる事しかできなかったんだ」
あの時、テオ救出に向かったメンバーに何が起き、どうしてテオのろっこんが暴走したのか。クローネが仕掛けていた罠や、彼女のろっこんについて現時点で分かっていること、そして九夜山でクローネに与していた者たちの名前など。
生還者だからこそ話せる貴重な情報を、蓮太郎は出来る限り詳しく皆に伝える。もう2度と、あんな悲しい出来事を繰り返さないために。そしてテオの忠告を聞いた上でなお、ループ世界に入る決意をした頼もしい顔ぶれを見回し、蓮太郎は、
(これで若菜ちゃんとの約束は果たせた)
そして彼も、すぐそこまで迫った闇の帳をきっぱり振り返る。
(今度は僕が立ち向かわないと……
それに伝えたいことがたくさんあるんだ!)
ただ、ループ世界に関わるなというテオの忠告を、ごく真っ当に聞いている者もいた。蓮太郎と同じく九夜山にいた、
骨削 瓢
だ。彼もクローネに、自分自身のろっこんを暴走させられた(正確には本人のリクエスト)のだけど、運良くループ世界には巻き込まれず、ここまで無事に逃げ延びてこれたのだ。
「暴走してるとは言え、自分のろっこんにやられる程阿呆じゃないよ」
そしてその骨削はさっきから、珍しくブチ切れた様子でテオに話し掛けている。
「ではでは、お言葉に甘えて元の寝子島に帰してもらおうかい。
ありもので何とかしなきゃいけん異世界より、
現実に戻った方が品が揃えれるからねぇ。包丁目一杯携えて完全武装さ」
ウン……?と傍で聞いていた
浅沼 柳司
や
鴻上 彰尋
が、そこで首を傾げる。骨削がまるで、またここに戻ってくるかのような口振りだったからだ。
その通り、「そこでテオに提案さ」と骨削が、自分の思い付いたアイデアを伝える。
「ループ世界が崩壊しあの駄鴉が離脱しようとした時、
あっしを駄鴉の頭上に召喚しなおしておくれ。
おたく然り、神にも不意打ちは有効の様だしねぇ。
同じ神であるおたくが仕掛けるとなれば、成功率も上がろうよ。
擬似的な瞬間移動による奇襲にて、ドギツイの一発かましてやる」
すると少し離れた場所で、骨削の提案をじっと聞いていたテオが、溜息をついて短くこう答えた。
『断る』
「そうだろうとも、そうだろうとも! そりゃ疑問に思うのも当然だよぃ、
普段悪さばかりしてるあっしが、何故そんな事をってね?」
まるで話を聞いてない骨削が、ぺらぺらとやはり感情に任せて訴える。
「あの八方アバズレめ、幾度となくつるんでたのに
前回の暴走や冷遇ぶりに、いくら寛容なあっしも堪忍袋の緒が切れてね。
神風情が舐めたマネするんじゃないよと……
って、へっ!? 断るだってえぇ?」
ようやくテオの返答が耳に入り、呆気に取られてそちらを見る骨削に、テオが疲れ切った様子で答える。
『言ったろ? あのループ世界に関わるのはやめておけ、と。
忠告通りに帰った方が、お前のためだ。再召喚はしない』
そして何か言い掛けた骨削に構わず、テオが能力であっさり彼を元の世界に送り返した。
「あっコラ、まだ話は終わってないよぃ!
テオまであっしにそんな口を利くなんて!
神ごときがつけ上がるんじゃないよい〜(よ〜い〜)!」
憎まれ口のエコーを後に残して、骨削瓢、ここで基本世界に帰還。
最後まで騒がしかったその骨削を見送った後、肩を落としてテオもまた、押し寄せる黒い球体の方に向かってのろのろと歩き出す。その憔悴しきった様子を見かねて、思わず蓮太郎が後ろから声を掛けた。
「テオくん、ののこちゃんを助けたいのは分かるけど、
そんなにバテバテで挑むのは……」
そこで自嘲気味に唇をゆがめ、蓮太郎が地面に視線を落とす。
「言う資格もないか……そもそもループ世界のことも、
皆が捕まってしまったのも、
力が無いからと逃げていた僕のせいだ……テオくんは悪くない」
こちらを振り向きもしないテオに向かって、それでも蓮太郎は顔を上げ、はっきり自分の意志を伝えてみた。
「だから僕は本当に皆を救えるまで元の世界に帰らない。
その為に……テオくん、手を貸してくれないかな?」
けれども。テオからの協力の返事はついに無く。ただ彼は、最後にひと言ぽつりと、
『……お前らのせいなんかじゃねえよ。自惚れんな』
そう短く呟いただけだった。暗黒のドームに前足で触れ、闇に呑み込まれるように消えていく灰色猫。
「あっ、テオ、待って下さい!」
と
宮祀 智瑜
がつまずきながらその後を追い、テオに聞こえるように大きく、
鴻上 彰尋
も最後に声を掛ける。
「テオがののこを救おうとするのは、
ループの原因がわかってるからじゃないのか?
テオ自身が危うくなってもループ世界に影響があると思うし、どうか気をつけて。
独りで救えるものは限られている。テオがののこを救うために動くなら──」
「俺は他の人達を1人でも救うために行くよ」
「ループ世界か……誰かの願いが反映されてるんやったら、誰の願いなんやろう」
ひと足先に消えていったテオを見送ってから、
浅沼 柳司
も鴻上や蓮太郎に向かって話し掛ける。
「その野々か……案外クローネやったりしてな。
永遠に若くいたいとかな。
野々のほうはテオが行く言うてたしな、
テオも何か考えがあるんやろ、俺はテオ信じるわ」
そしてテオを呑み込んだループ世界を、浅沼は改めて真正面から見上げる。もはや改めて触れに行くまでもない、このままここで待ち受けていれば、自分たちもすぐにあの世界に取り込まれてしまうだろう。
もう、後戻りはできない。
後戻りなんて最初から考えてない。
自分の大切な人が、あの中で助けを求めているのだから。
「飛吹さん、若菜のこと……伝えてくれてありがとな。
必ず助けるから無事でいてくれな、若菜!」
【黒い球体の外:星ヶ丘エリア】
一方、火災で倒壊したホテル、ステッラ・デッラ・コリーナの跡地では。
前回討伐した三羽烏のうちの1匹、孔雀のヒルズの処遇をめぐって、当事者たちによる話し合いの場が持たれていた。メンバーは
新江 天懸
、
壬生 由貴奈
、
黒依 アリーセ
、
獅子目 悠月
、
李 小麗
の5人だ。
自らの身体に火を点けるという自殺行為の末、ビルの倒壊にまで巻き込まれたヒルズは現在、動かすことも難しい瀕死の状態。そのヒルズを治療するかどうかの相談を、彼らはしているのだ。
「孔雀と火との組み合わせ、綺麗だとは思うんだけどお前やりすぎたんだよ」
意識の無いヒルズを見下ろし、痛みに顔をしかめながら
新江 天懸
が言う。先のヒルズとの戦闘で、彼もまた負傷していたのだが、その傷は目下、
黒依 アリーセ
にろっこん【歌姫の血】で治して貰っている所だ。そのアリーセも歌声の合間に、新江の身体からガラスの破片を注意深く取り除いてやりながら、
「動物園では一度裏切られたし……また暴れられたら厄介ね」
とヒルズの治療については、やはり思案げな顔。
そんなジレンマは
李 小麗
もよく分かっているのだけど、
「ぬぅぅ、ヒルズは裏切ったり燃やして来たり散々な事してるけれど、
かといって、このまま死んじゃうのはほっとけないのだ!」
それに、人質交換でクローネが要求してきたのは、三羽烏の3羽分の身柄。このヒルズを連れて行かなかったら、向こうの人質が何をされるか分からない。そういう事情もある。
「ならアリーセちゃん、最低限の治療だけ頼めないかなぁ?
この孔雀が死なない程度、多少動けるぐらいまでで良いからさぁ」
すると
壬生 由貴奈
がこう提案し、
「それは……ええ、構わないけど」
とアリーセの同意を取り付けてから、由貴奈はまずヒルズの足に、500円硬貨をテープで括り付けた。万一ヒルズが暴れ出したら、この硬貨を【ヘンドリック・モーメント】の進化能力で操り、身動きの邪魔をするのだ。それから気を失っている孔雀に呼び掛け、由貴奈はヒルズの目を覚まさせる。
『ピ……、コ……??』
自分を負かした由貴奈や新江の顔を見るなり、ヒルズは何か憎まれ口を叩こうとしたけど、その声も今は途切れがち。由貴奈はその孔雀を黙らせると、治療と引き換えの協力を求めた。
『ハ……協力、だって……?』
「そう。あんたは文句なく綺麗な孔雀だけど、それは他人に評価されてこそ。
クローネの奴は約束を反故にする……その方が面白いから。
奴はあんたを道具と思ってる。
そんな奴にまだ頭を垂れる? 世界一綺麗なあんたが?」
ナルシストなこの孔雀のプライドを上手にくすぐりながら、由貴奈は巧妙に話を持ち掛ける。
「うちらならクローネよりあんたの能力を美しく活かせるよぉ。
どう? うちらに協力しない?」
『うん! 分かった協力するする。あんな裏切りはもう2度としないんだピーコ!』
キラッキラした純真無垢な目でヒルズが取引を快諾し、こうしてヒルズもアリーセに傷を治してもらう。完治までさせる必要は無いので、アリーセの身体の負担も少なくて済んだ。
獅子目 悠月
は反対こそしなかったものの、不満げにその治療を横目で見ながら、
(ヒルズがしたことも然る事ながら、
その自業自得の代償を黒依が負うのも気に食わない。
止めはしないが……)
一方、新江はホテルの残骸から見付けておいたシーツを、治療の終わったヒルズに巻き付け、ろっこんでそれをガラス化して、彼を拘束しておく。
「今度暴れたらガラスが割れて、また同じ目に遭うからな」
ヒルズにはそう念を押し、そして由貴奈たちにも後のことを託すのだった。
「まだ嫌な予感がする……ヒルズの事。頼んだッス」
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
34
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
前回シナリオ
<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月31日
参加申し込みの期限
2017年02月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!