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<三羽烏の襲撃1>またたび市動物園が火事です
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●帰還、そして帰還●
【エントランス前(基本世界)】
「刀くんだ! もう、今までどこ行ってたのさ、ばかー!」
「いい質問だな桜庭、だがその話は後だ」
駆け寄ってこようとする
桜庭 円
を制し、そして
御剣 刀
が斜め前方の空にいるヒルズを見返す。
「とにかく、今はこいつを全力で倒す!」
『ふ〜ん、どうやったか知らないけど、あの世界から帰ってこれたんだ?』
とヒルズも何事かを知っている様子だったけど、攻撃の手は全く緩めない。その怒涛の火炎放射攻撃を、消火器の噴射で斥けながら、御剣が宣戦布告する。
「弱肉強食の世界にいるんだ、自分のルールを通すために
力ずくっていうのは分かる。それを成せるだけの力もあるしな。
だから俺が俺のルールを力ずくで押し通そうとするのもありだよな?」
激突、孔雀のヒルズVS
御剣 刀
『ピーッコッコ、面白い! この美しすぎる僕に挑戦するのかい?
やってみろよ。でも……』
とクジャクの目がそこで、スッと細くなる。
『その消火器は後、どれぐらいもつのかな? 数秒? 数十秒?
その中身がスッカラカンになった時が、キミとお仲間の最後なんだけど?」
「いいや、俺は俺のフツウを必ずこの手で守ってみせる。
テオが言うからじゃねえ、
それが俺にとって掛け替えのない大切なものだからだ。
だからそれを傷つけるテメエは失せろ。その願いは叶わない、
俺が俺の為にテメエの願いを潰すからな!」
『ピーッコッコ、べらべらと口だけは威勢がいいね!
でもキミには、空にいるこの僕を攻撃する手段がない。
キミのろっこんはただ加速できるだけで、空は飛べない。
それにその消火器ももうすぐ種切れ……でも僕の攻撃は、無限に続けられる。
そんな状況で、いったいキミに何ができるって言うのさ?
いい加減諦めるんだね! そらそらそらそらそらそらそら!』
その数秒後、ついに御剣の消火器が尽きて、ヒルズの火炎放射が押し勝った。
『ピーッコッコ! 僕の勝ちだ! さあ、仲間と一緒に焼け死ねええ!』
「刀君──後は私に任せて!」
その瞬間、
十文字 若菜
が鏡いらずの防御結界を展開し、同時に御剣の脳裏でガチン!と撃鉄が落ちた。一直線に伸びる火炎放射の炎が若菜の結界にぶち当たり、
そしてその火線の上を自分に向かって駆け上がってくる人影を見て、ヒルズの顔が驚愕にゆがんだ。
・・・・・・・・・・・・・・・
「ゲエエエエエエエエッ!? ぼっ、僕の火の上を走っているだとおおおお!?」
火炎放射の炎を踏みしめ、さらに加速しながら御剣が吠える。
「テメエを倒すことでしかこの怒りは収まらない、
この加速だって普通じゃありえない。
なら──地面を踏みしめなくても前に行く事だって出来るだろ!」
これが御剣刀のろっこん、【加速】の新たな進化能力──高速行動中、本来足場にならないものも足場にして行動できる能力だ!
「いつでも、どこでも、俺は俺の願いを掴むために前へ進むんだよ!」
そのまま空中を踏みしめて、タタンッ!とヒルズの頭上に到達すると、
「これで終わりだ!」
御剣は空になった消火器でクジャクの頭をぶん殴り、真っ逆さまにヒルズを墜落させた。地に堕ちて白目を剥き、ぴくぴく気絶しているヒルズの横に自分も着地すると、
「そのまま寝てろ、そこで見る夢ならお前の自由だよ」
対ヒルズ班、御剣──基本世界に帰還。孔雀のヒルズの逆襲を退ける。
【エントランス前】
「むやぁ……。うう……凄く怖い夢を見た気がする……」
そして全てが終わった後、
日暮 ねむる
のろっこんで眠っていた
春山 小枝
も、ようやくここで目を覚ました。ぼんやり周囲を見回し、火事になんかなっていない平和な動物園を見て、心からほっとする。やっぱりあれは、夢だったんだ。
「はるちゃん、大丈夫? 気分悪くない?」
心配そうに覗き込む、日暮の顔を見るのが、でも何だか妙に照れくさくて。
「んん、大丈夫。でも、ねむくんも夢に出てきた気がするの。
私を助けてくれたようなー。えへへ……」
そんな小枝の様子を見ながら、日暮もほっと安堵する。今のヒルズの襲撃を、彼女が目撃していなくて良かったと。今回はとんでもない事件に巻き込まれてしまったけど、こうして無事に彼女を守ることもできた。
「あ、そうそう。はるちゃんにもね、見せたい小鳥がいるんだ。
ハッチっていってね、とても人懐っこくて賢いハチドリなんだよ」
そう言ってシャツのポケットから、小鳥を取り出そうとした日暮は、ハッチの他にもう1つ、入れた覚えのない物が入っていることに気付いた。入ってるというか、正確に言うと刺さってる。ハチドリのお尻に。
(えっ? これは……)
「クジャク肉てどんな味なんだろうねぇ」
一方、気絶中のヒルズの処遇については、今回のメンバーで話し合いが行われている所だった。
「火のろっこん持ちの鳥らしく、焼き鳥にして食べてみたいねぇ」
とこれは、
骨削 瓢
の案。さすがに極端なこの案には
八神 修
が、
「敵なら死んで良いと言う訳ではない。
大切な命に、変わりはないんだ」
そんなふうに瓢を諌めたが、問題なのは、すでにこのヒルズが、
桜庭 円
などの説得で1回命を救われているにもかかわらず、再度彼らを襲ってきたことだ。
「うーん……助けられた恩義を感じて、もう俺達を攻撃しない。
そんな奴だったら良かったんだがな……」
八神は、仲間も「殺すまでではない」という反応なら助けるつもりだったし、また
日月 透
も、ヒルズが怪我をしていれば、己の「全ての命を救う」という信念のままに、治療を施すつもりだった。
志波 武道
も、ヒルズの救命には賛成派のようだ。
けれども、ここで助けてまた復讐しに来られたのでは、堪らない。
「て言うか多分、いや絶対また襲ってくるだろーな、ハハ……」
がっくり顔を見合わせて、うなだれる武道たち。そんな相談の様子を、離れた場所で見ていた
朝鳥 さゆる
が、そこでぽつりと言った。
「ずっと思ってたんだけど、その孔雀。
近くに水さえ無ければ、何も出来ないんじゃない?」
「えっ」
壬生 由貴奈
ら、対ヒルズ班の面々が、ぽかんとした顔を見合わせる。
そう言えば……ペットボトル焼夷弾も消火栓火炎放射器も使えなくなった2戦目は、こいつはただ空を飛んで逃げ回っていただけのような気がする。復活再生!とか、パワーアップした!とか煽られて、なんか凄い激闘をしたような気になっていたけど!
「近くに水が無ければ、何も攻撃手段がない……
うちら、こんな単純なことを見落としていたなんて、ねぇ」
るーるるー。輪になってちょっと落ち込む、対ヒルズ班の皆さんなのだった。
「うわっ、羽根が! ハッチに羽根が刺さってる!?」
その時だ。
日暮 ねむる
のそんな悲鳴が、その場にいた全員に聞こえてきたのは。
「えっ?」
と彼らが振り向けば、その日暮の頭上で……せわしない羽ばたきでホバリングをしている、エメラルドグリーンの可愛らしい小鳥の姿が。そして日暮の言った通り、そのハチドリのお尻には、ぷっすり1本の羽根が刺さっていた。漆黒のカラスの羽根が。
「なっ……!?」
そのハチドリは、不敵な顔で順繰りに彼らを見下ろすと、重々しい声でついに名乗りを上げる。
『ククク……そう、我が名はハチドリのハッチ。
クローネ様が親衛隊、三羽烏の中でも1番の小者……!』
「「Σ 謙虚だーーーー!?」」
「って、へっ? 三羽烏だってぇ?」
骨削が魔窟会談のことを思い出す。そういえばクローネが、もう1羽の三羽烏を解放しに来たとか言っていたっけ。あとプレイ中とか、何だかよく分からないことも。
『フハハハハ! おい、そこのはるちゃんとか言う女……!』
いきなり名指しで話し掛けられた小枝が、その場でビクウッ!ってなる。
『まさか放置プレイ中に、我が意識を乗っ取られるとは思わなかったぞ。
下等な人間ごときに手足の自由を奪われ、いいように身体を弄ばれるなど……
これはこれで興奮……正直、興奮した……ッ!(ハアハア)』
「やあああああああああああああっ!?」
いたいけな可愛らしい小鳥が、いきなり目の前でドMな性癖を告白し始めたので、あまりの異常事態に小枝が卒倒する。また悪い夢だと思ってくれるといいんだけど……。
「いや、ちょ、あんたも三羽烏の1羽って」
由貴奈が、多過ぎる情報量を必死に頭の中で整理しながら、とりあえずの疑問をぶつける。
「なら何でクローネはあんな、無差別に動物園に火を放つような真似を?
1歩間違えば、あんたまで巻き添えになる所だったんだよぉ?」
『ククク……この我を拷問して、その答えを聞き出そうと言うのだな?(ハアハア)』
「いやごめん、そこまではしない……したくないよぉ……(どん引き)」
何だ拷問してくれないのか……と、しょんぼりしたハッチが気を取り直して、
『ならばその答えは次回だ! 今はその孔雀を貰い受けていくぞ』
と彼らの頭上でやおら高速で羽ばたくと、突然彼らの足許の地面が、ぐらぐらと揺れ始めたではないか!
「「なっ……地震か?」」
◇ろっこん名:月曜日のハチドリ
・発動条件タイプ:S型(signal-合図型)
・発動条件:対象の上で◯◯◯◯。
・能力タイプ:念力タイプ
・能力の内容:◯◯を発生させ、その対象を◯◯させる。人間には効果が無い。
揺れは数秒ですぐに収まったが、その混乱の隙に、気絶していたヒルズを奪われた。
「あっ!? もうあんな所に!」
由貴奈のろっこんも届かない射程外の上空を、せっせと羽ばたいて逃げ帰っていくハチドリの姿が。その下の空中に、クジャクの身体がぷかぷか浮いて運ばれているのも見えた。
「あれが、あの鳥の能力なのかねぇ……?」
そんな地上の彼らに、最後までやたらと偉そうなハッチの声が、遠くからこだまする。
『フハハハハ! またいつかどこかで会おう、下等で愚かな人間どもよ!
だがその日まで、忘れずに憶えておくがいい。
この我はそんな貴様ら以下の、ゴミにも等しい存在だということをな……!』
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担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
動物・自然
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月22日
参加申し込みの期限
2016年05月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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