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<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
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●スタジアム突入前(1)●
【ループ世界:寝子電スタジアム付近】
「ここがループ世界か……」
ループ世界に入った
志波 武道
は周囲を見回し、今いる自分たちの状況を素早く確認した。ここは寝子電スタジアム入場ゲート前の小広場。クローネが頭の声で指定してきた、人質交換の取引場所だ。
時の牢獄世界、などと突入前にテオが話していたけど、スタジアムの周辺は見た所、基本世界の寝子島の風景と変わりない。とくに荒れた様子もない、ごく平和な光景が広がっている。だからこそ、あのテオの忠告が、言い知れぬ恐ろしさを持って、武道の脳裏にも甦ってくる。
──時空の歪みで同じ出来事が何度も繰り返され、
なのに渦中の本人は永遠にそのことに気付けない……最悪にヤバい世界さ
「ループ……怖いのは、それに気づかない事だ」
けれど自分たちはテオの話であらかじめ、ここがループ世界だと承知している分、まだアドバンテージがあった。武道はスマホを取り出し、その画面に『ループ:1』と打ち込んでおく。
そして改めて、このスタジアム前に集まったメンバーの顔ぶれを見回した。クローネが持ちかけたこの交渉の場にやって来たのは、
浅沼 柳司
、
後木 真央
、
恵御納 夏朝
、
黒依 アリーセ
、
獅子目 悠月
、
青龍寺 琴理
、
春山 小枝
、
日暮 ねむる
、
飛吹 蓮太郎
、
ホルス・フォモナンデス
、
壬生 由貴奈
、
桃川 圭花
、
優木 遥斗
、
夢宮 瑠奈
、
李 小麗
。これに武道を加えた、計16名だ。
さらに、人質交換用に各々のメンバーが連れてきた、孔雀のヒルズ、ペンギンのニヒル、ハチドリのハッチの3羽もいる。彼ら三羽烏の身柄と引き換えに捕虜を解放するとのことだが、しかしあのクローネがはたして本当に、約束を守るのだろうか?
「またなにか、企んでなければいいケド……」
その予感は事実的中するのだが、武道たちはまだそのことを知らない。
『ピーッコッコック! まんまと騙されたな、愚かな人間どもめ!』
その入場ゲート前が不意に騒がしくなり、武道はウン?とそちらを振り向いた。見れば三羽烏の1匹・孔雀のヒルズが、いきなり高笑いを上げて暴れ出したのだ。
『この僕の怪我を治しちゃうなんて、まったく迂闊にも程があるねっ……
この美しすぎる僕が、キミらみたいな醜いサルどもと協力なんかするハズないだろ!
さぁ、全員まとめて焼け死ねミギャーーーーーーーーーーーー!!?』
能力を発動させようと両翼を広げた途端、あの
新江 天懸
が施していったガラス化シーツが、ザクザク孔雀の全身に突き刺さり→ヒルズ、再び重傷状態に逆戻り。
「せっかく治療してあげたのに……」
さっき治したばかりの
黒依 アリーセ
はもう、呆れてものも言えない。
壬生 由貴奈
や
獅子目 悠月
、
李 小麗
らも、ウンザリした顔を見合わせ、それはそれは長い溜息をつく。
「何て言うかもう……期待を裏切らないクズっぷりだねぇ……」
「こうなるんじゃないかとは薄々思っていたが、
黒依の好意と血を無駄にしたのは許せんな」
「むがー! ヒルズ、アリーセにちゃんと謝るのだ!」
さすがに4人とももう、こんなの治療してあげる気にはなれない……けれどもそこにおっとりした雰囲気のお姉さんが、息を弾ませ駆け寄ってきた。由貴奈と同じ寝子高の3年生、
青龍寺 琴理
だ。その琴理は、ぴくぴく血まみれで流血している孔雀を抱き上げると、その大きな胸の中で優しく介抱をし始める。
「ヒルズって名前なの? ふふっ素敵な名前ね」
琴理はそんなふうに微笑みながら、砕けたガラスの破片をていねいに取り除いてやると、孔雀の身体にそっと片手をのせ、目を閉じる。傷が治っている姿をイメージしながら、意識を集中。
すると血だらけだったヒルズの怪我が、徐々に塞がり治り始めた。ろっこん【癒し手】の効果──この琴理もまたアリーセと同じく、治療系の能力を持っているのだ。
『ピコ? ……へっ、あれっ?』
「もう大丈夫、安心していいわ」
再び意識が戻ったヒルズを優しくさすりながら、琴理はそう声を掛けて励ます。治療しながら、怪我をしたそもそもの経緯やこの孔雀の性格は、小麗たちからくどくどと聞かされはしたけど、
「放っておけないんだし仕方ないでしょ」
と、そんなどうしようもないヒルズも、琴理は見捨てない。常に誰かを気遣い、困っている者を見れば放っておけない。それが彼女の性格なのだ。
「いいから、大人しく治療されてなさい」
もがくヒルズをしっかり抱いて、琴理は優しく彼に語り掛ける。
「そして早く元気になって、その綺麗な羽を広げてる姿を見せてね。
でも元気になって敵になったら悲しくなるわ……私は戦うのは好きじゃないもの。
また綺麗な羽が傷つくし、もうこんな無茶はしないって約束してくれる?」
何度裏切ろうと自分を見捨てない、人の心の優しさに触れたヒルズは、すっかり澄み切った目をキラキラさせて、琴理に元気良くこう答える。
『うん分かった! あんなひどいことはもう、2度としないんだピーコ!』
「ループ……難しいことはよくわかんないけど
つまり無限コンティニューだよねっ」
一方、シーサイドタウンエリアでループ世界の黒球体に呑み込まれた、
春山 小枝
と
日暮 ねむる
の2人も、このスタジアム前で無事に落ち合うことができた。
「あっ、ねむくん、こっちこっち!」
「よかったはるちゃん。お互い無事……とは言えないけどね、
とにかく捕まった皆と脱出する方法を探しに行こう」
「うん、よかったぁ……! ねむくんと一緒なら怖くないよ。
絶対みんなで帰ろうね……!」
こくりと頷いたねむるはそこで、小枝と一緒にいるデブペンギンの姿に気が付いた。
「ニヒルだね。怪我をしてるじゃないか」
こちらも三羽烏の1匹・ペンギンのニヒルだ。
『怪我だと? フッ、こんなもの、かすり傷だぜェ……』
とか何とか言って、ハードボイルドに痩せ我慢してるけど、結構な負傷だったはず。このニヒルは水族館で、ねむるや小枝たちと能力戦を繰り広げ、完敗を喫したのだから。
「ええーっ! あのとき、すっごい高いところから落っこちてたよね。
私はニヒルくんがクッションになったから、大丈夫だったんだけど」
と心配顔で覗き込む小枝に、ねむるも「ほら、見せてごらん」とニヒルに近付き、その怪我の状態を素早く確かめる。そしてシャツの袖口を破って即席の包帯を作り、自分にできる範囲の応急処置をしてやった。
「素人の付け焼刃にしかならないけど、ひとまずこれで我慢してよ」
『……敵に情けをかけるなんざ、まだまだだな。
後で後悔しても知らねェぞ、ボウズ……』
フン、と礼も言わずにそっぽを向くニヒルに、ねむるが思わず苦笑する。
「敵か、うん……確かに、さっきまではそうだったけど。
でもニヒル、僕は君とも友達になりたいよ。駄目かな?」
『ティー・オー・エム・オー・ディー・エー・シー・エッチ・アーイ……
TOMODACHI? TOMODACHIだとォッ?(くわっ)』
相手の思わぬ言葉に、ニヒルが目を白黒させて大声を出した。
『ばっ、この孤高な一匹狼の俺様が、
そんな軟弱なモノ欲しがる訳ねェだろ!? ふざけるなアッ!』
「そうか……はるちゃんはどう思う? やっぱり友達にはなれないかな?」
ねむるから話を振られた小枝が、ちょっと考え込む。
「うーん……そりゃあ、ニヒルくんたちは酷いことしたって思うけど……」
もれいび狩りとかいう傍迷惑なイベントのせいで、何人か死にそうになったのは事実だし。
「でもだからって、酷いことやり返しちゃダメだと思うし、
仲良くできるならそれが一番かなぁ……。ねぇ?」
と小枝もニヒルの顔を覗き込んで同意を求めてみたが、フンとやはりそっぽを向かれてしまった。そのやり取りを見ていたねむるが、今度は「なら、取引ならどうかな?」と別の方向からアプローチしてみる。
『ウン? 取引だと?』
「そう。内容はとてもシンプルで、これから君をクローネの元に連れていく。
その代わり、僕らの仲間にその傷の治療をさせてほしい。
黒依さんか青龍寺さんに頼めば、きっと治してもらえると思う。
君にとってデメリットはないはずだよ」
まったくだ。取引と言ってもニヒルに失うものが何もない。訝しげな顔をするペンギンに、ねむるが続ける。
「ニヒル、君達がやったもれいび狩りという行動は、決して許されたものじゃない。
それでも、好きな女の為に君はたった1人で、体を張って戦い抜いたよね。
皆の協力で僕らは君に勝つことができたけど、
君はそれでもあの場の誰よりも強かったと確信してる。
ニヒル、僕らにはそんな君の力が必要なんだ。
主従関係とかそういうんじゃなくて対等な友人として、
僕は君の力も借りてみたい。だめか?」
ねむるの話にじっと耳を傾けていたペンギンが、そこでヤレヤレと肩をすくめた。
『ボウズの言いてェことは分かった、多分な。だがな……
惚れた女のために戦ってるこの俺に、その惚れた女を裏切れって?
そんなのは全然ハードボイルドじゃねェぜ。願い下げだな』
話の持って行き方によっては、また違う展開もあったかもしれないが、こうしてニヒルを味方に付ける交渉は不首尾に終わった。怪我の治療もハードボイルドに固辞して、ニヒルは負傷状態のまま。
「そっかー。ニヒルくんは、そのクローネさん?
のことが好きで付いてってるんだっけ」
でも何故か小枝の方は、ぽわわんとその頬を染めたりなんかして、
「好きな気持ちっていいよねぇ……
クローネさんの、どういうとこが好きなの?」
『フフ、あんなにワルな魔性の女は、世界中どこを探しても他にいねェよ……
あと常に全裸な所だな』
「最後の、ぜんぜんハードボイルドじゃないよ!?」
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<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月31日
参加申し込みの期限
2017年02月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月07日 11時00分
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