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<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
スタジアムでの暴走
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●ループ:92・現在の寝子電スタジアム(8)●
【グラウンド:メインスタンド下】
一方、
志波 武道
、
壬生 由貴奈
、
浅沼 柳司
、そして
飛吹 蓮太郎
たちは、拘束した
十文字 若菜
をどうするかについて、4人で話し合っていた。
拘束と言っても、若菜を縛ったりしている訳ではない。
志波 武道
が【スイ・マー】で彼女の両脚を麻痺させたあの後、鏡の破片を撒けないよう手の神経も麻痺させたので、現在若菜は自力では身動きの取れない状態だ。
「でも若菜ちゃん、この状態でもおそらく、
鏡要らずの進化能力は使える……んじゃないかなぁ」
「やっぱりソウカ……」
壬生 由貴奈
の話す予想に、武道も辛そうに視線を落とす。なるべく意識は残したまま、ろっこんだけを発動できないように無力化したかったからだ。
けれども残念ながら、若菜の進化能力の発動に四肢の麻痺は影響がない。クローネが攻撃されれば、また主を守るために【Bai sema】で防御結界を張るだろう。万全を期すなら、【スイ・マー】で延髄を突いて、この場で若菜を気絶させるべきだった。武道が苦しげに言う。
「少し、考えさせてくれ……」
「若菜をなるべく傷つけたくないんやろ。
俺かて同じや。ありがとな、志波先輩」
地面に倒れた若菜の手を離さず握り締めたまま、
浅沼 柳司
が武道にそう声を掛ける。その浅沼に、一瞬は元の人格の片鱗を見せた
十文字 若菜
も、やはり洗脳は解けずに、今はぶつぶつと呪いの言葉を吐いているだけだった。
「若菜ちゃん、約束は守ったよ。けど……ごめんなさい、
ありがとうの一言もまだ伝えてないんだ」
その若菜のことが心配でこちらにも駆け付けた
飛吹 蓮太郎
が、傍らからそっと彼女に話しかける。
「それに君にとって大好きな人……柳司くんは、
クローネの所にはいなくて、君の目の前にいるじゃないか。
だから、早く帰っておいで……じゃないと……悲しいよ……」
「にしても、さっきからのあの余裕な見透かした感じ……」
浅沼が観客席を振り返って、クローネのいる方を見る。
「クローネだけはループいてるけど記憶があるんか。
俺らは覚えてないからあれやけど、
覚えてるクローネのほうが牢獄ちゃうんか……
だってケガした記憶とかもあるんやろ」
「今までの周回でうちら、1回でもあの女にダメージを与えられたのかねぇ?」
半信半疑で由貴奈が口を挟む。由貴奈は、もしヒルズとニヒルを味方に付けられていたら、2羽の能力の連携で、クローネを奇襲するつもりだったのだ。けれどもニヒルが死亡、ヒルズが重傷の現状では、その作戦も絵に描いた餅だった。
「何か斬新なことをせんと、全ループの記憶を持つクローネにはお見通しってことやな。
にしても……あーもう、何が斬新かなんて分からん!」
クシャクシャに頭を掻き毟っていた浅沼が、そこでふと顔を上げた。
「そういや……テオとか黒依が、ループしても
物の変化はリセットされずにそのままとか言うとったけど、
もしホンマにそうやったら。クローネが最初におる位置が、
凶器だらけとか網の中やったらどうなるんやろうか……」
網? そんな物をさっき、このスタジアムのどこかで見かけたような気がする。あれは確か……と球場の中をきょろきょろ見回していた浅沼が、そこで女子たちの悲鳴を聞いた。
「!? 黒依たちが……襲撃されとる!」
その声に、武道たちも一斉に振り向く。見ればグラウンドの中央で、
黒依 アリーセ
、
後木 真央
、そしてヒルズを抱えた
青龍寺 琴理
の3人が、四方から襲ってくる瓦礫を必死に避けている。
「うみちゃん!?」
その後方で、瓦礫を隕石のように射出している少女の姿を見て、由貴奈が叫ぶ。奴隷化された
小山内 海
だ。例の環状加速路で充分な速度を貯めた礫弾を、今度は進化能力の軌道変化で、グラウンドめがけて射出し始めたのである。
「まずい……助けないと!」
獅子目悠月が限界まで力を使って倒れた今、あのヒーラー組は完全に無防備だ。由貴奈が真っ先に飛び出し、蓮太郎もその後を追う。
けれども、脅威はさらに続く。海がポケットから何本も、あの忌まわしい羽根を取り出したのを見て、蓮太郎が息を切らしながら呻いた。
「クローネの、黒い羽……!」
ドドドドドドドッ。海が連射する羽根手裏剣が、【アクセラレイトライン】の軌道に乗ってピッチを飛ぶ。標的は──身を固くして立ちすくむ、アリーセと琴理の2人。
「ヒーラー組が狙われてる……? どうして」
ハッとそこで武道が後ろを振り返り、若菜の手を握っている浅沼と目が合った。浅沼が頷く。彼も、向こうの狙いに気付いたのだ。
「若菜の麻痺の解除や! 黒依か青龍寺──ヒーラー組のろっこんを暴走させて、
若菜の状態異常を回復させようとしとる!」
「アッハハハ、そういうこと〜。そのコは私の盾にまだ必要なの、
限界まで力を使って、せいぜい役に立って貰わないとねぇ〜」
ピッチいっぱいにクローネの笑い声が響き、敵の狙いが判明する。四肢の麻痺で無力化されている、十文字若菜の復活と再利用だ。
「クローネ! アリーセ達のろっこんを暴走させるなんて、
そんなこと絶対させないのだー!」
そこに大声で駆け付けた
李 小麗
が、脱いだ上着で羽根をはたき落とす。ほぼ同時にたどり着いた蓮太郎も、自分の身を盾にヒーラー組を守り、由貴奈は対空の硬貨や工具を飛ばして、片っ端から来た羽根を弾いた。アリーセもトートバッグで自身と琴理の身を守っている。
けれども、海が連射する羽根は尽きる所を知らず、防戦一方の彼ら。
そんな仲間たちの姿を見て、武道が歯を食いしばりながら決断をする。
「……復活する前に、若菜ちゃんを気絶させる。延髄を突いて」
浅沼の目を見るのが恐かったが、彼も無言で頷いてくれた。この状況ではそれが最善だと、浅沼も思うしかなかったからだ。
「若菜ちゃん、すまない……せめて楽に」
トン、と【スイ・マー】で首の後ろを打たれ、「ぁ……」と気を失った若菜の表情は、けれどもどこか穏やかで、安堵しているようにも見えた。
気休めに過ぎなくても、その表情に少しだけ救われて、武道はふっと肩の力を緩める……。
その真正面から武道めがけて、1本の羽根手裏剣が飛んできた。
「!!?」
「志波先輩っ?」
浅沼の叫びに反応するように首を逸らし、武道は紙一重でその羽根を避ける。避けられた、はずだった。しかしその1本はホーミングの軌跡で回り込み、呆気なく武道の眉間にビィン、と突き刺さる。
小山内海の進化能力。加速させる線の軌道変化。
志波武道のろっこん、【スイ・マー】──暴走。
「え……」
くぐもった声に、武道がそちらを振り向く。呆然と目を見開いたまま、浅沼がごろんと棒のように地面に転がるのが見える。恐怖と共に武道がグラウンドを振り返る。アリーセが、琴理が、真央が、由貴奈が、蓮太郎が、小麗が、ねむるが、圭花が、ホルスが、そして握と海と御剣が、球場にいる全ての人々が、全身麻痺と意識喪失で地面に倒れているのが見える。
「あ……うああああああああああああああああ!!」
無人の球場に向かって1人、残された武道が絶叫した。
麻痺ろっこんの暴走により、92ループ目で武道を除く全メンバー、失神して全滅。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
前回シナリオ
<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月31日
参加申し込みの期限
2017年02月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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