this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
試験勉強しなくっちゃ!
【春】試験勉強しなくっちゃ!
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
…
12
つぎへ >>
【THE・美少年会議】
「ふふふふふふ」
「んふふふふふ」
「あ、あの……先輩? これって……」
とある日の午後。うららかな陽光差し込む、カフェの店内にて。たまたま偶然ではありながら、顔を揃えてみたなら、並んでいるのは少々珍しい取り合わせではありました。
可愛らしいお顔をこくんと傾けたのは、
来島 アカリ
。
「ロベルト、先輩? この人って……」
「あ、来島は初対面だったっけ? 胡乱路だよ。せっかく相席になったんだし、来島さえ良ければ、一緒にどうかな?」
「んふふ。よろしくお願いいたしますね、来島さん♪」
「は、はあ……」
にんまり、にまー。ふたりしてどこかアヤシイ笑みを浮かべているのは、
ロベルト・エメリヤノフ
と
胡乱路 秘子
、先輩たちです。
「んふふ……んふふふふ! すごい逸材ですね、エメリヤノフさん! 素晴らしい美少年さんですねっ♪」
「でしょ? でしょ? いやぁほんと、来島は僕のオアシスだよ……!」
良く分かりませんけれど、彼らはしきりにアカリを見つめては、にまにま、はふん。何やら満足そうに、吐息を漏らすのです。そのたび、アカリはますます、
「むー……?」
それはさておき。せっかくこうして、偶然にも喫茶店の一角に集まったことですし。
「じゃ、始めようか? 僕は英語をやろうかな。勉強して良い点取って、美少年にモテモテ……じゃなかった、この間のテストじゃ、友人に英語で負けてしまったからね。そこを重点的にやらないと……来島と胡乱路は?」
「えっと、俺は……じゃあ、今日は古文で。分からないところがあって」
「ではわたくしも、来島さんと古文をお勉強しますね。んふふふふふふ」
みんなで勉強会、というのはいいとしまして、アカリは内心、ちょっぴり落ち着きません。勉強自体はさほど苦手ではなく、普段からコツコツとやっているので、テストの結果だってそう悪いものにはならないはず……なのですけれど。
どこかで見かけたことがあるような顔。にまにましっぱなしの秘子が口を開くたびに聞こえる、にちゃりと唾液が糸引く音も、まぁ確かに気にはなりました。
(この人確か、何とかっていう番組の……? こんなところに、普通にいるんだ、な。ロベルト先輩とも、知り合いみたいだし……)
それより、もうひとつ気になるのは、やっぱり。すぐ横を見ると目に入る……。
(……ロベルト、先輩)
桜色の唇からは、思わすふうっと、ため息ひとつ。パッと見には、苦手な古文の問題を前に、行き詰っているようにも見えましたけれど。
このところのアカリは、どうしたらいいのやら、良く分かりません。どう接すればいいのか。どんな顔をしていればいいのか。
さらりと流れる赤毛。栗色のあの目に、見つめられたなら。
(……うーっ。集中、集中……)
「んふふ。古文って、難しいですよね?」
ぎょっとして見上げると、秘子がアカリをにまにま、じいーっと見つめています。彼女は先ほどから、何かとアカリを楽しそうに眺めていて、どうやら興味を持たれてしまったようなのです。
「えっ、と……その。そうです、ね……?」
「ええ、そうですよね♪ んふふっ。エメリヤノフさん、エメリヤノフさんっ。来島さんが、分からないところがあるそうですよ?」
「ふぇっ」
思わず、ヘンな声が漏れました。
「ん、どれどれ? どこ?」
「あ……先輩、教えてくれるんですか……? それじゃ、あの……ここ、なんですけど」
すぐにも、ずずい。近づいてくる、ロベルトの横顔。
(わ、う……ロベルト先輩が、す、すぐ近くに……!?)
寄り添うように、頬をすり寄せ合うかのように、ぴたりとアカリの側へ。
慌てたように秘子を見ると、相も変わらずにまにま。アカリとロベルトのやり取りを、嬉しそうに見つめています。彼女は、知っているのでしょうか? もしかして……アカリの、秘めた思い。彼への気持ちを察していて、気を利かせてくれたのでしょうか……?
「うわぁ。すごいね、この問題集。こんな問題乗ってるんだ」
「あ、の……その。この、言葉の意味が……分かんなくて」
「『稚児』、だね」
つ……と。ロベルトの唇が、アカリの耳元へ。彼の吐息がふわりとかかり、背筋がぞくりとして、アカリはぴくんと跳ねてしまいそうな身体を、必死に押さえつけました。
するりと入り込んでくる、彼の声。ささやくような、彼の言葉。
「……えっ!? それじゃ、稚児って……お坊さんの、その。えっと……男同士で、そういう、コト……?」
「そうだよ。幼くて美しい男の子を、エライ僧侶がこう……あれ。どうして赤くなってるんだい、来島?」
きっと、彼は真面目に教えてくれているんでしょうけれど。ぽうっ、と火が灯ったように熱くなってしまった頬を、ぐるぐると目が回ってしまいそうなこの思いを、アカリは、どうすることもできません。
「ふふ……可愛いね。来島」
「っ!? う~~~っ……先輩の、ばか……」
それでも、ぽむっと頭に乗せられた、彼の手の感触。思わずアカリは安堵して、目を細めてしまいました。
(いやぁ、やっぱり可愛いなぁ来島は……! ぜひとも、僕の美少年ハーレムの一員にしたいな)
当の先輩、ロベルトはその時、そんなことを考えておりました。
アカリのキモチ
には、ロベルトもうっすらとながら、気づいてはいるものの。今はもう少し、こんなやり取りを続けていたい気分。この曖昧で楽しい関係を、まだ、もう少し。
「んふふ……ふふ、ふふふふ♪」
気付くと秘子が、そんなロベルトとアカリのやり取りを、いつになく良い笑顔で見つめていたりします。
「胡乱路は、どこか分からないところとかある? 僕で良かったら教えるよ」
「まあ、ありがとうございます。ええ、大丈夫です。今のところ、とっても満足しておりますから。んふふっ♪」
「満足……?」
振り返ると、彼女との付き合いもそれなりに長くなってきましたけれど、それでも良く分からないところは多くありました。現実に戻ってきたはずなのに、彼女は未だ、どこか謎めいているのです。
「そういえば……胡乱路? ちょっと、耳にしたんだけど」
「はい、なんでしょう?」
寝子高校内では、相も変わらず、色々な噂だって聞こえてきます……ロベルトが気になったのは、その中でもとびきり奇妙な、彼女に関する噂です。
「胡乱路って……腐女子、ってやつなの?」
「フジョシ? ああ! これのことでしょうか?」
ぱちん、と両手を叩くと、秘子はカバンの中から、何やら一冊の薄っぺらい冊子を取り出して、ロベルトへ手渡しました。横からひょいと、アカリもそれを覗き込みます……と。
「……!? ろ、ロベルト先輩、これって……!?」
「うわぁ。うわ、すごいねこれ、うわぁ……あ、こんなところまで?」
ぼわわ! アカリのほっぺはリンゴもかくやといった具合で真紅に染まり、ロベルトは興味深そうに薄い本のページをぱら、ぱらり。
にんまり、秘子は嬉しそうに、
「以前、
お友だちにいただいた
んです。それ以来、わたくし……んふふ、すこうしだけ。ハマってしまいまして……あ、他の皆さまには、ナイショですよ? エメリヤノフさんと、来島さんと、わたくしだけのヒミツです。んふふふっ」
なんとまぁ、それは美しく純真無垢で可憐な少年たちが、くんずほぐれつ。いわゆるひとつの、そんな感じの、ちょっぴりエッチな同人誌でありました!
そして秘子は、ぴたりと寄り添い合って、照れたり、食い入るように本を覗き込んだりしているロベルトとアカリを、
「んふふ……んふふっ。んふふふふ……♪」
どこか耽美なマナザシで、見つめているのです。
「うわぁ、これはすごいね胡乱路! ほら見て来島、この子、ちょっと来島に似てない? ツンとしてて可愛くってさ、うわ、こんなことまで?」
「せっ……先輩の、ばかーっ……!!」
なんて。
賑やかで楽しい、午後のひと時でありました……けれど、
「あはは。楽しいなぁ……あ」
気付くと肝心の勉強は、イマイチ進んでなかったりするのでした。
「まぁ、楽しかったから、いいよね?」
「ええ、いいんです♪ んふふふっ」
「よ……良くないっ、です……!!」
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
…
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
試験勉強しなくっちゃ!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年12月19日
参加申し込みの期限
2016年12月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年12月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!