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試験勉強しなくっちゃ!
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【ゆっくり歩いていこうよね】
お友だちの家で、勉強会!
「うひ~♪ こういうのって、楽しくなってきちゃうよね~!」
それだけでもう、
回田 はつな
の笑顔は弾けて、ぴっかぴか。今にも花が咲いてしまいそう!
「今日は、お招きありがと~。がんばろ~ね!」
「うん。1年の締めくくりだし、しっかり勉強して、たっぷり点取りたいよね!」
と言った
千鳥 雅人
が、何だかそわそわ、ちょっぴり緊張気味? なのは、気になりますけれど。頭の上では、アホ毛くんだってぴこぴこ、頼りなげに揺れています。
「? どしたの~、千鳥くん?」
「あ、や、なんでも! えっと……赤点取っちゃったらどうしよって」
「あはは、一緒にがんばれば大丈夫だよ~!」
テーブルには参考書、問題集にペンケース。はつなのお土産のお菓子と、雅人の淹れてくれたあったかいお茶も。
にこにこ笑顔、ゆるゆるおしゃべり。お菓子をつまみながら楽しく、エンピツかりかりかり。
(友だちと一緒にお勉強なんて、嬉しいな~)
はつなは社会。雅人は英語。科目は別々に、お互い分からないところがあったら、相手にヘルプをお願いするスタイルです。
というのはさておいても、はつなにとっては、仲良しの友だちが一緒というだけで、すっかり楽しくなってしまいます。
「『紀元前21世紀頃の、エジプト中王国の都はどこ?』、えっと~、これって何だっけ~?」
「んーと、確か……テーベ?」
「おー、大正解だよ~! うひ~、千鳥くんすごいね~」
「そ、そんな大したことは……あ。はつなちゃん、このお菓子美味しいね!」
「でしょ~!? 私のおすすめなんだ~」
「ついつい手が伸びちゃうね~」
「ね~」
ぱくりと頬張る雅人、友だちの笑顔を眺めていると、はつなもほっこりとしてしまいます。
同じように、友だちのこともほっとさせてあげられるような、そんな自分であったなら、どんなに嬉しいことだろう。はつなはいつだって、そんなことを考えています。
だからこそ、でしょうか。はつなはちらり、思います。
(っととと。そうそう~、迷惑かけらんないし、今日は無理しないようにしないとね~)
実は、はつなの集中力は、これがなかなかのもの。勉強も嫌いではなくて、調子が良いと何時間でも、延々と机に向かっていることができました。
ただ、時折それが行き過ぎて、少し無理をしてしまうことがあるのです。今日もまた、自分でも気づかないうちに、かりかりかりかり……。
(うひ~、覚えなくちゃいけないことたくさんだ~。暗記あるのみ~かな~。えーっと、この時代の出来事は、確か……)
黙々。うっかりすると、周りのこともさらりと忘れて、ひたすらに自分の勉強に打ち込んでしまうのでした。
もっともそのおかげで、ペンの走りは滞ることなくさくさくと進み、いつの間にやら、世界史の試験範囲はあらかた網羅してしまいました。うーん、っと伸びをひとつしつつ、ふとはつなが目の前を見ると、
「……あ♪ お~い、千鳥くん~?」
連日の試験勉強でお疲れなのでしょうか、雅人はうとうと、ゆらゆらり。
「えいえい、つんつん~!」
彼の柔らかい頬っぺたをつんつくしてみたら、
「ん……んぅ?」
「うひ~、おはよ~かな~?」
「おはよー、はつなちゃ……はっ!? ごめん、も、もしかして寝てた……!?」
「あはは、ほっぺに跡ついちゃってるよ~!」
ぴりりと集中して張りつめていた気持ちが、雅人の申し訳なさそうな寝起き顔で、ほんわか。ぷしゅん、と抜けていくのを感じます。
「ごめんね、英語苦手だからかなぁ、つい……」
「いいよいいよ~! あ、私、お茶淹れてあげるね! ぱち~って目が覚めるくらい、濃い~のを……? あれ? あれれ……」
はつなの集中力は、もちろん彼女にとってお役立ちではありながら、けれど時として、彼女を想像以上に疲労させてしまうことがありました。ぷつりとそれが途切れた途端に、目の前が急に暗くなり、足元が頼りなく揺れて、ぐらりと身体は傾いて……。
(あ……もしかして、やっちゃった? 夢中になりすぎて、気付いたら無理しちゃってる。私の、悪い癖……)
大切なお友だち。彼女はいつも雅人のことをそう呼んで、にこにこと微笑んでくれます。
(えっと。『I( )( )get into the Nekogahama seaside park.』……saw her、かな)
もちろん雅人にとってもそれは同じで、彼女と一緒にいるとほっこり、心は安らいで、楽しい気分になってきます。いつだってくるくると賑やか、まさしく花咲くような笑顔を振りまく彼女を見ていると、雅人のアンテナもぴこぴこ、自然とリズムを刻んでしまいます。
ただ、
(うー……自分の部屋で女の子とふたりきりって、やっぱり緊張するよ~……)
何だか、ドキドキ! お年頃の男の子だけあって、こんなシチュエーションにはやっぱり、そわそわとしてどうにも落ち着きません。
はつなのほうはと言うとそんなそぶりもなく、いつもの天真爛漫……と思いきや、今日の彼女はいつになく、真剣に問題集へ向き合っているもので、
(はつなちゃん、すごい集中力だ……! こ、これは負けてられないぞー!)
いつもと違った表情に、ドキドキは収まらないまま。それでも雅人は無理やり、ぎぎぎと首を目の前へ据えて、英語の参考書へとかじりつきます。
(俺もはつなちゃんみたいに、集中集中っ! よーし、次の問題は……次の問題は……)
あんまり集中できないまま、やきもきとするうち。がんばろう! という気持ちと、胸のドキドキがぐるぐる、いつしか混ざり合って。そのうち、次第に何だか、まぶたが重くなってきて……指先からペンはころり。うつら、うつら。
「……zzz……」
雅人はゆらゆら、夢心地。
「お~い、千鳥くん~? えいえい、つんつん~!」
「ん……んぅ?」
もう少しで本格的に寝入ってしまいそうなところで、頬にぷにぷに、妙な感触。思わずすうと目を開いたら、
「うひ~、おはよ~かな~?」
目の前に、近くに、はつなの顔。どきん、とひときわ大きく胸が鳴って、肩がびくりと跳ねてしまいました。
「も、もしかして寝てた……!?」
「いいよいいよ~! あ、私、お茶淹れてあげるね!」
そう言って立ち上がった、彼女の笑顔が……何だかやけに白く、血の気が失せて見えたのは、その時でした。
「……あれ? あれれ……」
「はつなちゃ……、!!」
ゆらり。ぐらり。ゆっくりと、徐々に、彼女の身体が傾いていって。何だか時間が止まってしまったような、息が止まってしまったような、不思議な感覚を覚えて。
「っ……! だ、大丈夫!?」
気付くと雅人は、しっかりと両腕に、彼女を抱き止めていました。
ちょっとした立ちくらみのようで、はつなはすぐにも目を開いて、雅人を見上げてぱちくり。雅人はほっとしつつも、けれど胸の中では、先ほどの比じゃないくらいにドキドキ、心臓が早鐘を打っていて。
直後にふにゃり、表情を緩めた彼女の微笑みと、脱力して程よく腕にかかる、心地の良い重みと……不意に、ぽろりと。彼女の唇から漏れ出した言葉に。
「……ふふ~。雅人くんって~、イケメンだよね~?」
雅人はうっかり、言葉を返すことを忘れました。
「きゅ……急にどうしたのかなっ!? そんなことないけど……!」
「ええ~、イケメンだよ~! それにそれに、すっごく優しいよね。人のこと、よく見てくれてるな~って感じ。だから私のことも、受け止めてくれたんだよね~? うひ~、ありがと~!」
たまにやっちゃうんだ~、とはつなは、明るい口ぶり。時々夢中になってしまって、無理をしてしまうんだと、困ったように笑いながら。
少なくとも、雅人がはつなを良く見ていたというのは、正しかったことでしょう。ついつい、見とれてしまっていたのかもしれません。おかげで一瞬で目は覚めて、とっさに飛び出して、倒れてしまう前に受け止めることができました。
「そだ。私ね~、前から千鳥くんに言おう~って思ってたことがあって」
「う、うん。なに?」
頬にはすっかり赤みが戻り、雅人を見上げて、はつなは言いました。
「私と居る時くらいは、もっとのびのび、リラックスしていいんだよ~? って。言いたかったんだけど……でも、これじゃカッコつかないよね~、私」
「……そんな、ことは」
思いもよらない言葉でした。彼女の苦笑いに。友だち思いの優しい気持ちに。雅人はまたしても、二の句を継げません。
答える代わりに、雅人は、
「えっと……えっと。あの、お茶は! お茶は、俺が淹れてくるから……はつなちゃんは、ゆっくりしてて! ねっ」
ぱたぱたぱた。真っ赤な顔で、慌てて行ってしまった彼の背中を見送って、はつなはどこか満ち足りて、幸せそうな微笑を浮かべながら。
「……うひ~♪」
じんわりとあたたかくなっていく、胸の感触に浸りました。
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あとがき
担当マスター:
墨谷幽
ファンレターはマスターページから!
墨谷幽です。『試験勉強しなくっちゃ!』のリアクションをお届けいたします~。
こういったシナリオを出すたび、リアクション執筆の段階になってから、あ。自分、勉強できなかったんだっけ……って思い出して、頭を抱えるわけですけれど。
今回も、墨谷の浅い知識とか学力を振り絞って、というか方々調べまくりながら、どうにかこうにか執筆しております。インターネットさんありがとう! でも書かれている問題や答えをキッチリ理解してるわけではまったくもってありませんので、現役受験生の皆さまや知識豊富な有識者の皆さま、できたらツッコミはお手柔らかにお願いいたします……ぶるぶる。
それはさておき。やっぱり、勉強って大事ですよね。そして、興味があって好きな分野を勉強するのは、実に楽しいことです。学生の頃にそれに気付けるかが、たぶん諸々分かれ目なんだろうなぁと、今さらながらに思います。
学校の先生は、知識そのものより、それを吸収して蓄積していくというプロセスがいかに楽しいか、勉強ってこんなに楽しいんだぜ! 学べるって、幸せなんだぜ! と、そんな感覚を教えてあげることを重視したほうが良いんじゃないかなぁ。とかなんとか、ずいぶんと昔に学生やってた頃のことを思い出しつつ、無責任に考えたりしております。
あ、でも寝子高の授業なんかは、いろんな意味で楽しそうですけれど!
今回は皆さまへ、個別コメントにて、試験勉強の成果をお伝えしています。
頑張った! という方も、イマイチ振るわなかった……という方も、今回の勉強が、何かしら後々のお役に立てばいいなーと思います。
応援しておりますー!
ちなみに、我らが
ののこちゃん
ですけれど、
○理科:よくできました!(10点アップ)
皆さんと一緒に頑張ったおかげで、ずいぶんと理解が深まったようですよ。これできっと、赤点回避……できたら、いいね!
それでは、今回もご参加いただきまして、ありがとうございました。
また次の機会にもお目にかかれますことを、心よりお待ちしております~。
お疲れさまでしたっ!
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担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年12月19日
参加申し込みの期限
2016年12月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年12月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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