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【星幽塔】第三階層 星降る農場物語
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【種を撒こう。苗を植えよう】
氷を全て取り除いてしまう頃には、氷結谷のちょっとばかりの寒さなんて、すっかり気にならなくなってしまいました。
「よいっ……しょ!」
クワを大きく振りかぶって、ざくっ! 大きく振りかぶって、ざくっ!
水上 桜
は、必死です。農作業がこれほどまでに過酷なものであったとは、思いもよりませんでした……素人ながらにクワを振るものの、へっぴり腰で、ちっとも上手く耕せません。
「ちがうちがう、そうじゃない! もっと腰を入れて、腰をこう!」
「はあ、はあ……お、思ってた、より、ぜんぜん、きつい、わ……これ! はあ、はあ、はあ……よいっ、しょお!」
それでも、くいくいと腰をくねらせながらアドバイスしてくれるモグラ妖精の熱血指導もあって、しばらくそうしてクワを振るううちに、コツでもつかんだのでしょうか? 桜の動きも徐々に、様になってきました。
「思いっきり、腰がイタイけどね!!」
「ははは。まぁ頑張った分、後の収穫の喜びもまた大きいというわけだ……っと!」
ざっくり!
八神 修
もまた、桜の隣でクワを振るっています。彼の担当領域は、元気な牛妖精さんが背負った農耕器具によってずががーっと耕してくれていますけれど、任せっきりもつまらないとばかり、こうして自ら汗を流しておりました。
「そういえば、水上は『
サファイア・リリー
』を植えると言ってたな。俺も向こうに植えるつもりだが、一面に咲き誇ったら、さぞ綺麗だろうな」
「ええ、そうよね……! 楽しみだわ」
修が言った途端、桜の目がきらりと輝きます。農作業はキツイですけれど、そんなシーンを脳裏に思い浮かべてみたなら不思議と、頑張ろう! なんて、パワーが湧いてくるのです。
「っしょ! ふう……八神さんは? サファイア・リリーの他に、何か植えるの?」
「俺か? 良いのを見つけてな。『
モグラダイヤ
』と『
アンテナアスパラ
』だ。モグラダイヤというのは……」
「モグラダイヤだってぇっ!? 真紅の美しい花は観賞用として珍重され、まるでカットダイヤのような種を持つ実は甘くて絶品、オイラたちモグラ妖精の大好物な、あのモグラダイヤ!?」
「……というわけだ」
彼は下調べの末、有用な種や苗を、独自に仕入れてきたのだそうでして。お世話になっているモグラ妖精たちへのお礼も兼ねたチョイスでありました。
ちなみにアンテナアスパラは、簡易的な連絡手段として使えるという便利な作物だそうで、こちらもなかなかお役に立ちそうです。
「チョコレートを作るんじゃあああーーー!!」
どああああっ! と渾身の力を込め、クワを振り下ろす
桜庭 円
。今は農場でのんびりお留守番中なステラのためにも、おいしいおいしいチョコレートを作ってあげようと、俄然気合が入っております。
「ボクは、サファイア・リリーと『
シュガーメロン
』、それに、『
マッスルバニラ
』と『
ホットカカオ
』を植えるよー」
「……マッスル、バニラ……?」
桜の脳裏に、どこかの暑苦しい鎧姿が浮かびましたけれど、それはさておき、
「何か、育つとワセリン塗ったマッスルボディみたいな形になるんだって。顔からは香料が取れて、胴体を絞って取れる油は、摂取するとお肌がツルツルのピカピカになるんだってさ」
「絞るんだ、マッスルボディを……」
ちなみにホットカカオは、焼くととっても良い香りがして、ドリンクにして飲むとぽかぽか身体が温かくなり、心が落ち着く効果があるそうです。ただし飲みすぎると、身体が熱くなりすぎて、服を脱ぎたくなったりするとかしないとか……何にしろ、どちらも円の理想のお菓子を作るため、必要なものなのだそうです。
「ステラちゃんにおいしーって言ってもらいたいからね、がんばろー!」
そうしてざくざく、頑張って畑を耕したら、いよいよ作付けです。
クワを下ろして、ふうとひと息ついた
来島 アカリ
がふと、くりんと首をひねって、
「なあ。ちょっと気になってんだけど……さ」
「どうしたんだ?」
彼と一緒に、シュガーメロンとサファイア・リリーを植えるという
鴻上 彰尋
が聞き返すと、
「種を植えたら、水を撒くだろ? 凍っちまわねーの? この畑」
「……そういえばそうだな。どうなんだ? モグラさん」
確かに、もっともな疑問です。けれどモグラ妖精が言うには、
「大丈夫大丈夫! 作物を植えて、ちゃんと畑の星の力が活性化すれば、凍っちゃうことはないから。どばーっと撒いちゃっていいよ~」
どうやら、問題ないようです。星の力ってスゴイ!
「なるほど。じゃあ来島さん、頼むよ」
「魔水の力を使えば余裕だぜ。任せろー!」
というわけで、
「元気に育てよー♪」
魔水のスプリンクラー、しゅぱぱぱぱ!
ぽかぽか陽気な妖精杜の畑でも、種まきの作業は始まっています。
「『
星型の薬草
』が、ポーション? の材料になるんだよね」
ちょっぴりぼんやりしてはいますけれど、優しい
遠野 まほろ
のお目当ては、みんなの冒険のお役に立つような薬の材料になる、薬草です。
「ポーションって、ゲームだと結構お世話になるアイテムらしいし……ねこよろずでも、きっと役に立つよね」
「もちろんなのですよー!」
まほろと
椿 美咲紀
は、園芸経験を活かして、ここに一大薬草畑をこしらえるつもりです。傷の治療と活力回復に効果を発揮する星型の薬草を始め、鎮静作用があり精神力を回復してくれる『
三日月型の薬草
』や、シャッキリとする覚醒作用がある『
稲妻型の薬草
』、解毒薬になる『
雲型の薬草
』も合わせて植えることで、ピンチをしのぐことができるようになるはず。
「薬草は、それぞれ区分けして植えることにしましょう。人が通れるように間を空けて……風通しが良くなるように、魔風の力も使っちゃうのです!」
「うん、分かったよ。アニさん、オトさんも、種まき手伝ってくれる……?」
獣人兄弟ももちろん、張り切ってお手伝い!
「すくすく育つのですよー!」
お隣の畑では、
卯木 衛
が薬草と、大変に食べ甲斐があるという巨大植物、『
ドラゴンキャベツ
』の苗を植えています。
「よーし、美味しいごはんになれよー。こっちの君も、そっちの君も、美味しくそだてよー」
衛は、ひとつ植えては声をかけ、またひとつ植えては声をかけ、と律儀にキャベツの苗に話しかけながら作業していたりします。律儀です。
「そーれ、立派にそだてよなー!」
なんてやっている脇を、愛馬オブシディアンを連れた
鎌八 まもる
が通りがかり、何だか微笑ましそうに眺めます。
「確かに、声かけながら育てたら、植物は良く育つっていうもんな」
「だろー!? 俺のキャベツは、すっげーでっかく育つぞ! まもるくんは、『
星の牧草
』だっけ?」
まもるが植えているのは、星の力を帯びているという、特別な牧草です。イネ科とマメ科の二種類を用意し、どちらもいずれは、良質な飼い葉になってくれるはず……星幽塔に築く『エイトサイス牧場』の、まずはこれが第一歩です。
「こいつ……オブシディアンに良いもの食わせてやりたい、ってのもあるけど。俺、寝子島で牧場の手伝いさせてもらっててさ、それが面白くてね」
ハットのつばを上げてぐいと汗を拭い、目を細めてまぶしく輝く太陽を見上げながら、
「俺もここで、本物のカウボーイになりたくなったのさ……」
つぶやくまもるの白い歯が、きらり!
「おおー……! まもるくん、何かカッコイイなー!」
壮大な夢を持つ彼に触発されたのか、衛は腕まくり。ますます張り切って、にっこりにこにこ! キャベツの苗にやさしい声をかけながら植え、力強く前進するオブシディアンが耕した土へ、まもるも願いを込めた牧草を植えていきました。
「は~い、お加減はどうですか~?」
「お、おお……これはたまらん。あふぅ~」
などと妙な声は、ちょっぴり休憩中の、
巫部 紫苑
のほうから。
疲れている人にはマッサージを、なんて言っていた紫苑ですけれど、その繊細な手並みを味わっているのは、
「腰が凝っているみたいですね、これはいかがですか~? 妖精さん♪」
「お、おふぅ、あふぅ。き、き、気持ちいい。はふぅ~」
モグラ妖精さんでした! ちっちゃい背中に指先で、ツボ押しよろしくくいくいとやってみますと、モグラさんは実に気持ち良さそうで、うっとりです。
「私も、ドラゴンキャベツを植えてみようかと思ってますけど……妖精さんのオススメはありますか? 果物なんかもあったら嬉しいんですけど」
「ああ~、それなら~、良いのがあるよ~。『
レインボーベリー
』って言うんだ、あふぅ。イチゴのようなサクランボのような、リンゴのような梨のような、ミカンのような、ブドウのような……とにかく複雑でいろんな味わいが楽しめる実なんだ、オススメだよ~おふぅ」
「レインボーベリー……! それはぜひとも、育ててみたいですね♪」
有力情報ゲット! そうして美味しい食材が揃ったら、紫苑のお料理も、ずいぶんとグレードアップすることでしょう。
すっかり綺麗に整った畑を見回して、衛はきらきらと瞳を輝かせます。
「育ったら、どんな料理にしてもらおっかなー! わくわくするなぁ……早く芽でねえかなー、まだでねえかなー!」
その顔はまるっきり無邪気な子どものようで、仲間たちまでも思わず、にっこりにこにことしてしまうのでした。
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SF・ファンタジー
動物・自然
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20人
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20人
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シナリオガイド公開日
2016年11月29日
参加申し込みの期限
2016年12月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年12月06日 11時00分
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