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<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
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●九夜山エリア・歓談(1)●
【九夜山:頂上展望台】
再び時計の針を事件の発生時まで戻して、別の場所で進行していた出来事を見ていこう。シーサイドタウン、旧市街、星ヶ丘の各エリアで、三羽烏がもれいび狩りを始めた頃。この九夜山の頂上展望台からその様子を、優雅に眺めてくつろいでいる美女がいた。
この寒空の山の中で身に纏っているのは、濡羽色の豪奢な羽根マフラー1枚のみ。TPOとか全然わきまえない、人の姿になったクローネだ。
「ええっ! ここの望遠鏡、百円入れないと見れないのぉ〜?
ちょっとミッシェルちゃん、百円ちょうだい? ひゃくえん!」
「クローネちゃん、そんなお金も持ってないのん?」
「神様が小銭なんて持ち歩いてるワケないでしょ!」
イヤやっぱり、そんなに優雅でも寛いでもいなかった。頭に来て素足でげしげし望遠鏡に蹴りをかますそのヒステリックな姿は、とても神様のやることとは思えない……それでも彼女の声を聞いて、すぐにこの山に駆け付けた
ミッシェル・ナイスゲイ
は、何とかクローネのご機嫌を取ろうと、思い付く限りのヨイショをするのだ。
「そういえばクローネちゃん、バードサンクチュアリで
ホルスの右眼
を
手に入れたって聞いたわん! ホルスの右眼は太陽の象徴。
やっぱりクローネちゃんってば八咫烏(太陽神)じゃない〜」
と煽ててみたり。ちょろく機嫌を直した彼女から、気まぐれでチョコレートを貰えたりした。何だか妙にヘンな形をしたチョコだったけど、その件はまた後ほど。ミッシェルは喜んで、
「クローネちゃんからの友チョコね、 アタシ感激だわん!
お返ししたいから、ホワイトデーにはジオフロントに来てね♪」
「ああ、クローネ様、お久しぶりです!」
そこにやはりクローネに会うため、この展望台広場までやって来たのは
大天使 天吏
だ。いつもの山散策の途中、あの気に食わないテオの代わりに突然彼女の声が聞こえて、俄然テンションがアップ。嬉しそうに息を弾ませて、ここまで登ってきたのである。
「ふふ、それ、素敵なマフラーですね」
「あら天吏ちゃん、ありがと。気に入ってるのよ、これ〜」
クローネが首に巻き付けている猫を目ざとく見つけて、天吏の気分がさらに高揚する。その猫、つまり溺れたテオはぐったり気絶しており、目覚める気配もない。灰色の尻尾がテオ自身の首に結ばれ、完全にクローネの傍で拘束されている状態だ。
(ああ! ついにあのテオから、切り分けられた世界を乗っ取ったのですね!)
素早く状況を察して、その功績を言葉を尽くして褒め讃える天吏に、クローネも、
「ウフフ……ま、私が本気を出せば、まだまだこんなものじゃないけどねぇ〜」
と負けフラグみたいなことを言いながらも、とりあえず満更でもなさそう。親衛隊の三羽烏というのは、今回天吏も初めて耳にする鳥たちだったけど、クローネがもれいび狩りというゲームで彼らを競わせ、娯楽にしているのだと聞かされ、
「それではクローネ様、各地域の三羽烏が何匹もれいびを狩ったのか、
カウントするべきであると私は思います」
と点数のカウント係を、自ら名乗り出た。
「あら、そ〜ぉ? 望遠鏡も使えないし、じゃ、お願いしちゃおうかしら〜」
テオを奪い返しに、ここに他のもれいび達がやって来ることも考えられたので、天吏は彼女を守る騎士の役割も申し出て、これもすんなり受け入れられる。隣りでこの話を聞いていたミッシェルも同様に、
「じゃあアタシも、チョコの対価にクローネちゃんを守るわん!」
けれども、そのミッシェルが、
「でもね、クローネちゃん。今までみたいな直接的なやり方だと、
またもれいび達の妨害に遭って、痛い目を見るのは明らかよん」
と続けた所から、何だか雲行きが怪しくなってきた。
「えぇ……?」
「そうね、例えばアタシや、クローネちゃんがその姿で
もれいび達の攻撃に遭っているところを録画してネットにUPしたり、
マスコミや警察にリークして、力を持つ『もれいび』は
力を持たない『ひと』の脅威と植え付ければ良いんじゃない?」
これからは群集心理を利用した、間接的な方法へシフトするように提案して、
「モラル・パニックって怖いのよ〜ん」
とミッシェルは結ぶのだったが、その隣りで天吏が数歩、思わず後ずさった。目の前の美女から、凄まじい殺気を感じたからだ。スッと目を細めて、クローネがミッシェルに言う。
「つまり、何? あんた、この私がまた敗けるって言いたいのぉ?」
あらら……良かれと思ってした提案が、完全にクローネの不興を買ってしまったようだ。ミッシェルは
宗教法人クローネ教団
代表として、彼女を神として敬いつつ、その歪みを少しでも修正させようとしたのだけど。神様をコントロールできると考えたのは、どうやらちょっぴり行き過ぎた驕りだったのかもしれない。
「ナンカ取り込み中?」
そんなふうに場が一瞬ピリついた所に、そんな雰囲気にもてんで物怖じしない声がして。
3人が広場の入口の方を振り向くと、
獅子島 市子
がひらひら鷹揚に手を振りながら、こちらに向かって歩いてくる所だった。クローネの騎士役を申し出た天吏は、
(テオドロスを取り返しに来たもれいび?)
とすぐさま間に入って、彼女を守る位置取りをしたけど、市子の方は全く気にする様子もなく、クローネに向かってのんびり話し掛けた。
「や。ベツに邪魔する気はねんだけど……
(ちら)テオはマフラーで忙しいみてーだし、
あんたといっぺんハナシがしてみたくてさ」
どうやらテオを奪い返しに来たのではないみたいだ。ただ単に、世間バナシがしたいと言う市子に、さすがにクローネも眉をひそめて、この珍客の目的を問う。
「ん、くっちゃべる理由?
あんたのコトキライになるためかな。多分ね。
よく知りもしねー相手に、いきなりハラは立てられん性分なもんで」
ぬけぬけとそんなことを言う市子を、クローネが面白そうにまじまじ見返した。
「あら、ウフフ……気が合いそうね! 私たちぃ。
私もあんたのこと、嫌いになりそうな予感がしてならないわぁ〜」
2人、顔を見合わせて終始ニッコリ。市子が「まーまーそう言わずに」と続けて、
「話してみたら逆に好きになるかもよ?
ともかく座んなよ。マッパで突っ立ってたらさみーだろ。
なんならあたしの上着貸すけど?」
【九夜山:頂上展望台付近】
ところで天吏が予想したように、囚われのテオを助け出そうとするもれいび達は、すでにその何人かが、この展望台広場の近くにまでやって来ていた。クローネからは見えない木陰に身を潜めているのは、
雨寺 凛
、
握 利平
、
呉井 陽太
、
小山内 海
、そして
十文字 若菜
の5人だ。
この中では遅れて最後にやって来た、若菜を同じ木陰まで手招きして握が、
「おっ、やっぱり皆、すぐにここが分かったか。
バカとカラスは高い所が好きだもんなっ。
俺もとりあえず上の方に来てみて、正解だったぜ!」
この握も山での食材探し中、やはりクローネの声を聞いたのだった。一方で、同じ木陰に集まっていた仲間から、向こうの広場の方に視線を移した若菜は、「えっ、あれ誰!?」と全裸女を見付けてびっくり。
「若菜センパイ、あれがクローネだよ」
と人型のクローネとも交戦経験のある凛に、そう教えてもらって思わず、
「すっごい美人!?」
けれどもその首元にテオが巻かれているのを見て、若菜もすぐに表情を引き締めた。一方で凛の方は、もうとっくの昔に怒り心頭だ。
「クローネ、私の大好きな寝子島をめちゃくちゃにするなんて……絶対に許せないよ!」
ここに来るまでの山道からも、旧市街に落ちた観覧車や、星ヶ丘のホテルの火災は、はっきりと見えた。同じくその被害を目撃した握も、凛と同じく怒りを露わにして、
「そうだ! 俺の寝子島で好き勝手しやがって、クローネ許さねえ!」
「こないだの動物園の時の借りもあるからね、
もう二度とこんなことをさせないためにも
思いっきり痛い目に合わせてやるんだから!」
凛と握の2人はそんなふうに、今にも飛び出してクローネに殴り掛ろうとする勢いだったけど、ここまで冷静に広場の様子を観察していた呉井に、これを止められた。
「まま、凛ちゃんも利平君も、ちょーっと落ち着こうかねぃ」
先ほど出ていった市子がクローネと話をし始め、少し場の雰囲気が変わったことを敏感に察した呉井は、自分もあちらの歓談に混ざってくると言う。そして、凛と握の2人には、いつも持ち歩いてる粘土細工のニャッタ君とドリー氏を手渡した。
「クローネを上手く油断させてテオを奪還出来たら、ろっこんで合図を送るから。
チャンスが来るまで見つからないように、ここで隠れててねぃ」
「まあ、呉井さんがそう言うなら……」
「うん、分かったよ、陽太センパイ!」
握と凛の2人はそう言って、この木陰での待機に同意。
「あ、じゃあ私も呉井君と一緒に、広場の方に行こうかな。
最初から暴力はいけないから、何とかクローネの気を引いてみることにするよ」
一方で若菜の方は、呉井との同行を申し出て、そして他のメンバーにも事件の解決を誓う。
「他の所も大変だけど、元の世界に戻る為にもテオを起こさなきゃ。
皆で寝子島に帰ろう! 絶対に!」
『じゃあ わたしもいく』
また、皆の話を聞いていた海も、とりあえず呉井や若菜と一緒に広場の方へ行ってみることにした。ただこの海は、クローネについて、握や凛とはちょっぴり違った意見を持っている。
(クローネって結構寂しがり屋さんだよね)
海から見るとクローネはまるで、かまってほしくてやんちゃをしてる、子供みたいに思えてならないのだ。
(3匹の配下の鳥さん達……だっけ?
あの子たちも寂しかったから配下にしてあげたりとか。
テオのことも、実は結構気に入ってたりするんじゃないかな。
対等に話せる間柄っぽいし、ライバル……
とはちょっと違うかもだけど、そんな感じ?)
クローネに話し掛けて、直接そう聞いてみようか。そんなふうにも迷う海だったけど、あのプライドの高そうなクローネが、まともに答えてくれるかどうかは、ちょっと分からない。
ともかく、こうして呉井と若菜と海の3人が広場へ。凛と握の2人は、合図があるまでこのまま木陰で待機することになった。
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50人
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2016年10月01日
参加申し込みの期限
2016年10月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月08日 11時00分
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