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炎と再生のサンクチュアリ
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● 幕間/クローネの退場
離れた浮遊岩群の中にいても、フェニックスの復活が成ったことは、歓声と炎の色で分かった。
大天使 天吏
は黙ったまま、クローネに寄り添うように付き従う。
何を言っていいかわからなかった。彼女が何を考えているかもわからなかった。
天吏はただ、クローネのことを案じていた。
彼女の企みが阻まれて、傷ついているだろうかと考えていた。
だが、クローネはさばさばとしたものだった。
「あーあ。失敗しちゃったわ~」
茶化すような、それでいて、どこか安堵にも似た響き。
それを不思議に思いながら、天吏は静かに頭を垂れる。
「クローネ様。お役に立てなくてすみません」
「構わないわ。攪乱できたしあれはあれで楽しかったし。あは、それにこれ」
瓢が寄越した『ホルスの右眼』。今ではもうクローネも、瓢に別物を掴まされたと知っている。
しかしクローネはそのことを問題にしてはいなかった。
それどころか嬉しげに丸い硬質なそれを舌先で味わう。まるでアイスクリームでも舐めるかのように。
「これ、たいした土産だったわ。あの道化みたいな――瓢とかいう子。ホルスの左眼は月を、右眼は太陽を象徴しているって知ってたのかしら」
「太陽……ですか」
「そう。月は欠けたものが満ちることを意味する。だから復活の儀式には左眼が必要だったのね。右眼の方は太陽を意味する。太陽は恵みだけれど、その強烈な光は敵を焼き滅ぼすこともある。恵みの目であり滅びの目――これを手に入れられたのは僥倖よ。これは、きっとあたしの力になる」
くすくす笑ってホルスの右眼にキスをする。
クローネの機嫌は悪くない。天吏は自然と疑問を口にしていた。
「クローネ様は、お父様が嫌いなのですか?」
「さぁね……でも復活なんてして欲しくなかった。一度死んだアレが、あたしが知っている父と同じ父かどうかもわからないし」
「肉体と人格の同一性、ですか……?」
「そーいう難しい言葉は知らない。そもそも父は……ああ。なんて言っていいかわからないんだけどね」
「……」
「あたしねぇ、生まれた時から異端児だったの。みんな赤やオレンジでとってもきれい。尾の先なんか炎が灯っててね……。でも、あたしは真っ黒。親や兄弟や友だちに触れたくたって火傷しちゃうからできない。あたしだけできない。真っ白な世界であたしだけ黒いの。そりゃあ居心地悪かったわ。ねぇ、そんな状況なのに愛だとか正しさだとか語られたって、なんにもならないって、わかる?」
……わかる、気もした。
けれど、わかると言ってしまったらおこがましい気がして目を伏せた。
きっと、かつてクローネは父を愛していたのだろうと思う。友を愛していたときもあったのだろう。
けれどそれは歪んでしまった。――そんな気がした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
77人
参加キャラクター数
28人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月01日
参加申し込みの期限
2016年08月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年08月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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