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桜花寮の一室。
楢木 春彦
は窓を全開にしてシャツを摘まんだ。激しく前後に動かして風を送る。
「暑ぃなー。夏みたいだぜ……マジで夏なのか?」
本当に暑い。首筋に手を当てる。掌が汗で濡れていた。
「こうなりゃ、海で遊ぶか」
その案に気分は上向く。一人では盛り上がらないと考えて、早速、二人にメールを送ることにした。
朝の食器を洗い終えた
鴻上 彰尋
は軽く息を吐いた。
「今日は夏日なのか」
額に浮かんだ汗を手の甲で拭う。元気な足音が複数、耳に聞こえてきた。
――妹弟を連れて外に遊びに行くか。
その考えはあっさりと無視された。足音は素通りして玄関へと直行した。
彰尋は一人、取り残された形となった。そこにメールが届いた。
「楢木か」
『海、行こうぜー』
そのシンプルな文面に彰尋は笑みを浮かべた。
シグレ・ナイトウォーカー
は亜麻色のサマースーツを着て星ヶ丘寮から海を眺めていた。涼しげな顔のまま、胸中で愚痴を吐く。
――暑い。今、一月だよな?
いつからオーストラリアになったんだ、寝子島は。
ポケットに振動を受けた。春彦からのメールであった。内容は単純で、海に遊びに行きませんか、というような誘いであった。
「いいタイミングだ」
シグレは即、行動に移した。使用人に鉄板や網を用意させた。炭も十分な量を確保して寝子ヶ浜海岸に運ばせる。
「食材は俺と楢木で用意するか」
『場所は寝子ヶ浜海岸だ。BBQの食材を買う。ちょっと手伝え』
一度、文面に目を通して送信した。
春彦の元に二通のメールが届いた。
「二人とも、オッケーか。しかも、BBQ!」
シグレの提案に春彦は興奮した。
『シグレ先輩、荷物運びとか、力仕事は俺に任せてくださいっす』
メールを送信すると慌ただしくなる。膝丈の水着を穿いて黒のタンクトップを着た。白のパーカーを羽織り、ポケットにスマートフォンと小銭を突っ込んだ。
「おっと、そうだ。鴻上にもBBQ、伝えておくか」
新たにメールを送信すると、春彦はサンダルを履いて部屋を飛び出していった。
彰尋は自室で着替えを済ませた。無地のTシャツにサーフパンツを穿いた。そこに春彦から新たなメールが届いた。
『シグレ先輩が海でBBQやるって!』
「本当にシンプルだ」
笑う口元に手を当てる。真顔に戻った彰尋は少しの思案を交えて動き出した。
押入れからクーラーボックスを取り出す。中を軽くタオルで拭いた。ハンディータイプのカキ氷機を入れる。冷蔵庫にある氷の全てを容器に詰め込んで収めた。夏に使い残したカラフルなシロップ、ブルーハワイとイチゴを隙間に押し込んだ。
――日焼け止めも持っていくか。あとはアイスもいいな。行く途中で買うとしよう。
クーラーボックスを手に提げて彰尋は家を後にした。
春彦とシグレは洒落た外観のスーパーの前で落ち合った。
「シグレ先輩、ここに入るんっすか」
「そうだ。荷物持ちは頼んだぜ」
「それはいいっすけど」
春彦はちらりと上を見た。フランス語で書かれた店名が高級感を漂わせている。
「行くぞ」
シグレは颯爽と店に入っていく。その背に隠れるようにして春彦が続いた。
「これくらいはいるだろ」
ショッピングカートは二台。四つの買い物カゴを乗せて春彦に任せた。
「まずは野菜だ」
シグレは目に付いた野菜を適当にカゴに入れていく。あっという間に一つのカゴが埋まった。
「次は肉だ」
分厚いサーロインの肉を端から順番にカゴに収める。
「そ、そんなに買うんすかっ!?」
「何があるか、わからないだろう? お、あの肉も良さそうだぜ」
霜降りの肉を無造作にカゴに詰め込む。春彦は圧倒された。
「これくらいでいいか」
「これ以上は無理っす」
四つのカゴは山盛りの状態であった。
レジでは店員が驚きの顔で二人を迎えた。すぐに笑顔を取り戻し、商品のバーコードを読み取っていく。
デジタルの数字が瞬く間に膨れ上がる。
――ヤベェ、余裕で万越えてるって。
それとなくシグレに目をやると、気にしている様子は微塵も見られない。春彦の全身に震えが起こる。
その恐ろしさは店内だけで終わらない。春彦は二の腕を震わせて荷物を運んだ。身体が溶けるくらいの汗に塗れた。
「……先輩、マジ恐ェ」
「今日のBBQが楽しみだぜ」
シグレは上機嫌で先頭を歩いた。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月06日
参加申し込みの期限
2016年08月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年08月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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