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夏の寝子島
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猫鳴館の建て付けの悪い窓を全開にした。青い空の入道雲に向かって
後木 真央
は声を張り上げた。
「シーズンごとに夏日があってもいいのだ、寝子島の夏、褌の夏なのだ!」
胸にはサラシを巻いて褌姿で仁王立ちとなった。周囲の木々から蝉の声が聞こえてくる。真央は笑顔の身震いで走り出す。
ドアを開けて飛び出そうとしたところで思い止まった。
「このまま街に出たら、軽犯罪法違反で職質を受ける羽目になるのだ。
あんな体験
は一度でお腹いっぱいなのだ~」
すごすごと部屋に戻った。畳の上に転がっていたスマートフォンが軽快に鳴り始める。
「誰からのメールなのだ?」
拾い上げて目を通す。
「修ちゃんなのだ。海で泳いでBBQなのだ? すぐに行くのだ!」
真央は全力で部屋を飛び出していった。数分後、再び戻ってきた。
「おまわりさんホイホイに引っ掛かるところだったのだ」
サラシの上に陸上部のTシャツを着た。学校指定のジャージの上下で身を固めて駆け出した。
「時間がないのだ!」
真央は外に飛び出すと、半ば朽ちたような赤錆び塗れの自転車に跨り、全力でペダルを漕いだ。
一陣の風となって閑静な住宅街を突っ切り、星ヶ丘マリーナに到着した。落ち着いた雰囲気に似合う人々の姿に、緊張するのだ~、と小声で言って隅に自転車を止めた。
「真央、こっちだ」
テラス席にいた
八神 修
が手を振った。白のポロシャツにカーキ色の七分丈のズボンを穿いていた。丸いテーブルを挟んだ向かいには淡い水色のパーカーを着た
椿 美咲紀
がにっこりと微笑んでいる。空いた席の一つにはドーナツ型の浮き輪が置かれていた。
「修ちゃん、美咲紀ちゃん、お招きありがとなのだ♪」
真央は駆け寄り、空いた席の一つに座った。
「そうだ、真央は朝食を食べてきたのか」
「あ、そう言えばまだなのだ」
急に思い出したという風に真央は腹部を撫でた。
「そうか。ここで軽く食べていくのもいいな。何か希望はあるかい?」
「真央ちゃんはおむすびがいいのだ。具がいっぱい詰まった特大おむすびを希望するのだ」
具体的に手で示す。真央の顔くらいの大きさに修は困ったように笑う。
「そんな真央ちゃんに朗報なのです」
美咲紀はテーブルの下から丸く膨らんだ袋を取り出した。中を開けると各種の菓子がぎっしりと詰まっていた。
「お菓子がいっぱいなのだ!」
「食べると心もいっぱいで幸せ気分になれるのです!」
熱い会話の最中、修が注文した一品が運ばれてきた。真央の希望通り、ご飯の量は多い。それに比例して具が食み出していた。
「おむすびではないのだ~。ライスバーガーなのだ~」
「メニューになかったんだ。いらないのなら」
「でも、食べるのだ♪」
真央は供えられたナイフとフォークを使って食べ始めた。その笑顔に修は表情を緩めた。
「本日はお誘い頂き、ありがとうございます」
水色のパーカーにホットパンツ姿で現れたのは
常闇 月
であった。肩にはザックを引っ掛けている。気配を殺して近づいたのか。声を掛けられるまで誰も存在に気付かなかった。
「常闇、よくきてくれた。何か食べるかい」
修の声に月は断りの意味で掌を見せた。
「私は食べてきましたので、ご心配なく」
全員が揃った。真央が食べ終わるのを待って一同は速やかに移動した。
先頭に立った修が係留されている一艘を指差した。
「このクルーザーで海を満喫する予定だ。トイレやシャワー、キャビンも完備されている。BBQに必要な物の積み込みも終わっているので、いつでも出航できる」
待っていたかのようにクルーザーの後部ドアが開いた。中から凛としたスーツ姿の女性が現れた。一同に向かって深々と一礼をする。
「俺の使用人で、今日はキャプテンだ」
「シュー君も免許を持っていたと思ったのですが」
美咲紀はポニーテールを振って言った。
「俺も二級小型船舶なら持っているが、年齢制限のせいで五トン未満の小さな船しか操縦できないんだ。十八才になれば、自動的に二十トン未満までは乗れるようになるんだけどな」
修は気恥ずかしい笑みを浮かべた。遣り取りを見ていた真央は目を丸くした。
「……やべぇのだ。ブルジョワすぎて会話に入っていけないのだ」
早口の小声で身体まで丸くなる。その隣には月がいた。乏しい表情でクルーザーを眺めていた。
「立派な船です」
「俺の所有物ではないよ。ただのレンタルだ」
「……クルーザーをレンタルとは、お見逸れいたしました」
畏まる月の横で真央の早口の小声が止まらない。
「やべぇのだ。クルーザーのレンタルの値段が全く想像できないのだ。猫のおやつのカリカリ何年分なのだ? トドメはBBQなのだ。真央ちゃんは失意体前屈を余儀なくされるのだ~」
真央は花が萎れるように上体を前に倒し、一気に頭を撥ね上げた。
「それがどうしたなのだ。初体験どんと来いなのだ!」
修は各々の反応を楽しむような目で見て、行こうか、と口にした。
全員の表情が明るくなった。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月06日
参加申し込みの期限
2016年08月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年08月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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