this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
MFS! ~あるいは全ての表現者に捧ぐ、夜半過ぎのTVショウ
<< もどる
1
…
11
12
13
14
15
…
70
つぎへ >>
『潜入! 大日本モコヌ教に、終末の光を見た!』(3)
「モコヌさま、可愛いねぇ♪」
にぱー! っと
曖浜 瑠樹
は、純粋無垢なまぶしい笑顔。信者たちはすっかり感心した様子で、
「この歳でモコヌ様の魅力が分かるなんて、優秀なお子さんだわねー!」
「よしよし、おじさんたちと一緒に、モコヌ様へお祈りを捧げようか。やり方は分かるかな?」
「うんっ、見てたから分かるよぉ」
「よしよし、では一緒にね。ああモコヌ様、モコヌ様……」
「「「モコヌさまあ~~~っ」」」
ぺこぺこ、大仰に身体を投げ出してのお辞儀やら、一心に手を合わせてのお祈りやらに合わせて、瑠樹が信者たちの気を引いてくれている間に。
すすすすす、と文字通りに
黒崎 俊介
の懐へ潜り込んだ
ミッシェル・ナイスゲイ
は、モコヌ様にのめり込むあまり目をひん剥いた彼がイマイチ正気でないのをいいことに、ぴったりと寄り添いながら尋ねます。
「んもう! 俊介ちゃんったらこんなにイケメンで素敵なのに、何を思い悩んでいるの? 良かったらアタシに、悩みごと。話してくれる?」
「やあ、聞いてくれるのかい? 君は親切な人だね。僕はいつも他人に気付いてもらえなくて、生徒にまで顔を覚えてもらえなくて、あげくに名前まで間違えられる始末で……」
とまぁ、彼としてはかなり切羽詰まった悩みであるようで、とくとくと語り始めた黒崎先生の言葉に、ミッシェルは逐一うん、うんと真摯にうなずきながら、真剣な面持ちで聞き入っています。
少なくとも、表向きには。その心中にはもちろん、
(モコヌも良いけど、クローネちゃんのほうがずっと美人で素敵なんだから。俊介ちゃんを助け出したら、
宗教法人クローネ教団
に改宗させちゃおうかしらん♪ ぐっふふふ……)
こんな思惑がありましたけれど。ほくそ笑む彼の真意に、目ん玉ひん剥き先生が気付く様子はありません。
そんな風に、先生を説得? するミッシェル。彼を援護するため、信者たちの目を惹き付ける瑠樹。
白装束の集団が拝み倒しているのは、ふさふさピンク色の毛並みが愛らしい、MOCONU。
「なぜ……まだ、動いているのかしら」
ぽつり。普段は押し隠している、様々な感情が入り混じった
神野 美野梨
の言葉に、
水上 桜
が怪訝そうに彼女を振り返り、
「なぜ、ってどういうこと? モコヌが動いてたら、まずいことでもあるの?」
「彼らに定められた使用期限は、一週間なんだ」
旅鴉 月詠
が、横から美野梨のつぶやきを補います。
そう。月詠にしろ美野梨にしろ、以前にモコヌと触れ合うことができたのは、たったの一週間だけ。彼らはそれ以降、ぴくりとも動くことは無かったのです。
なら、あのピンクのモコヌは?
「その話が本当だとすると……この宗教団体」
仙藤 紫
の告げた言葉が、彼女らの疑問を裏打ちしていました。
「この信者の数からして、活動を始めたのは少なく見積もっても、数か月は前からでしょうね。つまり……」
もちろん、美野梨や月詠とて、モコヌについての全てを知っているわけではありません。けれど、これがあの番組の続きなのだとしたら、さしたる理由もなく、提示されたルールが捻じ曲げられるとも思えません。
紫は、断言します。
「この教団には、何か、秘密がある」
明るい信者たちの顔、教祖の語る希望に満ちた教義の裏に、後ろ暗い闇が。今やその予感は、確信へと変わりつつありました。
一匹の蜘蛛が糸を引き、するすると暗い地下へと降りていきます。蜘蛛は長い廊下に人気が無いことを確認すると、するするすると床板の上へ下り立ち、灯るロウソクの頼りなげな灯りの中へと、
鎌八 まもる
の姿を取り戻しました。
「よっと、侵入成功、さすがオレ。さーて、さらつやポニテのためにも一仕事こなすとするか……」
「……ひいいいいっ!!」
廊下の向こうから聞こえた、つんざくような悲鳴。教団の裏側に横たわる闇は、この場にあってあえて探すまでもなく、まもるの前へ姿を現し始めていました。
足音を殺し、息を潜めながら声をたどり。閉じられた木製の扉の前で、まもるは耳をそばだてます。
「あれほど! 入ってはならんと! 言っておいたでしょう! それなのに、あなたは! お前は、あの部屋に!」
「が、い、痛っ……やめ、やめてください……出来心だったんです! まさかあんなものが……ッぎ、おっお許しを、がああ! お願いです、教祖様……っ!!」
(……おいおい。穏やかじゃないな)
教祖様。確かにそう聞こえました。白装束たちの中でもひときわ豪奢な衣装を身に着けた、あの壮年の男のことでしょう……それに中からは、がん、がつんと、しきりに何かを殴打する音も。中で行われている行為に、まもるの想像が及ばないわけもありません。
「ゆ、許して、許してくださ……」
「心配はいりませんよ。安心なさい。この苦痛も、あなたの罪も、やがてモコヌ様が、極楽のように美しい記憶へと変えてくれますからね……くふふふふ」
「い、いやだ、やめ……うッ、がああああああ」
「っ!?」
まもるが不意に、はっとして振り向くと。そこにはみっつの人影が佇んでおり、彼はとっさに身構えたものの、
「そっちも教団の秘密を暴きに来たんだろう。味方だよ」
立っていたのはスマートフォンのカメラを構えた
八神 修
に、しい、と唇に指を立てた
椿 美咲紀
。警戒の眼差しを周囲へ投げる、
常闇 月
の三人でした。まもるは、ほっ、と安堵。
「何だ、おどかすなよー」
「大声で挨拶するわけにもいきませんからね。それより、あれが例の、開かずの部屋のようです」
月が指差した先。ロウソクの炎もなく、廊下の奥の吸い込まれそうな闇の向こうに、その扉はありました。
かけられている大きな鋼鉄製の南京錠を見て、
「ここは、シュー君の出番ですね!」
「ああ、任せろ」
修がろっこんで、堅牢そうな鍵をいとも簡単にばらばらの部品へ分解してしまうと、さっそくまもるが扉へ手をかけ、ゆっくりと、慎重に開きます。
蝶番がきいきいと騒ぐ音が、やけに大きく、やかましく聞こえて。
「!! こ…………っ、これ、は」
やがて彼らは、目にしました。
教団に秘められた、隠された闇を。
【
91%
vs
9%
】
<< もどる
1
…
11
12
13
14
15
…
70
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
MFS! ~あるいは全ての表現者に捧ぐ、夜半過ぎのTVショウ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
81人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年07月23日
参加申し込みの期限
2016年07月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年07月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!