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【星幽塔】第一階層 サジタリオ城攻略戦
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【宝箱と暗い牢屋】
その頃、奇襲組は城内への侵入を完了し、中庭まであと少しというところに辿りついていた。
だが、
「みんな気をつけて。見張りがいるわ。それもかなりの数と種類……」
声を落して、
水上 桜
が言ったのを聞いて、ほかの面々もみなそちらの方を覗き込んだ。
「本当だ。ゴブリンとガルムだけならなんとかなるけど、ガーゴイルまでいるのは厄介だなぁ……」
眠たげな目を鋭く細めて、
日暮 ねむる
が言った。
「あまり無駄な体力は消耗したくないけど、ここはやむをえないようだね……」
と、
サキリ・デイジーカッター
もマチェットの柄を握る手に力を込める。
と、そのとき、あたりの気配を探っていた
恵御納 夏朝
が「あっ……」と小さく声を上げた。
「……みんな待って。あっちに誰か運ばれていく……!」
「「「「……!?」」」」
一行の視線が、夏朝の指差した方へ向けられる。
その先には、一体のガーゴイルの脇に抱えられた旅人装束を来た少女――
大天使 天吏
の姿があった。
「……あれは、天吏ちゃん?」
と、眉を動かして見せたのは
志波 武道
だった。武道は人狼ゲームで、天吏と面識があった。
「……あの子もこっちに来てたのか。この距離から、瓦礫をぶつければ助けられるカナ……?」
武道は思案顔で考える。
知り合いの姿を見てしまった以上、見なかったフリをするという選択は武道には取れそうになかった。
「……待って、志波先輩。あっちには僕が行くよ」
夏朝が武道を手で制するようにしながら、そう言った。
「僕には星の力(盗人)があるし、牢屋に捕まっている人がいたら助けてあげることもできると思う」
「むー。じゃあ、俺も恵御納と一緒に行くよ。女の子一人で行かせるのもアレだし。万が一、ガーゴイルに眠らされそうになったら、俺が水ぶっかけて起こしてやるよ」
見た目には同じ女の子にしか見えない
来島 アカリ
の言葉は期せずして一行を少し和ませた。
「では、私も同行しましょう。牢屋には侵入者を阻む罠がつきもの。壁や床などにいたずらに手を触れないように慎重に参りましょう」
と、
都府楼 暦
も夏朝とアカリに同行することを決めた。
そして、夏朝、アカリ、暦の三人は互いに頷き合うと、天吏を連れたガーゴイルの後を追い始める。
「よし。それじゃあ私達も行きましょう。まず私が矢を射かけるから、それで敵に動揺が走ったら、一気に接近して畳み掛けて」
桜の言葉に、ねむる、サキリ、武道の三人が頷く。
「……それじゃあ、行くわよ?」
桜がクロスボウの狙いを定め、力強く弦を引く。
シュッと風を裂く音ともに最初の矢が放たれた刹那、
『!?!?!?』
動揺の走る魔物の群れのもとへ、三人のもれいび達が駆けだした――。
* * *
大天使 天吏
は気絶をするフリが上手かった。
(……意外とバレないものね)
天吏はサジタリオ城地下の牢屋の一室に放り込まれると、ガーゴイルが去っていたのを確認してからのっそりと身を起こした。
(さて、城の内部に入れたはいいけれど……)
天吏は存外あっさりと城の内部に入り込めたことに驚きつつ、さて、ここからどうやって出たものかと思案に耽る。
(まずはここに運ばれる間に空から俯瞰した城の情報を地図に書き足しておこうかしら……)
天吏は、今も瞼の裏に焼き付いている、空から見たサジタリオ城の情報を地図に書き足していった。
と、そのとき。
「あら……?」
天吏は何やら外の方が騒がしいことに気づいた。
* * *
恵御納 夏朝
と
来島 アカリ
、そして
都府楼 暦
は一瞬で見つかっていた。
「なあ、ちょっと見つかるの早過ぎねっ……!?」
「……ですから、あれほど罠には気をつけてと言いましたのに」
「……ごめん。ちょっと宝箱を見たら、
盗人の血が騒いで……
」
というのも、星の力(盗人)を体内に宿した夏朝がうっかり宝箱を開けたところ罠(警報作動型)だったというお約束展開が原因だった。
「……でも、幸い敵の数は少ないから、この程度なら戦えるッ!」
気を取り直して、キリッと唇を引き結んだ夏朝は手甲に内蔵した肉球戦輪を射出して、中近距離から見張りのゴブリンにぶつけてまわる。
「むー……! よし、俺もやるぞー!」
と、アカリも星の力(魔水)が実体化した杖を振りかざして、水をぶつけて夏朝を援護する。
「見つかった以上は戦うしかありませんね……!」
暦もまた仲間とタイミングをあわせて、星の力(魔土)が実体化した杖を振りかざして、土つぶてを敵にぶつけていく。
夏朝は、アカリと暦がサポートしてくれているうちに、星の力(盗人)を駆使して、牢に掴まっている人を助けていく。
そのうちに、夏朝は
大天使 天吏
が捕まっている牢屋にも行き着いて、その鍵を開けた。
「……もう大丈夫だよ。さあ、僕達と一緒に外へ」
「……ええ。どうもありがとう」
天吏は丁寧に頭を下げると、ゆっくりと牢の外へ足を踏み出そうとした。
と、そのとき。
『くぁwせdrftgy
ふじこ
lp!!!』
異変に気づいて取って返したらしきガーゴイルが例のあの呪文を夏朝と天吏に向かって唱えた。
「……っ、しまった……」
「……なにかしら……なんだか眠たく……」
夏朝と天吏の二人に強烈な睡魔が襲い掛かる。
「む……。あれが噂の眠りの呪文ですか……。やっかいですね……」
ローブを目深に被っていたせいか、ガーゴイルの呪文の難を逃れた暦が星の力(魔土)で一時的にガーゴイルを遠ざける。
だが、すでに夏朝と天吏には呪文の効果が浸透し、二人は今にもその場で眠りそうに――。
「……させるかっ!」
と、そこでアカリが杖を振りかざし、そんな二人に
思いっきり水をぶっかけた。
(あ……。やべ……。勢い良く出し過ぎた……!)
アカリは焦ったが、時すでに遅し。
「「…………」」
濡れ鼠になった二人の美少女は、目こそ覚ましていたものの、濡れたり、透けたりになった自分の姿に一瞬呆然としてしまっていた。
「……っ、ご、ごめんっ……。まだちょっと力の加減が――っ!?」
次の瞬間、ハイライトの消えた瞳になった夏朝の手甲がアカリの方へ向けられる。
(……や、殺られるっ!?)
と、アカリは一瞬思ったものだが、夏朝が狙っていたのは、アカリのすぐ背後まで迫っていたガーゴイルだった。
『!?』
次の瞬間、アカリの背後にいたガーゴイルは肉球型戦輪に首を掻き切られて死んでいた。
「……!?」
アカリは一瞬何が起きたのか、わからず目を白黒させていた。
ただ、
「……よかった。危ないところだったね。え? 濡れ透け? やだなぁ、そんなことでキレるわけないじゃないか」
「……そうね。むしろあやうく眠らされるところを助けてもらって、感謝しないといけないわね」
と、ニッコリとてもいい笑顔(with返り血)で言った二人の顔に、
「「……!?」」
アカリは寿命が十年ぐらい縮む思いがし、無関係であったはずの暦も血が凍える思いがしたという。
ともあれ、無事に(無事に?)脱出と捕らわれた人々の救出を終えたその4人は一路――竜の待つ中庭へと進路を戻すのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月28日
参加申し込みの期限
2016年06月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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