this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【星幽塔】第一階層 サジタリオ城攻略戦
<< もどる
1
…
14
15
16
17
18
【epilogue】
「……ふぅっ。なんとか終わった……のかな?」
十文字 若菜
はついに動かなくなった竜の姿を見て、ふぅと深く放念の息を吐いた。
しかし、彼女にはまだやるべきことが残っていた。
(……っと、そうだった。戦いで怪我した人を回復してあげなきゃ……)
ほっとしたのも束の間、若菜は慌てて中庭を駆けまわりはじめる。
「みなさん、ありがとうございます。みなさんのおかげで、空は元通りになり、悪しき竜から城を取り戻すことができました」
フランチェスカがやりきったような笑顔を浮かべて、協力者達に頭を下げた。
竜の倒された中庭では、竜の代わりに火が灯されたオーブによって出現した巨大な扉が鎮座していた。竜の死骸は現在中庭の隅に移動させられているが、のちにフランチェスカの指示で然るべき処置がなされるだろう。
詳しくはステラに話を聞いてみないとわからないだろうが、これで次の階層へと進むことができるようになったのだろう。
「私にはあの扉のことはよくわかりませんが、貴方達ならいつでもこの城と城下町に来てもらって構いません。街の人々もきっと貴方達を歓迎するはずです」
こうして、彼らは城下町を星幽塔内での活動拠点とすることができるようになった。
「それから、もし私達に何かできることがあれば遠慮なく言ってください。我々はできる限りの協力を惜しまないつもりです」
フランチェスカによれば城下町には今後の冒険に役立ちそうな施設や店舗がたくさんあるという。
それらの全てを、今後も自由に活用してくれていいと言った。
「じつは俺達はもうちょっとした店を準備してるんだ」
と言ったのは
来島 アカリ
だ。
「日暮と城下町で宿屋をやってるんだ。ほかの宿泊客と情報交換もできるし、飯もうまい。もちろん友人・知人のお客にはサービスするぜ!」
商売っ気たっぷりに店をアピールするアカリはもう立派なRPGに出てくる城下町のNPCのようだった。
「ちなみに宿屋では僕のろっこんブーストも売りにしてるから。何か大事な用事があるときはぜひ活用してね」
と、日暮もしっかり宣伝をする。
「あ、それじゃあ私達も宣伝させてくださーい」
と挙手したのは
屋敷野 梢
だった。
「えーと、じつは私も壬生先輩と一緒に城下町でベーカリーを開こうと思ってたりしまーす」
「うちの自慢はおいしいクッキーとハーブティーだよ~」
と、
壬生 由貴奈
も眠たげに宣伝する。
「日暮んとこの宿屋は俺も顔出したけど、なかなかいい感じだったぜ。ま、一人、うっさい従業員がいるけどな」
と、ちらりとアカリの方を見ながら言ったのは
獅子目 悠月
である。
「……は? 誰がうっさいって?」
「別に誰とも言ってないし。もしも来島に思い当たるフシがあるならそいつなんじゃないか?」
一瞬にして、アカリと悠月が火花を散らすが、これはクラスメイトでありケンカ友達でもある彼らにとっては一つのお約束の展開だった。
ただ今回いつもと違うことがあるとすれば――。
「ふふ。獅子目さん、お友達と話すときはそういう喋り方をするんですね」
「……え? あ、いや、その、こいつは友達っていうか……」
ここは寝子高の1年8組の教室ではなく、その場にはフランチェスカという第三者がいたことだ。
「むー……? 何、なんで、お前、そんな領主様と親しげなわけ?」
「……来島には関係ねーだろ」
「二人とも仲がいいんですね」
「別によくないし!」「別によくないですから!」
二人同時に突っ込む姿は、なるほど、確かに傍目には数年来の親友同士に見えたという。
* * *
龍目 豪
は探検部の部長として、街をふらふらと探検していた。
「すげーなー。本当にRPGの世界みたいだ。これは街の外も探検してみたくなるな……」
あるいは、そこにはもっとこの塔の秘密に迫る何かが隠されているのかもしれない。
そう思うと、探検部の部長として胸が高鳴る思いがする豪なのであった。
* * *
「……特に身体に変化はないようですね」
エレノア・エインズワース
は竜の亡骸から目玉をナイフで抉り取り、それを食べて何らかの変化が起きないか実験していた。
(……つまらない、と言いたいところですが、実際に食べられただけマシかもしれません。神魂生命は倒しても消えるだけで、何も得られるものはありませんから……)
そんなことを考えていると、向こうから
サキリ・デイジーカッター
が傷ついた武器を手に、竜の死骸に近づいてきた。
「おや、サキリさん。先刻はお疲れ様でした。結構な戦いぶりでしたね」
「……エインズワースか。君の活躍も伝え聞いてるよ」
「それは光栄です。サキリさんも竜の目玉を食べに?」
「……え? いや、僕は武器に使えそうな素材をはぎ取りにきたんだけど」
「そうでしたか」
にっこりと笑って、去っていくエレノアの姿をサキリは見送る。
「……竜の目玉? 食べる? 僕『も』……?」
何か今凄く怖いことを言っていた気がしたが、サキリはそれ以上は考えないようにした。
* * *
それから、
八神 修
も竜の素材を一部持ち帰りにやってきた。
(調べれば、この塔について何かわかるかもしれんからな)
修は適宜それらをポケットに詰めると、情報を聞き出すべくステラを探すことにした。
* * *
大天使 天吏
は空を見ていた。
「やはりこちらの空も綺麗ね」
そのことに、天吏はホッとしていた。
空は天吏が大好きな、鳥達の領域だからだ。
「そういえば、こちらにも鳥さんはいるのかしら?」
まだこちらで鳥を見かけたことがない。
もしも、鳥が存在するなら会ってみたい。
そう考えると、少しだけまたこちらに呼ばれる楽しみが増える。
そんな気がする天吏なのだった。
* * *
そうして、サジタリオ城には竜が現れる以前の平和な状態に戻った。
街はかつての活気を取り戻し、フランチェスカはその後も人々から愛される領主であり続けることだろう。
ただ一つ以前と違うことがあるとすれば、その頃から時折酒場の方で
「とりあえず生中なのーーー!」
という幼女の声が聞こえるようなったとかなかったとか言うことだった。
〔了〕
<< もどる
1
…
14
15
16
17
18
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
水月 鏡花
ファンレターはマスターページから!
というわけで、お疲れ様でした。MSの水月 鏡花です。
そんなこんなで星幽塔の第一話でした。
皆様の活躍により、新しい階層への扉も開かれ、第一階層には平和な街と美しい空が取り戻されました。本当にお疲れ様でした。
今後はこのサジタリオ城城下町を拠点に、ガンガン上の階層を攻略して頂ければと思います。フランちゃんもみなさんを応援してます。
今回はだいたいそんな感じ。
今回もここまで読んで頂いてありがとうございました。
それではまたどこかのあとがきでお会いできることを祈って。
水月 鏡花
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【星幽塔】第一階層 サジタリオ城攻略戦
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月28日
参加申し込みの期限
2016年06月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!